鏝絵の集落へ 自転車散歩
「茅野市 鏝絵」で検索したところ、北東に4キロほどの「笹原地区」に鏝絵の蔵がたくさん残っている場所があるらしい。
ワクワクするじゃないか。これは行かねば。
07:50 暑くなる前に、マイ自転車・アルカディア号発進!
白山社
湯みち街道への分岐に神社があったので、立ち寄る。
なんと「御柱」が立っているではないか。そんなにすごい神社なの?
須栗平区
いいものを見たなぁと、ちょっと得した気分で白山社を通過する。
と、予想してなかった場所にポツポツと蔵が現れる。
後で調べたら、「須栗平区」に相当する。
いきなり恵比寿様が鯛を釣っているので、テンション上がる。
右に左に、蔵を見つけてはフラフラ移動できるのが自転車のいいところだ。
しばし走ると合気道道場の前に、素敵な花が咲いていた。
久々に「ハナノナ」アプリを立ち上げてみる。
紫の花は40%ぐらいの確率でムラサキクンシラン
白の花は100%ハクチョウソウなんですって。
笹原地区
笹原公民館に軽トラがわんさか集まっていて驚く。
日曜8時過ぎ、町内会でもあるのだろうか。
住民同士のキャベツの受け渡し現場を目撃。なんかいいところだ。
その脇をすり抜け、お目当ての集落に潜入開始だ。
この集落は何で栄えて、こんなに蔵が立ったのだろう?
そしてここに鏝絵を広めたのは誰??
ググってみた。
75頭の鹿の首を捧げる「御頭祭」の鹿は、この辺りで狩られていたのか。
今回土蔵がなさそうなのでUターンした道、もう少し進むと「鹿狩神社」というそのものズバリの神社があったのに・・・惜しいことをした。
いや、再びカメラを持っていかねばなるまい。
土蔵の中は特にすごいものではなく、農具を入れていたという話もちらっとあった。豪華な農具入れだなオイ。
道沿いに用水路があり、トウトウと水が流れていた。稲作のためだ。
これは尖石考古館前の銅像の人、坂本養川のお仕事。
さらに豊富な水を生かして庭にいけすを作り、お魚を養殖し、食料にしたという。リッチですね。
鏝絵をこの地に広めたのは、茅野市出身の小川天香氏。
長八>今泉善吉>小川天香ときて、天香晩年に鏝絵塾を茅野で開き、たくさんの生徒がここでコテコテしちゃったそうです。(参考:くらフォーラム)
歴史と文化がたっぷりの集落がこんなに近くにあるなんて・・・
ちょっとした観光気分を味わい、1時間の自転車散歩を終えたのでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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