ヤクルト1000を飲んだ私は推しの夢を見るか

 ヤクルト1000の品薄状態が続いていますが。

 あのブツがここまで品薄状態になったのは、もちろんヤクルト本社が喧伝している「安眠効果」が確かなものだからであろうし、それに転売屋が目をつけたからでもあるのでしょうが、それ以外に、「飲んで寝たら推しとイチャイチャする夢を見られる」という噂が立ったせいではなかろうかと、私は思うのですよ。

 夢の中で、憧れの君と、あんなことやこんなことができる。
 こんな素晴らしい話があるだろうか。いやない。

 Twitterではヤクルト1000を一発キメて眠った女性が、松潤に会ったり、坂口健太郎に会ったり、亀梨くんに会ったりという、成功談が集まってるわけですよ。こりゃあ大変だ。そんなすごいブツが合法だなんて。
 いまだに、おじさんのラミンも素敵とか言ってとち狂っている私は、どうにか2~3本、いやせめて1本でもいい、試してみたいんですが、うちの近所のスーパーのバイヤーは、品がよろしいのか大人しいのか、ヤクルト1000をどこからかもぎ取って仕入れられるほどの豪腕もコネもない模様。

 そこで私はいろいろと考えました。

 ヤクルト1000には、ヤクルトシロタ株がたっぷり入っているのがウリの商品です。
 ヤクルトシロタ株は、乳酸菌です。
 つまり、乳酸菌をたっぷり摂取して眠れば、きっと夢にラミンが出てくるのに違いない。

 そう考えて、冷蔵庫の中を見てみれば、あるじゃないですか。
 カルピスウォーターが。
 カルピスもまた、日本が誇る乳酸菌飲料。
 本来は原液を希釈して飲むタイプの飲料ですが、この際贅沢は言うまい。
 発売当初のキャッチコピーは「甘くて酸っぱいカルピスは、初恋の味」。
 初恋の味ですよ。

 これだ、と。

 カルピスウォーターをコクコク飲んでから就寝すること三日目の夜。
 出てきました。夢の中に。

 本田博太郎が。

 目覚めて冷静になってから気づいた。
 相手が違うんですけど、と。
 カルピス菌、ちゃんと仕事をしてください。

 しかし、カルピス菌の老獪なところはですね。
「夢の中では、博太郎が、ものっすごくセクシーに見えていた」
 という点にあるのです。もう結構な歳なのに。
 さすがカルピス菌。伊達に100年愛され続けてないですね。
 帳尻あわせが力業すぎるんですよ。
 いやでも、博太郎の声、色気がヤバかった・・・。

 結論。
 カルピスも案外侮れない。
 しかし、やっぱりヤクルト1000を待てばよかったのかもしれない。

 追記。
 家人にこの話をしたら、「ヤクルト500を、2本ずつ飲めばよかったんじゃないの?」と言われました。
 その手があったか・・・。ヤクルト500なら普通に売られてるし。
 バカじゃないのと追い打ちをかける家人に何も言えず完全敗北の回。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?