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「出港するよ」Diversityの海で①

おばんです。久しぶりに更新です。

3月12日から、こんなオンラインプログラムに参加することにしました。
(こう書くと、芸能人の結婚報告みてぇだな)

Diversity Journeyは、「違い」を切り口に「わたし・あなた・社会」に向き合い、対話とアクションを通して「多様性への身だしなみ」を学ぶ、1ヶ月間のオンラインプログラムです。

プログラム紹介サイトより

プログラムの参加を決めたきっかけは、2月22日(めっちゃねこの日)にあった説明会に参加した時に、こんなことをやらないか?とミッションを与えられて、かつ自らもやってみたいと感じたからである。

そう、「Divercity & Inclusion(多様性と包摂)」に近い文脈を「ロックの中に求めよう」というのである。もう少し簡単に言うと、「ロックは社会的な居場所になれるのか?多様性を受け入れられるのか?」ということを、実際の歌詞やロックミュージシャンの言葉から探ろう、ということだ。

ロックと「Divercity & Inclusion」

僕にとって、ロックは、常に摂取するサプリメントのようなものだと勝手に思っている。だから、「改めて見直す」ということまではしたことがなかった。

Diversity Journeyの説明会は、2時間のうち、前半1時間くらいをプログラムの説明と「Divercity & Inclusion」の入り口的な話に使うが、後半1時間くらいを「対話を生む時間」として、「日々生きている中ででてきたモヤモヤ」を吐き出し、対話しあう、極端な言い方をすれば”丸投げ”の時間がある。”説明会”とついているのにもかかわらず、だ笑

青い空

参加者の中に、海外在住の方がいらっしゃった。その人からの投げかけは

「日本人は、日本人とばかりいることもあって、海外の方が身の回りにいる、ということに全然慣れていない」

ということだった。

日本は、大陸で地続きでなく、島国である以上、機会がないとなかなかリアルで話すことも少ない気がする。

そこで思い出した曲があった。THE BLUE HEARTSの「青空」だった。

その歌詞を、引用して、チャットに送った。

生まれたところや皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう?

「青空」より

この言葉こそが、「Divercity & Inclusion」のひとつだと感じたのは言うまでもない。Divercityというのは、多様性が云々以上に、「属性を見るな、人を見よ」というシンプルな答えがひとつ横たわっていると思う。

説明会の投げかけに対する答えとしてチャットに送ったのは上記のフレーズだけだったけど、その続きを、まさに以前書いたnoteにまとめていた。そして、奇しくも、取り上げるタイミングがタイムリー過ぎる。

歴史が僕を問い詰める

このnoteではこのようなことを書いた。(しばらく引用をお許しいただきたい)

戦争の構造なんてわかりやすくて、「正義」が「強いか弱いか」で結局決まるのだ。「正義」が「マクロとして、地球視点としてよいことか」は(結論としては)省かれることになるのだ。
(中略)
正義において、「○○を代表して」「〇〇人として」という言葉が、今の言い方として言えば「大きい主語」に該当するような発言のされ方をすると思うのだけど、その集団において、勝手に言われた側にとっては「一体こいつにとって僕の何がわかるんだ?」と思うわけである。

僕は、この歌詞を最初に聴いたときに、いいなあと思う反面、「こんなこと言わないといけないくらい、憂鬱な時代(ブルーハーツがこの曲を出した時代))なのか?」とも思った。だって、あなたのアイデンティティを勝手に見ためとか出身地とかで判断されきっちゃうんですよ?
(中略)
これからも「俺らは正義だ、社会的に良いことをしている」という独善性に、または「裏があるのにそれを見せずに(善意の表情で)何かをやろうとしている」という表裏性に対して、「もうわかりきってるのに、くだらない、憂鬱だ、そんなものを誰か打ち倒してくれないかな」という気分になるようなことばっかりだと思う。
(中略)
その「憂鬱」を外に出してほしい。どうして憂鬱なのか、なんでそんなに押し付けられなきゃいけないのか、正直に言い続けていければいい。

胡散臭いと思ったら胡散臭いと言ってやれ。

てめえの都合じゃねえと思ったらそう言ってやれ。

勝手に正義を名乗る代弁者にいわれる前に。

ブルーハーツの「青空」と戦争と【しまさんの「読むRadio」】より

ここに引用している内容で言いたいことの9割は言ってしまったが、つまり「僕ら個人は、どんな意見を持つか?そしてその意見を受け止め、対話し続けられるか?加えて、憂鬱を憂鬱と明白に話し続けられるか?」ということがこれからの時代は問われる。

すなわち、「Divercity & Inclusion」を、知っている、聞いたことがあるではなく、「血肉に浸透できるか?そのような人になれるか?多くの人を巻き込めるか?」が一つの勝負と言える。

その時代が一通り終わってみて、社会が良くなってないなら、歴史が問い詰めてくるのだから。その審判を受けて立とうと思うんだ。

たかがオンラインの対話プログラムだ、といえども、これから始まるプログラム内での「ロックを語る」時間のこけら落としが、「誰かのうちのひとり」ではない「僕、私」を見つめる時代を作る場になれるなら、まさに本望といったところだと思う。

ライブハウス「Journey home」

僕自身、「Diversity Journey」ははじめての参加だが、先述のように、「プログラム内でロック(と多様性)を語る時間」を作ることになりそうなので、勝手に設定を作って、やっちゃうことにする。
※ちなみにまだ公認いただけてないけど、時間もらえる前提でリリースします笑

プログラムの象徴となるのは、「多様性の海に漕ぎ出す船」ということもあり、「船内ライブハウス【Journey home】」としてスタートすることにしようと思う。

※journey homeの意味は「原点回帰の旅」。

ロックを通じて、「Divercity & Inclusion」を学ぶのはもちろんだけど、それ以上に「ロックがいかにInclusiveか(つまり懐がでかいか)」を知って、ロックを布教する場所にしようと思う。

こけら落とし公演は「平和」

その初回テーマもタイムリーに、「平和」にしようと思う。

「Love & Peace」を自らの信条として、死ぬまで貫き続けた「忌野清志郎」を中心に、「ロック」と「平和」の話から、多様性・違いという話に切り込んでいこうと思う。

※いい予習記事を見つけた。。。

▽今のところの項目案
・なぜ「”Love” & Peace」なのか
・清志郎ロックは「排除」じゃない「包摂」だ
・弟子たちが語り継ぐ「Love & Peace」

ほかにもロックと「Divercity & Inclusion」にまつわる(個人的な趣味もドカドカ入れつつ)トピックを取り上げていく。つもり。(といっても、次回は全くの未定だ笑)

日々生きている中での、モヤモヤを話す、という中で、ロックの懐は最強だ、と改めて体感しつつ、その「懐の深さ」について、自分も学ぶ良い機会になりそうで、めちゃくちゃ楽しみだ。

▽まだ3/5まで申し込めるぞ!

というわけで、ロックに興味ある人も、そうじゃないけど対話したいっていう人も(再び飲み会自粛が続いているので個人的には会話不足)、ぜひご参加お待ちしてます。

しまさんが気分で書いています。「感動した!」「今後も楽しませてください!」と思ったらちょっとサポートいただけると日々の筆がさらに進んで面白い記事を書きたくなります!