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歌への、ラブレターを書いてるよ【しまさんの読むRadio】
ラブレターって書いたことありますか?
僕は、ラブレターを書いたことがある。その一番最初は小学校5年のときのことだったと思う。届くどころか、先生に呼び出される大事件にまで発展したのは今も覚えている。そのときは人に相談して、そのように手段をとったのだけど、相談相手にばらされたことで大喧嘩になったのである。
だから、こういう「気持ちを伝える」タイプの手紙は、基本人には話さないで、自分が思ったことを書こう、と決めている。仕事上の義理は全然話は別になるとは言え。
今日はそんな「ラブレター」の話。といってもラブソングとはまたちょっと違うころ合いで。
出会えてよかったよ、あなたに
最近聞いた曲で、その素敵さに、ついシェアしてしまったものがある。
YOASOBIの「ラブレター」。
奇遇にも、音楽関係で活動している人が周りにいるので、同じく奇遇にも見つけた曲を届けたいなと思ったのでシェアです。 僕も、こんな気持ちになるときがあります。音楽よ、存在してくれてありがとう。 ""こんな気持ちになるのは こんな想いができるのは きっと音楽だけなんだ (代わりなんて一つもないんです) どうか1000年先も どうか鳴り止まないで いつも本当にありがとう"" #YOASOBI
Posted by 嶋田尚教 on Thursday, September 23, 2021
「ラブレター」という曲名なので、人に向けたラブソング、かと思いきや、なんと「音楽」という存在に向けたラブレターという内容になっている。
初めまして 大好きな音楽へ
ずっと考えてたこと
どうか聞いてほしくって
という歌いだしになっているところからもわかると思う。
でも内容の一部はシンプルにラブレターそのものなんだよね。人に対してもそのまま使えるフレーズというか。恋人にも送れるよねっていうくらい。
あなたに触れるだけで気づけば
この世界が色鮮やかになる
花が咲くように
ねえもっと触れていたいよ
ずっとそばにいてほしいよ
いつまでも
と、恋人に綴るかのように。
一方で
この世界が終わるその日まで
鳴り続けていて
いつまでも大好きなあなたが
響いていますように
と、「音楽」に対することだとわかるパーツも埋め込んである。
最後は
こんな気持ちになるのは
こんな想いができるのは
きっと音楽だけなんだ
(代わりなんて一つもないんです)
どうか1000年先も
どうか鳴り止まないで
いつも本当にありがとう
と、まさに音楽への「愛」を伝える、そんな曲だ。
当初、「YOASOBIがお届けする『ラブレター』なんだから、すごい純愛か、略奪愛なのかな」とか思っていた自分がちょっと悔しい…
音楽の素敵な一面を、「音楽」に対するラブレターという形で表現するのが趣深い。
ただ愛を伝えるだけでなく、「音楽を通してこういうことを感じれるのよ、音楽があるからこんな自分になれるのよ、だからいつまでもそばにいて」、という伝え方をしている。好きな人へのラブレターのお手本にももしかしたら使えるのかもしれないくらいに。
この曲を取り上げたのは、「自分がなぜnoteで曲とともに思ったことを綴るのか?」という理由と反響している気がしたからだ。
僕が読むRadioで音楽を紹介している理由
【読むRadio】と名付ける前から、好きになった曲とその理由と気持ちを書き綴るようになったのが、ちょうど2年前。
最初の1曲目はタイトルのおまけとして紹介していた、BUMP OF CHICKENの「宝石になった日」。
引用したフレーズは3つ。
あの温もりが 何度も聴いた声が 君がいたことが 宝石になった日
忘れたように 笑っていても 涙越えても ずっと夢に見る
(中略)
こんなに寂しいから 大丈夫だと思う
時間に負けない 寂しさがあるから
振り返らないから 見ていてほしい 強くはないけど 弱くもないから
(中略)
ひとりじゃないとか 思えない日もある
やっぱり大きな 寂しさがあるから
応えがなくても名前を呼ぶよ 空気を撫でたよ 君の形に
よくよく聞くと、別れた「君」への気持ちに対する訣別であり、でも訣別仕切れていなくて、最後は「応えがなくても名前を呼ぶよ 空気を撫でたよ 君の形に」と忘れられていない主人公の話なのである。
今だからやっと理解できたよ。
タイトルが「宝石になるかもしれない日」なのは、記事の中のこのフレーズをもとにしている。
「1人の人生において、1つの苦悩が一大事」というのを感じたボクは、スタンスを大きく変えようと思う。
その相談を受けた日を、その人にとって「宝石になるかもしれない日」にしよう、と。
その相談した日から、次の人生の転換になるかもしれない。その相談したことを進めることで人生が楽しくなるかもしれない。
まさに日々を「宝石になった日」にしたい。
だから、ひとつひとつの苦悩と向き合い、相談を受けることをサボらない、「宝石になるかもしれない日」を作り上げる。
-記事より
とある人からの相談を、その人にとっても、そして僕にとっても人生の転換点にできるようにしたい、という思いを持ったのもこの時だった。
それ以降、いろんな曲に合わせてnoteを綴り続けた。気が付いたら30記事を超えていた。取り上げた曲をまとめると50曲を超えていた。
何で書き続けているんだろう、という答えは、YOASOBIの「ラブレター」の文脈に合わせて言えば、「僕がいつも求めてしまう歌、それは踊りだしたくなるウキウキした気分のときも、爆発するようなイライラな気分のときにも、救われたり支えられたりした、その体験を誰かに共有したい」ということだ。
「心が動かされ」、「心が満たされて」、「もしもその歌に出会えていなかったらなんて思うだけで怖くなる」、そうやって僕が感じ続けてきた歌。
その衝動で、気が付いたら、スマホにあるnoteのアプリを起動して書き始めて、パソコンで歌詞を調べながら書き上げて、スマホで追記して投稿していく。そんな気持ちになるのは、きっと音楽、歌だけなんだと今は思う。(将来はわからん。笑)
いつまでこの【読むRadio】を続けるかわからない。
たまに休んで、たまに書いて、たまに読み返して、たまに人に読んでもらって、そして僕は誰かを愛して見れるのかもしれないし、誰かに愛されるのかもしれないし、むしろ音楽への愛を語り続けるのみに終わるのかもしれないし、次があるのかもしれない。本当にわからない。
でも、この【読むRadio】を通して、僕が「心が動かされ」、「心が満たされて」、「もしもその歌に出会えていなかったらなんて思うだけで怖くなる」、そんな曲を人に教えて、同じくその人が同じような動き方をもししてくれる場所になったらいいな。
たまには遊びに来てもらえるnoteという場になればいいな。
そう思って、これからもゆるく、続けようと思う。
最後のおまけ:「誰もが誰もを愛せる権利を」
今回の巻末おまけ「noteでかなえたい社会を作ろう」は、「LGBTを含めた子どもたちに、ありのままの自分で大人になれる社会」を目指す【認定NPO法人Rebit】さんです。
「ありのままの自分で」というところ、偶然にも今日「自分らしさで毎日を満たすため」のワークショップに参加してきたばっかりだったので、非常に共感しました。
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