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30Minutes to Mars機体解説3「ポルタノヴァ アドニス機」

ポルタノヴァ アドニス機

バイロン火星方面軍、星遺物回収大隊に所属するアドニス・ドライブ少佐の駆るポルタノヴァ改修機。

指揮官特権としてパーソナルカラーに改められた他、一般的なポルタノヴァとの主な相違点は指揮能力向上の為に備えられた頭部のブレード型アンテナ、両肩のバインダーシールド、推進力を大幅に強化した専用バックパック等。

これら兵装はアドニスの主戦場である、空での戦闘を想定したものだ。
大推力での飛行時には、先鋭的なアンテナ形状や可動式のシールドにより、常に最適な空力バランスが保たれるよう設計されている。

一説にはこれら装備すべてが、アーティファクトを解析したバイロン軍技術班の作成したレプリカだとも言われている。
事実、毎日のように未知の兵器が飛び交う火星の戦場は新兵器のデータ収集に事欠かない環境である事が、その説の信憑性を増している。

アドニス当人にしてみれば、その出自がどうであれ彼の大切な「教え子」達を守るための純粋な戦力として捉えており、愛機と共に火星の空を翔ける姿は、今日も部隊の者たちから尊敬と信頼の眼差しを集めている。


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