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「微笑ましい」と「イタイ」の境界線

他人のことは客観視できるのに、自分を客観的に見るのは難しい。これは万人に共通の概念だ。

自分では「自身のことは、ちゃんと第三者目線で冷静に分析できている」と思い込んでいる。だが実際は「自分かわいさ」視点が絶対に入り込む。他人から見たらイタイと思われるところも、自分では「そんなおバカやっちゃう私ってお茶目♪」などと、都合よく解釈しているものだ。あたしもしかり。

なぜだろう。若者がやることのほとんどは、熟女視点で見れば「かわいい」にしか見えない。しかし熟女がやることに関しては、相手が大人なせいか、自分と近い世代だから気になるのか、むやみに厳しい目でジャッジしてしまう自分がいる。

愚かなことも、若者ならば微笑ましく感じられる。
同じことをしているのに、それが熟女世代だと「イタイなー」と思われてしまう。

それは果たして、年齢だけが罪なのか。
どうして大人だと、世間は許してくれないのか。

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