見出し画像

11.子供に与えたい能力。取捨選択する力。

 療育で学んだスモールステップ。我が家の3人の子供達の生活に取り入れて、日々のワンオペ育児を何とかこなしている しまま です。
長女(小3)、長男(小1、軽度の発達障害)、次女(1歳8ヶ月)とのやりとり通して学んだ気づきをお届けします。誰かのお役に立てることを願って。

■取捨選択できるようになってほしいんです

 いきなりですが、お家綺麗ですか??子供がいると気がつけば部屋中がおもちゃだらけなんて事有りませんか??
誕生日、クリスマス、飲食店でもらう無料のおもちゃ達、祖父母を始めとする親族からもおもちゃをもらったりします。
厄介なのは無料のおもちゃです。断る事もなかなか難しく、永遠に増えてました。
そうなんです。過去形です。徐々に減り始めたおもちゃ達。
今日は取捨選択を学ぶ(おもちゃと服)をテーマにお話ししてみます。

 ではなぜ私がその力を身につけて欲しいのかですが、それは私自身が物に溢れた部屋に住んでいたからです。汚部屋と言うほどではないのですが、ぼーっと生活しているとそこに近づいた部屋になってしまします。

子供達にはそうなって欲しくありません。お金の時と同じですね。自分の苦手は引き継いで欲しくないんです。

 それに、物が多い時代です。物質的な物もですが、ネットの世界に行けば情報が溢れています。自分の必要な物や情報を見極めれるようになって欲しいんです。

 そして最後に、我が家の場合少なくとも後2回はお引っ越しの予定があります。物は少ない方がいい。1回の引っ越しで学びました。
荷物を段ボールに積めたり、荷解きしたりというという苦労を思い出せば自分の荷物は自然と減ります。

なぜ取捨選択の力が必要か?
●私自身が苦手だったから
●物も情報も溢れている時代だから
●本当に必要なものを見極めてほしいから
(●引っ越しがあるから)

■その能力、どうやって授ける?

 皆さんマック行かれますか?
我が家は子供達が大好きで、大人も好きな飲食店のひとつなので、うっかりすると週末はマックに足が向いてしまします。
子供も喜ぶし、リーズナブルなのでとても利用しやすいのですが…ハッピーセットのおもちゃが家に溢れかえってしまいます。

中にはほとんど使っていないものも。そう!子供にとっては当たりと外れがあるんです。
これを利用しない手はありません。ハズレのおもちゃ(狙っていなかったおもちゃ)とサヨナラしてもらおうと考えました。

 昨年あたりからちょこちょこ見かけるようになったリサイクルボックス。最近では定番になりましたね。
そこで、我が家ではマックに行く時にはリサイクルのおもちゃを2つ以上持って行くことにしました。

 事前に長女にはネタ振りをしておきます。
おもちゃの片付けを手伝いながら、『ちょっとおもちゃ減らした方がお片付け直ぐに終わるんじゃない?』
『おもちゃ箱に入らないね、どうしよっか?』
『買ったおもちゃとハッピーセットのおもちゃどっちの方が好き?』と言った具合です。

 そして遂に明日は休日。ショッピングモールに行くことが決まった我が家。子供達は当然のようにお昼ご飯にマックを希望してきます。
長女にリサイクルに出せるおもちゃがあるならいいよと交渉してみました。

 最初は渋々とおもちゃを選んでいました。
おもちゃを手放すということ自体にショックを受けているようでした。ですが、回数を重ねれば、その潔さと言ったら、こちらがショックを受けるほどです。たとえそれが最近もらったおもちゃだったとしても、長女はリサイクルボックスへポイです。
ハズレのおもちゃを全てリサイクルに出してしまった長女は、今度は卒業したおもちゃをリサイクルに出すようになりますた。
今では長女のおもちゃ箱はお気に入りの物ばかりが並んだ空間となり、長女はそれを気に入ってる様子でした。

つまり無料のおもちゃをリサイクルに出すことで取捨選択の力をつけさせています。
買ってもらったおもちゃをいきなりゴミ箱に入れるよりはハードルは低いはずです。

ここまでの力がつくと今度は、貰ったおもちゃや買ってもらったおもちゃの取捨選択ができるようになりそうです。

おもちゃを手放すために
●無料のおもちゃから始める
●リサイクルボックスを利用する

■女の子は服が増えがち

 取捨選択が出来るようになって欲しいもう一つの大きな理由。それは長女が可愛い服が大好きで、サイズアウトした服も手放せないタイプだからです。特にヒラヒラしたスカートやワンピースにはかなりの執着があり、穴が空いていても手放せないんです。

おもちゃリサイクルと並行して、衣替えのシーズンに2人でお洋服の見直しをするようにしました。
勝手に捨てたりすると大変恨まれますので、勝手に捨ててたりはしません。
祖父母からプレゼントで服をもらったり、ショッピングモールに行くと気に入った服をパパやママに全力でプレゼンしてきます。結果、長女の洋服ダンスがパンパンになってしまいます。

 我が家のやり方はまず全ての服を出します。それをトップス、ボトムのアイテムごとに分けていきます。
そしてアイテムごとに一つずつ一緒に考えていきます。『これはサイズが小さくなって着れないね』『これは穴が空いていて着れないから、今度似たのを買おうか?』『ズボンが少ないと、外遊びするときに困るから今度見てみる?』と言った感じです。

気に入っているものはいきなり捨てずに、『妹ちゃんにお下がりでくれる?』と言った感じで一旦手放してもらい、隠します。
ゴミ袋に入っている姿なんかを見せてしまうとショックを受けて捨てない生活に戻りそうなので見えないところで処分しています。ちなみに妹ちゃんへお下がりとして使う物とこっそり処分するものがあります。

 気に入っている服は必ずその服のお気に入りポイントを聞いてあげてください。着心地、デザイン、何が良いのかを聞いて次回の洋服購入のヒントにしましょう。

好きな服と卒業させるために
●なぜ手放すのかの説明をする
●なんで好きなのかじっくり聞いてあげる
●いきなり捨てない
●代案(新しい服)を用意する、買いに行く


■変化とメリットは?

 これらの事をやり始めてから長女は必要な服だけをねだるようになり、私は無駄な買い物が減りました。長女はおもちゃや服を手放すということにも慣れて、すっきりとした空間を手に入れました

 最近では長女の行動を見ていた息子くんが、マックのリサイクルボックスに興味を持ち始めました。マックに行く前は、長女と一緒におもちゃ箱と向き合っています。

さらに長女は、パパの洋服ダンスの整理も手伝ってくれるようになりました。とても心強い存在です。パパも私に言われるよりも作業がはかどるようです。ちなみにパパも捨てれないタイプです。

最大のメリットは長女が成長したおかげで、私の出番が減った事でしょうね。弟に教えるのも、パパを手伝ったのも長女ですから。

メリット
●無駄遣いが減った
●部屋がスッキリした
●兄弟にも片付けが伝染した
●パパにもいい影響を与えた
●ママの時間が増えた

 最後まで読んでいただきありがとうございます。家族がみんなが暮らすお家が居心地のいい空間になるように、これからも家族みんなで努力したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?