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空撮は遠い日の花火ではない(ちょっと上手く撮るテクニック的なサムシング)

僕は、カメラの扱い方を知りません。

あの、手に持ってファインダーを目にくっつけるようにして両手で抱え、ベルトを付けて首にかけ、なんかすごそうなクリエイターオーラを漂わせ黒の服に身を包んで、武器みたいな重くて長い筒を持ってカシャカシャやっている姿がかっこいい、あのカメラです。

ドローンのカメラはとても優秀なので、飛ばすことさえ出来たら誰でもきれいな映像が撮れます。何回か撮影して編集してたら慣れてきますので、そこそこ上手く見せることも可能です。だいたい、空から撮影したらなんでもきれいに写るんです。写ってるでしょ?そういうもんです。

僕はドローンスクールの講師という仕事をしていますが、ドローンスクールで空撮業務の看板を掲げているところは多いです。ただ、僕は空撮業務の看板を掲げてません。最初は公認指導員の資格を取るために空撮していたのですが(飛行時間の関係)、やってるうちに面白くなってきちゃいまして、きれいな風景と撮影方法をいろいろ考えるようになってきました。

ところで、空撮をいろいろやっててわかったことがひとつだけあります。
それは、「空撮の飛行方法に、そんなに多くのバリエーションはない」ということです。もちろん素人が話すことなので、プロの空撮オペレーターから見たら「け、何言うてんねん。そんな簡単なもんちゃうぞ。なめんなよ。」なんでしょうが、まぁちょっとだけ聞いてださい。


ドローン初心者でも上手く見える映像を撮影する方法

空撮にはパターンがあります。

ドローンの動きはエレベーター、スロットル、エルロン、ラダー、この4つです。なので基本的に動きのある映像を撮影するとなると、この4つの組み合わせになります。そしてこれにプラスして、ジンバルが動く上下方向をドローンの動きと組み合わせることによって、ドローン映像を作ります。

動き方は決まってくるんだけど、今度は画面の中でどんな効果をもたせて、どんなアクションをつけるかっていうのは、結構インスピレーションというか感覚的な(アーティスティックな)ことだと思うので、人それぞれのセンスに分かれるところです。

僕の経験上、以下のポイントを最低限気をつけることで、随分と映像のクオリティが上がると思いますので、シェアしたいと思います。


最低限、これだけやればドローン映像が上手く見えるテクニック

むやみやたらにカメラを動かさない(撮るときは一気に)

ちょっと進んではモニターをヒョコ、また進んではヒョコって動かす人がいます。本人的にはベターなところで調整してると思うんです。調整するのはいいんですが、編集時にどうしてこの部分を採用したのかがわかりません。

ポジションを決めるまでは何回でも動かしていいです。

でも、この方向で撮る!と決めたらスーーーッと一気に撮りましょう。最低5秒。そしてその5秒だけ使いましょう。これだけであなたのドローン映像が今までのとは全く違ったものに変わります。


カットは秒数をある程度揃える

ある程度リズム感よくカットを揃えてあげたほうが動画は見やすいです。↑のことも、リズムが狂うので美しくなくなるんです。なので撮影するときも、編集後の映像長さを考えながら撮るといいと思います。


ギャップが美しい『ギャップ萌え』

狭いところから広いところ、広いところから狭いところ、せっかく空中にカメラが浮かんでるんだから、そのギャップを表現してあげたいものです。
上から下、下から上、左右、バック(引き)、引きながらスロットルで上に(同時にジンバルは下向きに)とか、まぁいろいろな組み合わせで取れる映像も変化します。いろいろ試してみて下さい。
ちなみに進行方向よりも、引きの方がだんだんと世界が広がっていくのでドローンらしいと言えるかもです。


自分が美しいと思った動画を参考にしてみる

意外とこれやってない人多いのかな?ネットにはかなりの数でドローン動画がアップされています。特に海外の方のドローン動画は参考になることがあるので、自分スタイルで「これはいいなぁ」と思った動画みながら「これはこうやって撮影してるんだろうな」と想像しながら、次の撮影に活かしていけばいいと思います。イメトレにもなるしね。


どうでしょうか?
全て、僕の個人的な経験とテクニック的な何か、で書きましたが、まぁまぁいいとこ突いてると思います。

自分の動画がなんかおかしいな、なんで上達したように見えないんやろ、と思ってる方、一度お試し下さい。お礼はスキとフォローと投げ銭で結構ですので(笑)

ではまた!

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