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【島ラブ2期生 インタビュー #1 】NPO法人たいようのえくぼ | 仲村優香(ニックネーム:あざまる)さん

太陽のように明るくてぽかぽかとした雰囲気をもち、内なる情熱を感じさせる彼女に「忙しいママ・困っているママに寄り添いたい」という活動はピッタリだと感じます。
そんなあざまるさんに、島ラブでのこと、大切にしている活動、今後に向けてなど、熱い想いを語っていただきました!

沖縄県で10年間、子育てのフリーペーパー作りに携わってきた、あざまるさん。困っているママ達へ「あなたは一人じゃない。私たちがそばにいるよ」という想いと、必要な情報を届けるため、仲間たちと日々奮闘しています。
経営資源を回しながら基盤を強化できるような、強いママのNPO法人に成長したい!という決意で島ラブアカデミーに参加してくれました。

インタビュアー:Juri / 文:Takako
島ラブ参加者紹介:NPO法人たいようのえくぼ 仲村優香さん|Instagram


ー 島ラブアカデミーに参加しようと思ったきっかけは何ですか?

(NPO法人たいようのえくぼは)今年で16年目になるんですが、県内で子育てのフリーペーパーを作ろう!と立ち上がったお母さんたちが始めて今があります。5、6年前ぐらいから紙だけではなく、時代にあった次のフィールドも開拓していこうって思って、沖縄の子育て情報を1か所に集めたポータルサイトをつくろうと思いました。
沖縄のお母さんたちが作っているサイトだからこそ、ここに行けば大丈夫という地に足がついたものが作れる。そういう場所(サイト)が1つあってもいいんじゃないかと思って。


ー 島ラブアカデミーの中で力を注いだ部分や大変だったところ、ずっと向き合ってきたという所を教えていただけますか?

NPO法人だからビジネスとは違うなと縮こまってしまっていました。でも想いだけではやっていけないんです。
アカデミーの中では外からの評価を怖がらず「こうしたい」ということを声に出し、本当に役に立つ事業なのかを諮りたかったですし、指摘されると痛い言葉ももらいに行かないと、と思ったのが1つ。
もう1つは、NPOの代表としてだけではなく、私自身が本当にしたいことを自分に問いかける。自分の中の声を出すのが怖かったんですけど「代表としてこうしたい」と「自分がこうこうしたい」とはまた違うと思っていたので。
島ラブでは個々の言葉が出やすい環境だったと思っているので、外からの評価と自分の中から出てくるものをどちらも引き出していきたいとういう気持ちがありました。


ー自分の声や周りの声に耳を傾けるという部分に力を入れていたんですね。

そうですね。本当に怖かったんですけど自分と向き合いながらソーシャルコンセプトとかプレゼン資料とかを作っていると、キーワードがでてきて視覚化していく。そこを「本当に自分の気持ちとマッチしているか」「誰かに褒められようとしていないか」この部分が違うかも。その繰り返しだったような気がします。

メンターの方に「あざまるさん何でこれをやっているんですか?」と聞かれて「沖縄の子育て中の方のために」と答えたら、「いやいや。(たいようのえくぼ代表としてではなく)あざまるさんとして何でこれをやっているんですか?」と言われたことがあって。その言葉で私ってなんでここにいるんだろう。考えてみたら私の声はどうなんだろうと気づかせてもらえた。その中でソーシャルコンセプトも結構変わりました。


ー大変だった部分でもあり、良かったことでもあったんですね。他にも良かったことありましたか?

学んだと思ったところは「あきらめたら終わり」

他のアカデミー生も同じスケジュールの中で、日中働いてる方だったり、高校生、専門学生もバイトやってプログラムやってと本当に時間をやりくりして頑張ってる人たちを見れて、本当に人を好きになりました

金曜日の夜までは、明日プレゼン嫌だなって思いながらも土曜日アカデミーに行くじゃないですか。おはようってみんなとプログラムに参加したら、 めっちゃ楽しいんですよね。超きつくて眠かったはずなのに、めっちゃ元気やエネルギーをもらってました。
このビジネスモデルをやったらとか、このカリキュラムやったら成功するみたいな保証があるわけではなく、自分次第っていうところをみんな覚悟して参加していて、苦しいフィードバックを受けても翌週から来ない人もいなくて、ブラッシュアップしてきてる。みんな諦めないところがすごいと思って、学びになりました。

ー島ラブアカデミー生同士の連携が生まれていることが嬉しいなと思っています。その後の反響や、島ラブ祭で環境が変わったこととかありましたか?

男性の元保育士さんでカメラマンをやっている方から一緒に関わらせてほしいとご連絡をいただいたり、しんぐるまざぁず・ふぉーらむの秋吉さんからも、県内のシングルマザーの方にたいようのえくぼを送りたいので200部いただきたいとの連絡があり、増刷させていただきました。その際1冊あたり100円で買い取っていただいたんです。今までフリーペーパーなので有料販売はできませんでしたが、こういう(寄付のような)形でも資金集めは成り立つんだという実績が一つ生まれました。


ー5年後・10年後はどうなっていたいというイメージを聞かせてください。

まず5年後ですが、内部(組織)としてはちゃんと収益構造を確立し、事務局のメンバーがボランティアではなく仕事として、自分の仕事に自信をもって活動できていてほしいなと思っています。
外部としては、沖縄の子育てをするママたちが情報を得て、笑顔で生き抜く人生を過ごせていたらいいな。その情報を発信できる、たいようのえくぼを作れていたらいいなと思います。

10年後は沖縄は子育てがしやすい島ということと、活動内容やどうやって収益構造を生み出したかという所を県外や国外にも発表できていて、真似してやってくれる所がでてきたらみんなが深呼吸しやすい世界になっていけるはずと思っています。夢は大きく!


ー最後に、全体に向けてのあざまるさんの想いなど、メッセージをいただけますか?

参加する前は、応募していいのかとか、他の人の迷惑にならないかと思ったり、自分の力不足を突きつけられて、凹んで立ち直れなくなるんじゃないかと不安でした。

でもプログラムを1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、会場で喋る前日まで、本当に同じ思いで頑張ってる緊張してる仲間がいて。メンターの方のお話や成功事例とかを聞いていくうちに、少しづつ私もやってみようかな?できるかもしれないから頑張ってみよう。失敗する可能性もあるかもしれないけど諦めたくない、みたいな。
1つ壁を乗り越えられたという感覚があったので、まわりに「このプログラムに参加すると、とってもきついけど、勉強になるよ。(参加して)超良かったし、超あったかいし、超厳しいし、超優しい。みんなに応募してください」と言っています。笑

ー ありがとうございました。今後も連携してサポートしていきますので、これからも引き続きよろしくお願いします。