境界線前日譚

篠田「境界線、ですか?」
河嶌レイさん「境界線」

どこにあるやら嶌田井書店会議室。そこで「境界線」という言葉をレイさんから聞いたのはそんなに前のことではなかったと記憶する。

何だろう。境界線、境界線…。わたしとあなたは違うみたいなことなのか。

さらに話を聞いてみると、キーワードが色々出てくる。性別。民族。言語。習慣。コミュニケーション。地域性。広い意味で「違い」みたいなことなのだろうか。手探りしながらテーマを見極めていく。雑談とも打ち合わせともつかない話は長時間にわたった。


時には自分の経験を話す。

篠田「こんなことがあったんですが、どうでしょう、今回のテーマに近いですか?」
レイさん「そういうの面白いですよね」

あるある、と頷く河嶌店長。ありなのか。ありなんだな、ということがわかる。河嶌店長の話も聞く。

レイさん「こういうのありますよね」
篠田「ありますか」
レイさん「ピンときません?つまりね…」

あるらしい。こうしてまた、境界線概念の輪郭が浮かび上がり、メンバー間で共有される。


そのうちになんとなくわかってきた。境界線って、この打ち合わせそのものなんじゃないのか?言いたいことを説明する。理解を試みる。共有する。修正する。なにか見えてくる。見えなくなる。再度検討する。

そうした試みの一端を、近いうちにお見せしたい。See you soon!
(篠田くらげ)


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