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現役現場監督が伝える!新築の現場を守る養生材

こんにちは、島田組住宅事業部スタッフです。

新築住宅を傷や汚れから守ってくれる養生(ようじょう)材。今回は、私が現場管理をしているときによく使用する養生材を紹介していきます。


新築現場を守る養生材

①マスカー

ベットのマスカー養生


 マスカーとは、マスキングテープと養生シート(ポリシート)を一体化させた養生資材です。 それぞれの資材を個別に用意するよりも、作業効率が良くなります。
主に、塗料の飛び散りや粉じんから住宅を守るために使用します。
製品の規格もさまざまあり、幅300mm、550mm、1100mm、1800mm、2100mm等サイズがあります。使用目的にあったものを選んでいます。

②養生テープ


 養生テープは、主に養生をするためのシートや布などを固定するために使用されます。 養生の役目が終わった後、テープははがすこととなり、はがすことを前提としているテープのため、粘着力が弱めで糊が残りにくいのが特長です。 また、現場での作業性をよくするため、手で簡単に切れるようになっています。養生テープには、クロスタイプとフィルムタイプの2種類あります。


クロスタイプ

基材が縦糸と横糸を交互に織ってあるタイプです。テープのコシが強く、梱包・外壁・コンクリートなどあらゆる養生に最適で用途を選ばず使える万能テープになります。

・フィルムタイプ

基材が縦糸のみで作られたタイプになります。横糸がないことで表面がツルツルとしていて文字を書けることや、基材が良く伸びるという特徴もあります。主にリフォーム床や内装品の養生に使われることが多く、一般的に弱粘着として販売されています。


③マスキングテープ

床養生シート固定時

養生テープとも呼ばれるマスキングテープは、塗装をはじめとするシーリングやコーキングの際に使用される保護用の粘着テープです。本来、塗装箇所以外を汚さないようにマスキングすることが目的ですが、剥がすことを前提としているため粘着力が弱く、剥がしたあとの糊残りが少ないので仮止めとしても利用されています。

現在では、用途別にそれぞれ適した素材のマスキングテープが開発され、建築塗装用、粗面養生用、シーリング・コーキング用などがあります。またメーカーにもよりますが、一般的にシーリング用は水色、建築塗装用は白色であることが多いです。

④養生ボード

養生ボードは、建築・引越用の養生材で、加工しやすく安全な板紙です。 のこぎり、くぎが一切いらないワンタッチ養生材で、作業効率が良いです。
養生ボードはボードタイプとシートタイプで2種類あります。


・ボードタイプ

ダンボール素材やポリエチレンのボードのもの。四つ折りなものや軽量タイプもあり持ち運びも可能です。設置はそのまま置いて養生テープで固定するだけなので、よれることなくキレイに敷くことができます。


・シートタイプ

ロール状になっているので、取り扱いが簡単で、転がすだけで壁の端から端まで素早く養生可能です。長さもあるので、養生材同士をテープで固定する作業も減らすことができます。ボードタイプに比べると厚みはありませんが、ちょっとした養生をしたいときに使用します。

⑤柱養生カバー

新築現場の柱養生

柱やステップに使用して、傷が入ることを防ぐ役割があります。 以前は塩ビ素材のものが多く使用されていましたが、近年では耐久性の高いポリエチレン素材のものが主流になっています。新築現場では化粧柱などに取り付けをして美しい柱を傷から守ります。

現場養生についてのQ&A


Q.使ってみたいのですが、どこに売っていますか?
A.お近くのホームセンターやネット通販でお買い求めできます。
ぜひDIYなどのときに使ってみてください。

Q.普段使いしやすいものはなんですか?
A.マスキングテープやマスカーは使いやすいです。
汚したくないものにかぶせたり床に敷くだけで片付けが簡単になります。


Q.役目が終わったら捨てるんですか?
A.再使用不可能なものや汚れがひどい場合は、役目が終わり次第処分するものもあります。 

いかがでしたか?
現場を安全にきれいに活躍してくれる養生材たちでした。普段の生活でも使える養生材もありますので、ぜひ使ってみてください。
お客様の大切な住宅を丁寧に工事させていただきます。
ぜひ一度、島田組にお問い合わせください。

スタッフ 佐藤

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