マラソンって応援でも面白い!と、はじめて思えた話。

ランニングというか、マラソンのテレビ中継を見るのって、一般の人にとってハードル高くないですか?(精神的な。)

画面はずっと走っているだけ。追い抜きとか展開があっても一瞬で終わる。しかもよく見逃す。チャンネル変えたいTV番組、不動のNo.1(すいません。)

あれ?なんでこんなに興味を惹かれないのだろう?

推察するに、ボールが飛び交うわけでもなく、チームで動きがあるわけでもなく、ひたすら孤独に走っているスポーツ。ゆえに時間も長い割にコロコロ展開が変わるわけでもない。ゲーム性も希薄だ。

結果として、マラソンという競技は「体験」していないと競技自体をリアルに感じることができないのかな?と思う。応援でもよいので「体験していること」がキーファクターなのかな。

でも、マラソン応援したことあります??ランナーじゃないのにマラソン応援するってどんなシチュエーションだろう?

[1]家族が参加(能動的) [2]会社で参加(受動的)

他も考えてみよう。

友達が参加するからって応援まで行く?微妙だなぁ。ファンとして行くとか?誰か見たい選手がいるとか?これも微妙。かつての高橋尚子さん(Qちゃん)とかなら?でもアイドル的なランナー少ない気がする。ランナーサークル仲間の応援とか?そもそも一般人ではないよね。前述の[1]はともかく[2]は最高にツマラナイ。恐らく。

こんな感じであまり一般の方が見に来るシチュエーションが想像できない。例えば野球なら、仕事帰りにみんなでナイター見ようぜ!みたいな事もあるだろう。けど、そもそもマラソンって、しょっちゅうやってないじゃん。

そんなことを考えていた中で、はじめてマラソン応援に行った。

とある女の子が(じつは会社のクビをかけて)フルマラソン完走にチャレンジする。その応援。

クビというと語弊があるかもしれないけど。まぁ本人たちの都合で偶然にもそんな背景があった。本人もクビは嫌だからマラソン走るぜ!みたいな。罰ゲームかよ、と。まぁそこは重要じゃなくて。そんな背景があるなら応援するぜ!ということで、はじめて応援にいきました。

普通マラソンってスタートで応援したら、次会うのはゴールですよね。沿道で応援してもよいけど、選手に並走なんて普通できないと思う。でも、そのマラソン大会はそこそこマイナー(失礼)なので、色々ゆるくて選手の近くまで応援に行けちゃう。コースが直線的ではないのでショートカットで移動すれば都度応援ポイントに間に合う!そうするとポイントごとに応援したい気になっちゃうじゃないですか!頑張って歩きましたよ。マジで20kmくらい歩いた(半分走った)気がする。

するとポイントごとに、段々と疲弊するランナーを見るわけです。

コレやばい。頑張りが伝わりすぎて涙腺がやばい。泣ける。もう最後40km付近とか応援しながら一緒に走ったりして。素晴らしくドラマチックなゴールが見れました。

そんな応援体験をしてしまったので、次からマラソン番組を視聴すると「見る角度」が違ってくると思う。ランナー個人のドラマを想像できるから。

ただこれは特殊な例。ここまで幸運な?応援体験はなかなか出来ないと思う。

でも一般化して言うならば、ランナーに「共感」できるか。

観戦に必要なのはこの点なのかなと思っている。そんなことで、是非一度マラソン応援行ってみるのも良いと思う。マラソン番組が面白くなるかもよ?

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