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女性の結婚適齢期とは

晩婚化が進む昨今の日本。結婚するしないは個人の自由なのに周りからは「行き遅れ」だの陰口を言われる。
しかし、早い結婚をすれば「生き急いでいる」、「早くに自由を失うなんて」などなど、どちらになってみても世間からの意見は実に自分勝手だ。
では、結婚適齢期とはなんなのだろう。


晩婚の女性

女性が結婚が遅くなるのは、まず1つは女性の社会進出が大きいでしょう。
男性と肩を並べて仕事をしたい、自分のキャリアを高めたいといった女性が増え、女性も男性と同じくらいの収入を得るようになって自分への投資、ご褒美、自分の理想の相手探し、などといったいわゆる「独身貴族」が増えている傾向にあります。
いつしかその現状が楽しくなっていき、気づけば共に楽しんでいた仲間達は家庭を持ち焦った時に待っているのは「妥協」の人生。
いざ、子供を望んでも産むのが難しい、もしくは、産めない体になってしまっている。

早い結婚をする女性

現在のに日本の法律では男性18歳、女性16歳で結婚できます。これが2022年からは男女共に18歳から結婚できるようになります。
10代、20代前半での結婚。1番結婚に対して憧れを持つ年代です。結婚、出産を経験した同世代に強く憧れそこから焦りが出て自分も結婚、出産。もしくは妊娠、出産がきっかけで結婚をする傾向が多いです。
若いうちにママになる。少女の頃の夢を叶えたように見えます。あっという間に自分の望みが叶うなんて、なんてシンデレラストーリーなんでしょう。
しかし、周りを見渡せばその様な状況の友達はそうは多くないでしょう。
結婚、出産をしていないでバリバリキャリアを積む子、収入が安定してきて欲しい物を買ったり旅行を楽しんでいたり、エステなど自分への投資をする子、自分に見合う人を探している子、自由に時間を使っている子。
夢を叶えたはずなのに今の自分の状況に嫌気がさす。

メリットとデメリット

どちらにしても良い点、悪い点が生まれます。

晩婚のメリットは、キャリアを積みたい、仕事を思いっきり頑張りたい、収入を上げたいなど仕事である程度の成功をして身を固めたい。学生ではできなかった事をやりたい。飲み明かしたい。行きたかったところに旅行へ行きたい。自分の美に磨きをかけたい。いろんな男性とお付き合いをしたい。これらが叶うという事です。
晩婚のデメリットは、やりたい事を思う存分やり終えて残すは結婚。と、思っても自分が望む様な相手に巡り合う確立は若い時に比べたら、かなり少ないです。気づけば体も妊娠が難しくなったり、出産、育児の体力にも限界がきたりと、相手、体、今後の体力問題が待ち受けています。

早くに結婚するメリットは、出産、育児への体力があるという事。パワフルな子供の相手をするにはかなりの体力が必要になります。将来的にも孫が出来れば相手をする余力も残っています。子供からすれば「ママ若いね」=「ママ綺麗だね」ということが幼い頃は嬉しく思います。そして、女性の生殖器は25歳から徐々に衰えていく傾向があります。これを踏まえて早くに出産をするという事はこの様なメリットがあります。
デメリットは金銭問題、夫婦問題、遊びたい時期に家事育児に追われるということです。社会に出て間もない時期に結婚、出産を迎えるのは金銭的に大変です。結婚式を省いても出産、育児、生活にお金が掛かるので金銭面の負担。妊娠、出産は女性の人生の中でも大きなターニングポイントになり自分の人生が大きく変わる節目です。それに伴い忍耐の日々が始まります。ソーシャルメディアで人々の行動が目に見えるこの世の中、親しかった友達が充実した日々をアップしているのを見て羨ましくなる。夫も若ければ「男の付き合い」だのと休みは友達と遊び行く。最悪、毎晩飲み歩いてくる。仕事も制限して、子供も女性だけが見ていて1人の時間も自由に使えるお金もない。そんな中夫の行動が目に付き喧嘩になり最悪、離婚という事もあります。お互い若ければ思うことも、やりたい事も一緒です。早くにママになれば「大人の恋愛」にも憧れてきます。20代後半、30代になればその歳で恋愛している友達を見るといつの間にかトキメキを忘れていた自分に気づき恋愛をしたくなります。

どちらともメリット、デメリットがつきものです。


自分の適齢期を逃さないで

結局、何歳が結婚適齢期なのか。それは自分次第なのです。
40歳が初婚だろうが、18歳で妊娠しようが、それは自身で選んだ道です。
「40歳で結婚した。子供が欲しい。でもなかなか授かれない。治療をします。もっと早く結婚すればよかった。」
「18歳で妊娠しました。若くママになれる。彼氏も大好き。でもお金がありません。今後の生活キツいです。」
「20歳で出産して現在26歳、バツイチ子持ちです。再婚したいけど子供で手一杯で恋愛いている暇がありません。友達はみんなで遊んだり旅行をしていて羨ましいです。」
「32歳バツイチ子なし。20代の早い時に結婚。2年で離婚を経験してから遊びも恋愛もたくさんして31歳で再婚。夫が出世の時期により子作りできない状況に。もっと再婚にアグレッシブになればよかった。」
後悔しようが、人のせいにしたくなっても全て自分で選んだ自分の人生なのです。

いつ結婚してもしなくても、人は無い物ねだりする生き物です。自分とは違う人を見ては一喜一憂します。そして憧れている人、幸せそうに見える人にも悩みがあります。
人に何を言われても、世間のデーターという物を出されても「自分」をしっかり持ち、今、目の前にある幸せを大切にしましょう。
必ず今の「自分」には大切な物があるはずです。
「幸せは無くした時に気づくもの」と言いますが、それでは手遅れです。
そして、結婚、出産が幸せの全てではないという事。結婚すれば必ず幸せになるとは限りません。

結婚とは他人同士の合意の上での契約するものです。
妊娠、出産は確かに女性からしたら人生で1番大きな出来事です。
考えすぎたり、自分の理想を相手に押し付けず、パートナーと気持ちが一致してお互い納得ができる時期に結婚できることが幸せな結婚適齢期ではないのでしょうか。


#結婚 #結婚適齢期#生活#ライフ

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