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教師シマリス

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学校の授業、教育系のアレコレ、楽しく学ぶ工夫、そんなことを書いた記事をまとめました。 現在アメリカの私立高校で歴史と科学などを教えていますが、それ以前は日米を含め6カ国で英語・コ…
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2022年4月の記事一覧

ダメダメな面接

来年度に向けての面接とデモレッスンが毎週のようにある季節が来た。 私の学部でも正規のフルタイムをひとりとインターン生をひとり雇うことになり、今日はフルタイムに応募してきた女性を面接+レッスン見学をした。(*アメリカの私立校で教師をしています) 彼女はかの有名なC大学Teachers College大学院をもうすぐ卒業する。嫌味なことは言いたくないけれど、超有名校であり優秀な学生で溢れていると思われる大学の大学院だが、ここからの候補者でこれまでに素晴らしいデモレッスンが出来

昼休みくらい自由にさせてやれ

私が勤める学校は割と自由な思考や先進的な考えをした教師が多いと思うが、なんだか古臭い考えの大人も未だに多数存在する。(*アメリカの私立校で教師をしています) 10年ほど前から留学生が増えてきて今では15、6カ国からの生徒たちが勉強しているが、ランチの時間は同じ言語を話す生徒たちだけで固まりがちになっている。日本人の子は私とランチを食べたがるし、中国語やスペイン語や、母語の話者が多い国からの生徒たちは大きな集団になってテーブルを占領したりする。 その様子を”排他的だ、アメリ

Haiku! So cool!

隣の文学の授業で俳句をやっていたのでちょろっと覗いてみた。(*アメリカの私立校で歴史を教えています) 英語での俳句・Haikuは基本的に季語はすっとばし、とにかく5・7・5の形をまず覚えさせる。その先生も懸命に手を叩きながらシラブル(音節)を教えていた。 "Win(パチン)ter(パチン)clothes (パチン)are(パチン)” 音節は1つの音の塊なのでスペルを見ながらだとアメリカ人の生徒にもちょっと難しい時がある。留学生もアメリカ人の生徒も一緒に手をパチンパチンし