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エッセイ

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2024年3月の記事一覧

大学の自己紹介コールの変遷

 大学入試に合格し、無事入学手続きを終えた学生が、まず行うことは何か。  シラバスを熟読することか。  履修項目を吟味選択することか。  否。  まず行うこと。それは、飲み会に出ることである。(暴論)  大学によっても、学部によっても、サークル主催か、学部の先輩方が主催なのかなどの、多少の差異はあると思うが、「旨いメシと酒で受験勉強の憂さをはらし、我が世の春を謳歌する」という基本スタイルは同じである。  最近は酒を無理強いする不届者も随分減っていると聞く。喜ばしいことである

輪廻転生に関する仮説:なぜさっさと抜けるべきなのか

 宗派にもよるが、とりあえず仏教では、輪廻転生は「ある」とされている。 「生まれ変わり」と言えば何? と問われたとき、「松田聖子の記者会見」を思い出す人は、今は随分少なくなったろう。  郷ひろみとの破局会見で「生まれ変わったら一緒になろうねって、約束したんです」と涙声で語ったその僅か半年後に神田正輝と結婚した松田聖子の、一片の憂いもない満面の笑みを見たとき、やはりあのくらい面の皮が厚くなければ、トップアイドルにはなれないのだなあと、いっそすがすがしい思いがしたものである。

バラエティ番組のトーク台本が雑だった話

 80年代頃のお笑い番組の台本には、「○○コーナー:たけしのトークで客席爆笑」などという、たった1行のト書きが、平気で書かれていたそうである。出演者の実力次第で、番組の台本がペラ紙一枚に収まることも珍しくはなかったらしい。  まあ、こんな無茶な台本をあっさりクリアできるのは、一握りの天才だけであって、それに加えてコンプライアンスに何かと厳しい昨今は、ほぼすべての発言内容が、台本にきっちり書かれているのが普通である。らしい。知らんけど。  で、今回語る、「雑な台本」というのは