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20210628 kyoto

アニメメメ、行くことにしました。

帰省のたびに乗っていた東海道線です。
聞き覚えのある見覚えのある景色だらけ、とはいってもこの名古屋〜京都区間は、下りなら夜行を降りたあとの眠気と夜行客の混雑に耐えながら揺られてた記憶ばかり。それか岐阜とか安城のネットカフェに向けその日最後の移動をしている途中か。

つきました。だいぶ街なかを迷って到着。自治体ごとに感染症ガイドラインが違うんだな〜と感心しつつ入場しました。

アニメメメ



レイヴの雰囲気も小箱の雰囲気もまとめて楽しめる。地下洞窟のようなホールででかい音をきくとたいへんきもちがいい。

階段をぐねぐね登り降りして各フロアを渡っていくと、ちょっとこのエネルギーの密度は、学祭のような空気がある。知り合いと知り合いじゃない人がごった煮になってるのも、まあいつものパーティそうなんだけど、学祭っぽい。曲が繋がるたびにあちこちで歓声があがったり怒号が飛んだりしてて笑顔になります。

あと平気でこれが流れまくる。

来日パーティしてたらしいですね。産地直送。


でもなにより好きだったのはここでした。

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DJブースにスピーカーはなくて、かわりに隅っこでワイヤレスヘッドホンを借りてつけてずっと揺れてる。みんなヘッドホンつけてるからもうあんまり喋ることもなくて、ひたすら音楽を聞くほかない。ヘッドホンをしてみないとなにがプレイされてるのかわからないワクワク感もいいですね。

かなり趣味的なmixが流れるのもたまらんいい。いちばん好きな音たちを詰めてきてヘッドホン越しに聴かせてくれているんだなというのがひしひし伝わる。静かな音も細かい音もヘッドホンのおかげでよく聴こえる。

配信イベントを聴くときのようにパーソナルなんだけど、でもチャットとかツイートをする必要はなく、周りを見るだけで同じ音で同期して喜んでいるのがすぐわかる。
この客がつける専用ヘッドホンにちょっと工夫があって、ブラックライトを当てると光るようになっているから、ゆったり揺れて頭をふるみんなを眺めるとちょっと蛍のような風情がある。

そしてまた、shazamとかできないのもいい。知らない曲をすぐ検索してコレクションしていくのも楽しいけれども、いまこのDJで聞き逃したらもう会えないかもしれない良い音楽たちと向き合うのはここちよい緊張感がある。どうしても知りたくなったら歌詞をメモるかDJの手元を見に行くしかない。

いい曲だらけ。


DJ Celoryさんの、駆け出しの頃、クラブに通いまくってとにかく先輩が掛けるレコード盤面を暗記しまくったというようなエピソードを思い出したりした。ワイヤレスで耳に直接届ける先駆的なしくみなんだけど、かえってそのようなクラブの古くからの形のひとつが立ち現れているのがおもしろい。


念願のひとびとにあいさつしたりして、最後まで聴いて、やうやく外に出ると、まだ西日が暑い時間帯。


裏道をだらだら歩いて京都駅に戻って、新快速で車窓をぼけっと眺めて、終わり。

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気持ちよかったねえ。

残念なのは、本当は近鉄でゆったり遠回りするつもりだったのに、寝坊のせいで新快速を使うことになった点。値段は変わらないんですが。今度は早起きしよう。

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