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CL横浜使用 パルキアVstar構築備忘録

はじめまして。しまねこです。(Twitter:@Shimaneko_111)

この記事はCL横浜2022にて使用したパルキアVstarの構築の備忘録と反省です。

他のプレイヤーのパルキアVstarに関する考え方を知ってみたいという方には記事を読み進めることをお勧めしますが、あくまでもこれは備忘録であって自分の構築を再度言語化して再確認ことや反省を言語化することが第一目的でありますから、内容が分かりづらい、誤字雑字等に関しましてはご了承ください。質問等があれば私(Twitter:@Shimaneko_111)までご連絡ください。

注意:当記事はあくまでも自分用の為、無断で他のプレイヤーのnote記事のリンクを貼ります。もし不快に思われましたら私(Twitter:@Shimaneko_111)までご連絡ください。
また、非公式用語や略語を用います。

以下常態。

まずは環境考察に関して
予選の半分以上はミュウかパルキアとマッチングして、その他でアルセウス+裏工作orジュラルドンorコケコや、ゼラオラファイヤー、サンダース、ハピナス、ディアルガなどとマッチングする可能性があると予想。誰が考えてもこうなるでしょう。

続いては、今回使用したパルキアのプレイングや構築の礎となったnote達のリンク。

組もうとしたパルキアの方針
・デッキの安定感を高める
・終盤のツツジ耐性
・後手ミラーで勝てる
・どの対面でも戦える

1番の優先順位はデッキの安定感であり、ツツジ耐性もこれに含めていいのかもしれない。

1つ目の記事より、VstarデッキはVmaxデッキと比べると序盤の遅れを挽回できる。特にパルキアはサイド1のアタッカーを挟みやすく、雪道ツツジを打ちやすい。

4つ目の記事より、ミラーはベンチを絞りながら戦えば後手でも勝てる(有料範囲の為これ以上の詳しい内容は控える)

→バトルVIPパスの採用はしない
序盤に遅れても問題ない、終盤のツツジ耐性の向上
また、バトルVIPパスについてはカイ2~3、パス1~2で採用した構築がネット上によく見られたが、初手8枚のうち、先行でパスが引けるのは1枚採用で13.3%、2枚採用で25.1%である。クラハン3連表の確率とクラハン2連表の確率ならこれを無視してツツジ耐性を上げたい。後手の場合は、カイ+パス計4枚が引ける確率は44.5%であり、博士やメロン、月光手裏剣でもう何枚か山を引けることを考えると大体50%くらいであろう。クラハン1回分である。2回に1回は強い動きができるが、2回に1回は山の質が悪くなって後攻のハンデがさらに重くなる。今回は試合の終盤までを通しての安定感と枠の都合で採用を見送ったが、今思えば採用しても良かったカードであったと思う。(後述)
また、このデッキの枠について触れたが、裏工作デッキは安定する前提であればピン差しのピックガードが増えれば増えるほど対応力が増しデッキパワーが上がると思っている。今回は序盤に遅れても取り返せるという前提でパスはなくても勝てるカードという扱いにしてピックガードを採用した。

他の採用を見送ったカードに関しては後述。

以下、実際にCLに持ち込んだデッキリスト

デッキコード[8DJc8K-71bXYi-cccc8Y]

以下、採用カードの解説

パルキア3-4
初手で起きたいので下4
上が4でない理由はサルベージ手段があり、初ターンに必要ないから

メッソンライン3(2-1)-4-4
クイックシューターに重点を置いた。

クイックシューターのメリット
・ミラーで一方的にベンチを絞りながらワンパンを狙いやすい
・後続のアタッカーにダメカンを置けるため、後続のアタッカーをワンパンしやすい
例:パルキアミラーでダンデやベルトの要求が無くなる、裏工作アルセウス対面でアルセウスを回収された後に後続をワンパンしやすい、ジュラルドンを(40×2)+180+30+30でワンパンできる(ジムバトルで1度あったがあまりない)
・ツツジケアのプレイ(サイド4枚取り)をしやすい。

また、ジメレオンは早めにクイックシューターに進化させたいので4枚採用、そして優先順位が落ちる裏工作インテは1枚。サイド落ちしても序盤に使わない+サイド2枚取れば1/3で回収できるため許容した。ジメレオンが4枚の関係でメッソンも4枚。

輝くゲッコウガ1
月光手裏剣で下ぶれた相手をより制圧できる。隠し札のエネトラッシュとドロー。相手のベンチにマナフィを置かせられる。といった点を評価してルチャブルより優先して採用。

マナフィ1
ミラーのゲッコウガとサンダースを見ての採用。
水かけで20打つこともごく稀にあるがこの打点が後に響くこともある。

ネオラント1
ネオラントクロバット入れない議論に関してはスタートする確率が4.7%であること、序盤の事故回避、ツツジの当たりを増やせる(4枚のクイボを腐らせない)、終盤の決定打を上げられることから採用に踏み切った。4.7%を気にする人間はゲームでがんせきふうじすら打てない人間だろう。
またクロバットとの差別化点は、アクアリターンを打てる(打ったことない)。ルリナを採用してる関係でサルベージが可能。終盤の実質的な裏工作数が増える(ボスやダンデを持ってこれる)。先1で無理にカードを引く必要がない(先程述べたようにVstarデッキは序盤の遅れを取り戻せる)。

ボール配分
クイボ4
ハイボ1
レベボ3
ヘビボ1
お香1

(VIPパスの非採用理由はここでは省略)

前提として裏工作デッキは選択肢を広げられるためにボール配分は散らした方が強いと思っている。

クイボ4…1ターン目にパルキアを置けることに越したことはない。終盤のネオラントの当たりになるから最大採用

レベボ3…クイボやハイボで捨てられるカードが少ないためメッソンにクイボを使いたくない。またカイでメッソンやジメレオンを持ってきたくない(後述)。終盤のツツジ耐性を上げられる点を評価。4枚でない理由は終盤腐りやすいから(ツツジの解決札にクイボがあるためこれ以上耐性をあげなくて良いと判断)

ハイボ1…5枚目のクイボ、2枚目のお香。裏工作デッキにおいて選択肢を増やせるこのは強いため採用。何枚も切れるカードがないため1枚の採用だが、1枚なら違和感なく使えた。

ヘビボ1…ゲッコウガを評価しての採用だが、ミラーのマナフィのサイド落ちケア(両落ちの確率は1%ほど)、6枚目のクイボとしての採用。

お香1…カイがあるため1枚採用。お香が1枚採用のためカイでパルキアの上やインテレオンを持ってきたい。実際1枚採用した感触は、パルキアの2枚目以降はドローで手元に来ることが多く1枚で十分足りた(サイド落ちしてない前提)。最悪サイド落ちしててもハイボが使えるため、このデッキで枠を作るならここが最適だと思う。

バケツ3…2枚採用出ない理由は1枚サイド落ちした時に中盤で止まってしまうから。終盤に3枚目を使って盤面を作ることがあるから。このデッキのエネルギーは隠し札のドローやクイボやハイボのドローにも使うためバケツはこのデッキの潤滑油となる。よってトレコを採用してるが3枚採用となった(トレコは用途が違う)。

ベルト2…パルキアに貼っても強いしインテレオンに貼っても強いしゲッコウガに貼っても強い。ミラーでは一方的にこちら側のベンチを絞って相手をワンパンする戦い方をすることを念頭にプレイするデッキのため2枚採用。他様々な対面で使うため基本的に腐らない。

お守り1…ミラーでパルキアがワンパンされない、タブレット要求を増やす、ジメレオンにつけて月光手裏剣から守る等。特にミラーでは可能であればマナフィを起きたくない(自分のベンチを絞って一方的に相手をワンパンする戦い方をする為)為にジメレオンに付ける動きは有効。サンダース戦ではHP310がかんしゃく+抜群グラスで突破されるため、前のメッソンに貼りエモンガの攻撃を耐えれるようにする。ベルトがあるので1枚採用。

紐1…このデッキはクイックシューターを意識して構築していることからなるべくジメレオンを退化させたくない為採用。パルキアを逃がす手段(大事)。ミラーで相手がベンチを絞ってる時に使えると強い。ミュウの最後のひと押しにも使える。逃がす手段としては回収ネット、メロンやスターポータルからの即起動があるので1枚採用。ガラルマタドガスの対策カード。

回収ネット2…裏工作、シューター、隠し札を繰り返し使う+逃げ手段として採用。終盤に回収ネットを利用してツツジに強い盤面を作ることもある。役割が多いため2枚採用。クイックシューターを早めに立てたい+紐があるため3枚以上の採用に至らず。

手帳1…序盤に博士やボールでサポートを切る強気の動きをするために採用。2回ツツジを打つこともある。2枚以上入れるなら現物を増やした方が良いと考え1枚採用。

博士1…初めは2枚採用していた。序盤はカイを使って展開することが多いためどうしても手札が狭くなる為に採用。手札が多い≒裏工作の試行回数が増える。必ず1試合に1回は使う。序盤の事故回避にネオラントと一緒に使うこともある。
採用枚数を減らした理由は1試合で2回使う試合もあるがその場合は手帳で間に合うから。サイド落ちしてもカイと隠し札で最低限の展開はできるから。

ボス2…サイド落ちケアで1枚でなく2枚。手帳があるため多投はしない。

カイ2…パルキアの上を直接持ってこれる2倍裏工作。グッズを介さないでポケモンを持ってこれるためボールが山に残りツツジ耐性が上がる。バケツで水エネルギーを持ってきて隠し札→加えたカードに応じて裏工作が強い。しかし、サポートであるために裏工作とことなりダンデやツツジを持ってきて使うことが出来ないため2枚採用。ガラルマタドガスの対策カード。

ダンデ1…ミラーでは自分のベンチを絞って相手を一方的にワンパンする戦い方をする為採用。実際パルキアケアをしてベンチを絞ってきたパルキア以外のデッキにも刺さりヒエく以外は基本腐らない。序盤につまらないように1枚採用。2回以上使いたければ手帳を利用する。ミラーで序盤の展開が遅れた時にはこのカードを絡めて逆転する。

メロン1…1ターン目に手張りができなかった際に使う。序盤から月光手裏剣を打たない限りはスターポータルは温存したいため採用。スターポータルは取っておくと相手にマナフィを置く必要が出てくるため必須枠ではあるが、手張り出来ない確率とサイド落ちする確率を掛け合わせるとかなり低確率になることからサイド落ちは考慮せず1枚採用。

ツツジ1…ビーダル採用デッキが少ないこの環境においてはどんなデッキにもワンチャン狙えるため採用。序盤遅れてもこのカードを使えば運ゲーで勝てる。相手が遅れた自分の展開を無理して上から叩き潰そうとしてリソースを使うと刺さる。多くて2回しか打たないため、手帳の採用も加味して1枚採用。

ルリナ1…釣り竿との選択枠。前日まで悩んだが結局ルリナで良かったと思っている。ルリナの長所は直接手札に持ってこれることである。お香を削ってるためパルキアの上を山に戻してから引っ張ってくることは難しく、サンダース戦でのマナフィを狙い撃ちされてからの即復帰、エネ回収からの隠し札によりサポ権を使用してもドローができる点を評価した。またサポ権を使う所がウィークポイントであるが、エネと水ポケモンを回収する動きはカイと同じであるから弱い動きではないと思っている。サルベージ手段はいくつも要らないため1枚採用。

雪道1…伝家の宝刀雪道ツツジ、スターバースポータル封印。ミュウ戦では2枚欲しいこともあるが、他では1枚しか使わないために1枚採用。

神殿1…以下ふたつのスタジアムは雪道割り要因としての採用意図が1番大きい。スターポータルは先述したように序盤には打ちたくないのと、隠し札ルミナスサインと行き道で止まる特性にデッキが依存しているため雪道割り要因のスタジアムを2枚採用している。
神殿の理由はクイックシューターに重点を置いたデッキのため、これをミュウに通すために採用。また、対アルセウスの特殊エネとスピード雷な止まるからである。

トレコ1…雪道割要因②
エネ管理がしやすい。エネになるのでマリィやツツジの当たりにもなる。相手に利用されやすいため出すタイミングに注意が必要だが、トレコを出すタイミングはこちら側が決めれるため相手よりも強くトレコを使えるから採用するメリットがある。

水エネルギー7…バケツ3枚込みで10枚採用だと初手8枚に来る確率が79.0%、11枚採用だと82.4%、12枚採用だと85.2%である。
ほぼ8割という事で7枚採用とした。エネルギー管理についてはトレコを採用しているためなんとかなる。

反省点

デッキコンセプトに問題があった。

パルキアデッキは序盤に遅れても挽回がしやすいという前提でデッキを組んでしまった。しかし実際のCLで負けた3戦(パルキアミラー)では、「ツツジがサイドに落ちていて挽回できなかった」、「ダンデがサイドに落ちていて挽回できなかった」、「ツツジとダンデがサイドに落ちていて挽回できなかった」という敗因がある。要するに言いたいことは、デッキが挽回することを前提に組み立てられているためキーカードがサイド落ちするとデッキのコンセプトが破綻してしまう。しかし、ダンデやツツジといったカードはデッキに2枚入れたいカードではない。よって根本からデッキ構築が間違っていたと言わざる負えないだろう。(もちろん、その他にもプレミ等はしたが)

ここで初めに掲げた方針を再喝する。

組もうとしたパルキアの方針
・デッキの安定感を高める
・終盤のツツジ耐性
・後手ミラーで勝てる
・どの対面でも戦える

これを見ると、「序盤に遅れても問題ない」という考えは「デッキの安定感を高める」といった方針に反していた。
デッキの(特に序盤の)安定感を高める事が足りておらず、これを埋めるために先述したバトルVIPパスの採用をするべきであった。
しかしながら、パルキアVstarデッキが序盤に遅れても挽回がしやすいデッキである点は事実である。よって序盤も安定して展開ができるが、仮に遅れたとしても巻き返しやすいデッキを構築すべきだった。

終わりに

大して強くないプレイヤーの備忘録ですが、最後まで閲覧頂きありがとうございます。今回が初のCLでしたが、この大会を通じてより一層のポケカのモチベーションが上がりました。当記事は書き忘れ等があるかもしれませんが見つけ次第書き足す予定です。
最後に、私のマッチング及びCLの結果です。
1戦目 サンダース 後 〇
2~6戦目 パルキア 

3-3ドロップ(689位/1653人)

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