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娘と私、埋まらない数センチ

「あ〜〜〜もうっ!!!」
今朝もご機嫌ナナメな小6の娘。

私は寝起きに聞こえるこの声が、娘であれど不快でしかたがない。
しかも娘は私より早起きなもんだから、目覚まし時計よりも先に、このイライラMAXな娘の雄叫びを聞くことになる。

目覚まし時計の音は大嫌いだったけど、今ではアラーム音の方が目覚めが良い。


さぁ、今朝は何に苛立たれているのでしょうか。
ご機嫌お伺いしましょう。

「何で6:00に起こしてくれなかったの!もう6:15じゃん!!それにあの服どこ?!洗濯まだしてくれてないの!?もうっ!!」

朝からよくそんなにペラペラお口が動くもんだね、まったく。

私は6:00のアラームを確か切った記憶がある。
それはごめんなさい。ジリリッと聞こえた瞬時に止めてまた目を閉じました。

しかし!あの服はまだ洗濯していない事に関して、そんな言い方される筋合いはない。私はやっと起きてきた口で反論する。

「明日着たいから洗っておいてほしいとか言ってくれればいいじゃん!
それに洗濯ってママ好きでやってんじゃないんのよ。ボランティアよ!ボランティア!」

こんな事言ったって娘の機嫌がなおるはずもない。

「前髪も、うねってるし最悪!!全部ママのせい!!」

以前の私ならもうこの時点で、黙れ小僧!と白目で対応していましたが少しは成長しました。

「前髪、ストレートアイロンしてあげようか?」

ぐぬぬ!という気持ちを飲み込み、喉をつっかえてやっと出た一言に

「もういいっっ!!」と。

......可愛くねぇーーーー!!!

私も朝のバタバタの中ヘアアイロンなんてやってらんねぇよ!
こっちから願い下げだっつぅのー!!

あ、成長したって言ったそばからやっぱりキレてました。

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「ケンカしたときは、ハグして。ほんとはだいすきだから。」

まだ小2の頃、私と娘がひどい罵り合いをしていた時に言った娘の言葉。

自分がどうすれば落ち着くのか、きちんと頭で考えて伝えてくれた言葉なのに、当時の私は頭にくると簡単にハグができなかった。

そして今もハグをすれば、娘は気持ちが落ち着くことは知っている。
なのに、できないのだ。
自分の怒りの感情を一旦ぎゅうっと押し込めて、やっとハグができる。

大人げない母親だ。

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娘は私に異様な執着心を持っている。

出かける時も寝る時も、一緒がいいと痛いくらいにギュッと腕を掴んでくる。

下の弟が私とキャッキャと遊んでいると本気で弟を殴ったりする。

過去の出来事がどこまで影響しているのかは分からないけど、娘の異様な執着は小さい頃の影響ではないかと思う。

どうすれば娘に自然なハグをしてあげられるんだろう。


大好きなのに


娘との距離を未だ、測れずにいる。


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