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【東京、関西講座】現地インターンシップ〜石見エリア〜

こんにちは、しまコトアカデミーです!

東京、関西講座の講座第3回目は、島根のかかわりしろを巡る現地インターンシップ!しまコトの一番の目玉プログラムです。
今年のインターンシップは、出雲エリア(島根県の東部)と石見エリア(島根県の西部)の2ルートに分かれて実施。受講生が繋がりたい、地域プレイヤーや地域のモノやコトから自分に合った訪問エリアを選択しました。また、東京講座と関西講座が合同で行い、講座間を超えての繋がりづくりも魅力の一つです。

本記事では、石見エリアのインターンシップの様子をお届けします!

出雲エリアのインターンシップのテーマは【地域資源を活かしたスモールビジネス】。コミュニティや場づくりを中心に行っているプレイヤー、そしてその周りで起きている変化などを見ていきました。

1日目:邑南町・浜田市

洲濱正明さん(株式会社Mui

石見エリアインターンシップの最初の訪問先は、株式会社Muiの洲濱正明さん。
州濱さんは、島根県立大学在学中に、「シックスプロデュース」を立ち上げました(現在は株式会社Mui)。Muiの由来は「無為自然」から。日本でも珍しい自然放牧での乳牛の飼育し、生乳から牛乳や乳製品を加工・販売する取り組みをしています。契約酪農家さんごとのそれぞれの牛乳の味わいを楽しんでもらうため、各農家さんの牛乳をミックスせず、商品・用途別に製造しています。
インターンシップでは、洲濱さんのさわやかなお人柄と中山間地のビジネスを伺いました!

心地よい秋空の下で、洲濱さんのお話
MUIの店舗で人気のソフトクリーム類。種類も豊富
自らの事業とともに、地域の酪農への思いも語ってくださいました

💬受講生の感想
"柔らかい人柄の中に芯を感じられました。個々の牧場の味を大切にすること、業界全体のためを思って取り組まれていることがまっすぐで腑に落ちるお話ばかりでした。"
"洲濱さんの人柄や、無為自然という考えに共鳴しました"

三浦大紀さん(シマネプロモーション、enn)

東京講座のメンターを担当いただいてる、三浦さんの活動拠点ennに訪問。ennは古民家をリノベーションされてコワーキングスペースしての活用をされたり、アウトドアショップ兼工房【HARIYAMA PRODUCTIONS】としての利活用をされています。また、土地ならではの工芸品や特徴的な食品を、皆さんそれぞれのお好みで一つの箱に詰め合わせるセミオーダー式のギフトサービス【YUTTE】の運営をしています。

東京講座メンター・三浦大紀さん。「ほとんど手を加えてない」内装におしゃれなインテリア
「YUTTE」の店舗で島根のいいものが見つかる
HARIYAMA PRODUCTIONSでお買いもの

💬受講生感想
"三浦さんの自然観に共鳴しました。また、イタリアのボローニャでの町に溶け込む学校という考えでまちづくりをしている例があると聞き、大変興味深かった。何より、メンターのあの三浦さんとの体験全てが良かった。「公民館の中に学校を創りたい」ということもお聞きし、何か一緒に携わりたいと思いました。"
"古民家のオフィスやお店を実際に見ることができよかったです。過剰な投資をしすぎないことも、事業を始め、続けていくためには大切だと学びました。あのエリアがどんどん盛り上がっていくのが楽しみです。"

2日目:益田市

益田工房MASCOS HOTEL

益田工房は、アートディレクターでフォトグラファーの洪 昌督さんが、地元高校時代からの仲間とともに起業したデザイン会社。地方発のクリエイティブカンパニーとしてグローバルへの展開とローカルへの根ざし方を探求しており、渋谷区内にある東京オフィスとともに、グラフィック、WEBデザインを展開。海外でのデザインアワードでも多数受賞。また洪さんは、MASCOSホテルというクラフトホテルも新たにプロデュース。益田、石見にこだわり、地元産のすぐれた素材を洪さんのディレクションでデザインしています。
インターンシップでは、洪さんの案内のもと、益田工房、MASCOS HOTELに訪問し、洪さんのクリエイティブな生き方そのものをお話しくださいました。

洪昌督さん。アートディレクター・フォトグラファー・プロデューサー・経営者・ミュージシャン
益田工房の一角でお話を伺う
クラフトホテル「MASCOS」

💬受講生感想
"洪さんの人生を伺い、初めは益田をつまらないと思っていたけど、関わる中で益田に住む人々の素晴らしさに気づいたなど、その経験を聞けただけでも素晴らしい機会でしたし、 自分のやりたいことを素直に表現し続けることは素晴らしいと思いました。"
"洪さんの温度のあるお話には、今まさに分からないながらも進めようとしている未来の事に、体現されてきた方のお話を聞けたようで有り難かったです。"

岩井賢朗さん(真砂豆腐)、村岡詩織さん(ヒビノデザイン

益田市の山間部真砂地区で真砂どうふのお弁当を頂きながら、ゲストの岩井さん、村岡さんご夫婦のお話を伺いました!
有限会社真砂は、益田市の山間にある真砂地区の住民が、2000年に設立した山里のミニマム地域商社です。メイン商品は「真砂のとうふ」。社長の岩井賢朗さんは、「豆腐マン」として活躍中で、食のインディーズレーベルを目指すとともに、地域の学校や公民館と連携し、食と農業をテーマに、持続可能なコミュニティづくりを行っています。
村岡詩織さんは、島根県益田市出身、在住。まちと人の関わりをデザインする「ヒビノデザイン」主宰。誰もが愛着と誇りを持てるような地域づくりの支援やワークショップの企画運営を行っています。
岩井さんは、突き抜けた行動力と真砂の人達への愛情がたっぷり。村岡さん
ご夫婦は小さいけれど本質を突いた試みの数々をお話くださいました!


「真砂の女子力弁当」
真砂豆腐代表・岩井賢朗さん
聞きたいことがたくさん。次々に質問
ヒビノデザインとして活動するコミュニティデザイナー・村岡詩織さんとご主人
村岡詩織さんもしまコト修了生。「島根=人生の舞台」

💬受講生感想
"「公民館の中に学校を創りたい」と言っていたのが、「真砂小学校」がまさにそれを体現したものだと感じ、とても衝撃でした!☺️ 子どもの教育の話で、子どもは地域で育つという考えにも感銘を受けた。"

和田更沙さん(SHIMANE CINEMA ONOZAWA

和田さんは益田市出身で、しまコト東京講座4期生。和田さんが、子ども時代に通っていた映画館(2008年に閉館)の創業者のお孫さんとの出会いがきっかけとなり、地元に愛されていた映画館を再建することを決意。
インターンシップでは、映画館を訪問させていただき、ご夫婦の出会いの話と、奇跡のような小野沢映画館オーナーのお孫さんとの出会いのお話を伺いました。そして、視覚障害や聴覚障害をもった方に映画を楽しんで頂くためのチャレンジなどをお話しくださいました。

和田更紗さん、浩章さんご夫妻。お二人のあたたかで軽やかなトーク
レセプションカウンターにもエピソード。たくさんの人達の応援が随所に
映画館の魅力を体感

💬受講生感想
"石見には本当にエンタメ施設がないので、映画館を復活させた意義はとてもあると思います。お子さんもいる中、今はまだボランティア状態とのことだったので、需要や人出がもっと増えるといいなと思います。"
"どのかたのお話も、本当に学びが多かったのですが、和田さんご夫妻のお話は、まるで映画を見ているようで、映像が浮かび上がってくる迫力がありました。"

3日目:江津市

SUKIMONO

3日目の一カ所目は、江津市浅利町の「SUKIMONO」さんへ。
SUKIMONOは、島根県江津市に拠点を構える、リノベーションや新築建築・家具や布製品を行う企業です。SUKIMONOが手がけた製品・建築・プロジェクトは島根に広がっています。ゲストハウスやシェアオフィス(enn@浜田など)、飲食店(MASCOS HOTEL@益田、酒石橋@木綿街道など)、江津市有福温泉地域の地域プロデュースなども行っています。
代表の平下さんが当日案内してくださり、使われなくなった廃材に価値を見いだし、クラフトマンとしての感性と哲学をもって新たな付加価値と命を吹き込んでモノづくりに励む現場を見ることができました。

SUKIMONO代表の平下茂親さん
工房をご案内くださいました。ひとつ一つの作品にこだわりと楽しさ
オフィスは、かつての石州瓦工場

💬受講生感想
"同じものは二度と作らない、という言葉や、 工房にある大小さまざまな木の板を見て、「これは自然だな」と思って聞いていたら、 最後に平下さんが「無為自然」とおっしゃったので、「ビンゴ!!」って思い興奮しました。"
"大量生産、大量消費社会のアンチテーゼの意味も込めてメーカーズファーストのものづくりをやり、ビジネスとして成立させていることがとても面白かったです。消費することに慣れてしまっている自分を振り返るきっかけになったように感じます。また、現在、自分らしく生きるために自分を表現する方法を模索中なのですが、使われなくなったモノや不良品などをかけ合わせて新しいモノを作りだすことが自己表現ツールに成り得るのではと感じ、自分でもやってみたいと思いました。"

カフェ&ベーカリー 蔵庭

石見エリア最後の訪問先は、蔵庭。店名はこの古邸にある「大きな蔵」と「広い和庭園」から。コンセプトは「食、地域、心身」。
不自然なものを使わずに地域農家の手で育てられた新鮮な野菜をそのままに、できるかぎり安心・安全な食材で仕上げた朝食やランチが楽しめるベジタブルキッチン、kuraniwa(くらにわ)と、国産の小麦を使い、素材にこだわって丹念に焼き上げるベーカリーショップ、tsumugi(つむぎ)で構成されています。
代表の戸田耕一郎さんに、蔵庭ができるまでのお話、地域でのコトの起こし方や大切している価値観や暮らし方など、自分の生き方をひたすら走る戸田さんのお話をたっぷり伺いました。

最終の訪問先「蔵庭」にて
島根に移住して10年、戸田耕一郎さんのお話を伺う
旧小学校の校庭では地区のイベント「まつかわ日和」

"戸田さんの話ではご本人は移住を楽しんでおられたが、子どものことを考えた時に地域に子どもも少なく新たな出会いがあまりないことを心配しておられた様子はとても共感できた。"
"二拠点生活や複業のお話が聞けてよかったです。リスクを分散させてることが大事だと学びました。何事も楽しむ姿勢も見習いたいなと思います。"

インターンシップを通じて得られた学び

"徹頭徹尾「無為自然」を体験した素晴らしい3日間でした。私の予想を遥かに上回る体験や繋がりができ、とても良かったです。"

"すでに活躍されている方々のお話をお聞きすると、できるかできないかではなく自分がやるかやらないかなんだなと実感したことが大きな収穫でした。"

"自分は食に興味があるので、食以外の分野の話は、「ついていけないのではないか」とちょっと不安だったのですが、全員のお話それぞれに溢れるほどの学びと気づきがありました。 個人の旅行だと、どうしても「美味しいものに興味がある」→情報を検索して良さそうなお店を訪問する→「あぁ美味しかった、いい旅になった」となり、それはそれで満足できるのですが、今回のインターンシップは、もっと深いところを感じられたのではないかと思います。"

"得られることが多く、今後「しまコトが一つのターニングポイントだった」と思えるだろうなと感じた3日間でした。 具体的には、プレイヤーの皆さんが取り組まれている具体的な事業や目指すもの、課題感をお聞きする中で、リアルな「地域で、島根で働くこと」をイメージできました。 また、具体的な事業や取り組みのことだけではなく、何故それをやろうと思ったか?大事な価値観は?原動力は?等、プレイヤーのお人柄に関わる部分も沢山お聞きすることができたのもとても嬉しかったです。 仕事として、お一人お一人の人間として、興味深い学びばかりでした。"

みなさん、インターンシップお疲れ様でした!次の講座第4回は、インターンシップや講座での学びをもとに、自分と島根のつながりを考える【しまコトマイプロジェクト】を考えていきます!