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第四章 脳はお馬鹿さん、腸は?-010

10_誰もが知りつつある事実


テレビの健康番組で、耳鼻咽喉科の専門医が
補聴器の勧めについて述べたシーンは、私に深い感慨をもたらしました。

聞き取りにくくなったら、補聴器を恥ずかしがらずに装着してください。年を重ねると耳が遠くなる現象を生じることがあります。聞こえにくい状態を放置するとと、聞こうとしなくなります。聞こうとしなくなると、コミュニケーションを取ろうとしなくなります。コミュニケーションを取ろうという意欲がなくなると、認知症が始まります。お気をつけください」と。

私は思わず、政府の述べた入れ歯の話と同じ現象ではないかと、
脳裏をなぞったのです。
 
政府は寝たきりや認知症防止のために、
噛める入れ歯を作るように言及を下しているのです。

老人施設に従事する母校の元医学部教授の医師は、
このような話を語りました。

噛めなくなれば次第に咀嚼障害を生じます。咀嚼障害によって、物を飲み込むという嚥下に機能障害が連鎖すると、誤嚥性肺炎を生じることがあります。免疫力の低下した体に口腔常在菌を含んだ食べ物を誤嚥すると、肺炎を生じることがあります。このような場合、自然淘汰の対象となることは致し方のないことだと考えてます」と。

(口の中の菌でさえ感染の原因となってしまうのです)


自分のあごで噛むことができるならば、
このような不健康問題を抱えずに済むはずなのです。

(なんと嚥下は1日2千回、平均すると30秒に1回はしているそうです)



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