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続・おりたたみ自転車とDiana110持って諏訪へ行ってきました。

一週間のご無沙汰でした、しまたかです(古っ!)
前回書いた、おりたたみ自転車での諏訪ポタリングの2日目編です。
ここら辺は写真の数が少ないのでさっくりと進めていきます(苦笑)

前回の記事についてはこちら。

前回は諏訪大社の下社をお参りしましたが、今回は上社。
上諏訪の宿をチェックアウトして、そこからチャリで向かいます。


前回の記事で載せた地図。上諏訪駅からは結構離れてるぞ~!

看板建築と酒蔵の町

市街地を貫く甲州街道でチャリを走らせると、あちらこちらに看板建築が残っているのを目にします。
看板建築とは、木造の建物の表面に洋風の外観をこしらえたもので、看板としての役目も兼ねていたことからそう呼ばれています。
この看板建築が登場するようになったのは大正12年に発生した関東大震災後で、当時は木造の家屋が主流でしたが、震災で多くが焼失してしまうんですね。
そこで、震災に耐えられるように多く建てられるようになったのが鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC構造)ですが、小規模の商店などの場合はそこまでお金をかけることができなかったので、木造の家屋の表面にモルタルや銅板、タイルといった不燃物でモダンに装飾された外観にしたものをしつらえるようになります。
こうしてできた看板建築が関東を中心に全国的に広まりますが、現在もなおそういう建物が残っているということは戦時中の空襲の被害を免れたか、最小限にとどまったかですね。
上諏訪の場合、戦災の被害から免れたらしく、甲州街道沿いにこうした看板建築が多く並んでいるんです。


国登録有形文化財に指定されている「三村貴金属店」。

中でも代表的なのがこちら。
昭和3年に建てられた「三村貴金属店」、国登録有形文化財に指定されていて、看板建築が並ぶ通りで最も目立つ一軒だと思います。
そして、この外観、どっかで見たことあるぞって思った方多いはず。
そう、映画「君の名は。」に登場する「中川精肉店」のモデルらしいのです。
前回の立石公園といい、この映画の聖地巡礼に訪れた人は多いんでないでしょうか。


「舞姫」の酒蔵。

看板建築の並ぶ街並みを過ぎてしばらくチャリを進めると、今度は一転して、観音開きの蔵造りが現れます。
この辺りは酒蔵が多く集まるエリアで、写真は「舞姫」の蔵元ですね。


「本金」の蔵元。

そしてこちらが「本金」の蔵元。
諏訪には他に「麗人」「横笛」そして「真澄」と合わせて「諏訪五蔵」と呼ばれる五軒の蔵元があり、このエリアに酒蔵が集まっているんです。
酒蔵めぐりしたかったんですが、チャリ乗っている身なんでここは自重して、目的地に向かいます。

諏訪大社上社前宮

まずは諏訪大社上社前宮へ。
本殿は少し上った高台にあり、木に囲まれ水や日照に恵まれた場所で、ご祭神が最初に居を構えた場所で、諏訪信仰発祥の地といわれています。
「本宮」の前の宮といわれるゆえんですね。

諏訪大社上社本宮

前宮から1㎞西の方にある、諏訪大社上社本宮に到着です。
日本最古の神社の一つにして、かつては織田信長の侵攻で社殿が焼き払われたりしたが、拝殿をはじめ多くの重要文化財を抱えている、相当ヤバい神社(誉め言葉)


これで諏訪大社4社をすべてお参りしたわけですが、ちゃんと御朱印も書いてもらいましたよ。

四社すべての同じように見えて、実際は違うんですね。


高島城。上諏訪はまた、城下町でもあったんですね。

帰りに上諏訪に戻って、途中で高島城へ。
復元ではありますが、ちゃんと天守閣も見えますね。
かつては諏訪湖に突き出た場所にあった水城で、「浮城」なんて呼ばれていたんだそうです。


天守閣から諏訪湖方面を望む。

天守閣から諏訪湖を望み、1泊二日のポタリング旅を締めくくります。

二日間で40㎞近く走行。
猛暑過ぎた涼しい時期だっただけに、苦にはならなかったかな。
今回は二日かけて4社回りましたが、やり様によっては1日で回れると思いますので、是非ともチャリを持って諏訪へいかがでしょうか。
ではまた。



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