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「魂を燃やせ」と言ってくる人に投げ返したい「Mela!」【しまさんの読むRadio】

先日「しばし、おやすみさせてくれ」っていうnoteを書いた。

多くの人から半端ない返事をいただいた。

「やりたい」って感情には素直になれると思うので、そのアンテナが環境設定や人のお世話に向かないなら、
その日のアンテナが向いてる方をとにかく気ままに過ごしてみるといいのかもねーん!
どんな風に決めたっていいじゃない。
しまさんの人生だもの♪
わざわざ休みます宣言をしないと休み始めることすらなかなかむずかしいのめっちゃしまさんぽいと同時にとてもわかりみ笑
べつにこの記事書こうが書かなかろうが「なんで休んでるんだ!」って怒る他人って多分ほとんどいないはずで、それでも宣言せずにはおられない的な感じがなんかとてもわかる

めっちゃありがたい。集まる言葉の一つ一つが、うれしかったです。

こういうことを言い出す、ということに慣れていなくて、ぎこちないなと思いながら書きました。あたたかい言葉をありがとうございました。今も休みつつマイペースに生きてます。


さて、今回は通常運転(?)で、また歌を取り上げます。笑

ヒット曲を取り上げるのは今までの趣向と違うけど、まあいっか。


ただひたすらに魂を燃やせ…?

直近盛り上がった話題の一つに、「鬼滅の刃」があります。

そして登場人物である煉獄さんのセリフにもある


「魂を燃やせ」


がはやりの言葉になったと思います。

それと近いタイミングで、同じく「めらめらと燃えろ」という歌詞が入った曲が出てきていました。

それが、緑黄色社会「Mela!」


「おやすみ」に入ってから華麗にハマった曲です。(アルバムも買おうとしてます笑)

緑黄色社会の力強い歌声に惹かれたのもあるし、ところどころに挟まれる「ラララ」をつい口ずさんでしまう曲です。


その「メラメラと燃えろ」という歌詞は冒頭からきている(というかタイトルも「Mela!(メラ!)」だけど)。

今なんじゃない?
メラメラとたぎれ
眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ

最初この曲を聴いた当初は、それこそ「魂を燃やせ」的な内容だと思っていました。でも、よくよく聞いたら全然そうではなかったのです。

大きな誤解

続くフレーズはこんな感じ。

かっこいい君には
僕じゃ頼りないのかなんて
そりゃそうだよな
だって今もこうして迷っている

ここはまだ「だから燃えよ」という感じの歌詞。

さらに歌詞を読み進めると、

手を取ってくれないか
ギブとテイクさ
君が僕のヒーローだったように

あれ?

ん?

「君が僕のヒーローだったように」?

僕は君を助けるために燃え上がる、だけではない?


そこからのサビ、の最後。

そんなに荷物を背負いこんでどこへ行くの
ねえねえ待って僕にちょっと預けてみては?

ここまで聞いて、「違う、これは「最強のパートナーシップの歌」なんだ」と気づかされるのです。

抱えないで信じて頼ってほしいんだ

さらにその事実を確信させてくれるのがこのフレーズ。

信じてばかりの僕と
信じることが怖い君と
どちらが正しいのかなんて
誰にもわからないのさ

君のことを一切否定しない姿勢、「誰もを信じる僕だって正しいとは限らないし、誰も信じれない君も間違いじゃない」という一言が沁みます。

僕自身、誰も信じれないときが結構ある(ほんとに)けれども、この一言を言われて、「そっか、別にそういう風に感じても間違いでも何でもないんだな」って思いました。

からのさらに、

君はかっこいいと苦しめて
ひとりぼっちにさせたのは
少し僕のせいなんだよなごめんね
だけど見るべきはリアルだ
今こそ僕が救(たす)けるんだ
抱えないで信じて頼ってほしいんだ

誰もが「ヒーローだ!」と引き上げることは簡単、でもやられた側は抱えてしまうものがあって、それを抱えさせてごめんよ、と言っているのです。

そう、「君」が抱え込んでつらいのを知っていて、そして「僕のせいもあるよ」って認めていること自体が、すでに救いを与えている、と。


だから、今度は僕が助ける、抱え込んでないで、(誰も信じれないのはわかってるけど)信じて頼ってほしいんだ、と。


ここまで聞いて、もう「魂を燃やせ!うおおおおお!」という曲じゃないのはわかると思います。


君が抱えているものはたくさんあるよね、僕が預かるよ、信じて頼ってほしい、今こそ僕がヒーローになって助けるときだとわかったんだ。だからメラメラとたぎっていくよ」と。


今の自分が、抱えに抱えて、孤独で、戦ってるんだ、と自覚している人ほど聴いてほしいし、メッセージが伝わってほしい。


「Mela!」とするのは、あなただけである必要はないし、燃え滾れないなら、誰かを頼ったっていいのよ、と。


そんな、「最強のパートナーシップの歌」、ぜひお聞きください。

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