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2月、帰り支度のサーファー、犬、女子高生、夕陽、磯の浦海水浴場

2018年が終わってから2ヶ月ぐらいたった頃の夕方

僕は2ヶ月前に買ったMAVIC AIR を手に、和歌山県の磯の浦海水浴場というところに来ていた。

そこは、大阪市内から車で1時間半ぐらい、電車でも同じくらいで来ることが出来る、関西では比較的交通の便が良いサーファーが多く集まる砂浜だ。


僕はドローンをどこで飛ばしていいのか、国土地理院の地図やソラパスというWEBサービスで調べ、わからなければ役所に電話して質問をし、自分で飛行場所を探して飛ばし歩いていた。

その海水浴場の名前は以前から知っていた。
僕はサーフィンをしないけれど、友達がそこで波乗りをしていたからだ。

あるとき、和歌山市役所に電話をして磯の浦海水浴場がドローン禁止区域じゃないか、飛行許可の確認をおこなった。当時の法律では土地管理者の許可が必要だったのだ。

担当者の方は丁寧に説明してくれた後、「細かいことは現地に委託している民間の会社さんに聞いてから調整してくださいね」と言って電話を切った。

当時の僕は、直前に迫った公認指導員講習に向けて、40時間以上の飛行時間を求められているところで、毎日室内で飛ばしたり、出勤前の朝練と称して近くに飛ばしに行ったりしていた。もう毎日ドローン漬けの日々だった。

朝練は西宮市にある甲子園浜の反対側、海側に開けた場所があり、釣り人もたくさんいて地図上ではDIDにも入っておらず人もいないため、ドローンの練習場所としてはぴったりなところで、よくそこを練習場所として使っていた。

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注:ちなみに、現在この場所は飛行禁止である。もっと言うと当時も禁止だったようだがどこにも書いてないのでわからなかった。ちなみに航空法上は問題ないが、港湾関係で立ち入り禁止だったと後日担当者さんと話をして知った。ごめんなさい。
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その日たまたま仕事場に車で来ていた僕は、午後、磯の浦海水浴場に出かけることにした。もしかしたら海に沈む夕日が撮れるかもしれない、と思って。

阪神高速に乗り湾岸線を走り、関西空港の手前で降りる。
そこから和歌山行きのバイパスに乗って40分ぐらい走ると磯の浦だ。

やばい、もう少しで日が沈む。暮れかけた日差しに焦る。

僕は急いで支度をし、MAVIC AIR を飛び立たせた。

砂浜にはカップル、学校帰りの女子高生数人、そしてサーファーが2,3人。
帰り支度をしながら僕のドローンをずっと見ていた。

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それからずっとここで練習をしている。僕のホームである。

映像をblogの方にアップしました。
noteには動画はアップできないので、もしよかったらドローンで撮影した映像でも見てやってください。


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