香港歴史漫郵記 内藤陽介 著
読了しました。アヘン戦争とアロー戦争の惨敗を端緒して、租借地としてスタートした香港🇭🇰を私の数少ない趣味の一つ、切手収集を通して歴史的変遷を辿る著作。
この書かれた時期2007〜2009まで香港🇭🇰澳門🇲🇴に滞在経験した者としては、実に興味深く拝読させていただいた。あれから15年の年月が経過して報道ベースでしか知り得ないないが、相当の乖離と痛痒を感じる昨今である。自由な香港🇭🇰とは大きく様変わりしたようであろう。香港澳門の急速なチャイナ化は如何ともし難い現実なのだろうか。
特に第二章の孫文香港ツアーは自分も参加したので感慨深い。
第4章の中国香港への道では英国からの返還が為されたのかを考察出来る内容は面白く読ませていただいた。
#内藤陽介 の著作は郵便切手の経緯を踏まえて、分かりやすい文体で丁寧に解説されている。
是非読んで貰うと今の香港危機を理解できると思う。
#内藤陽介 著
大修館書店刊
https://www.taishukan.co.jp/smp/book/b198147.html
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