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子供たち

ここのところ小さな子と遊ぶ機会が続いている。
先日は、前の職場が一緒だったスタッフの子供の女の子と一緒に遊んだ。
よくわからないけど「呪いの人形」ごっこをやった。

昨日は請負先の社長のところの3人の子供と遊んだ。
やった遊びは
「海岸ごっこ」
「ピザ屋さん・ケーキ屋さん・ガストごっこ」
幼稚園の女の子と未就園児の男の子と、やっと歩けるようになった女の子。
つくづくお母さんは体力がないと務まらないだろうなぁ、と思った。
3人3様に歩く、走る、上る、飛ぶ(笑)
普段はワンオペ育児と思われるお母さん、たまにはゆっくりご飯食べてよね、と思った。
自分が子供2人育ていたときも、ちょっと気持ちが休まる時間が欲しいとよく思ったから。
今になると、あの頃は人生の中で一番充実していたし、自分も疲れていたけれど元気だった、と思う。
もっと育児を楽しめばよかったし、あんなにがみがみ怒らなければよかった、もう一度あの頃の娘や息子と遊びたいなぁ・・・とも思う。
でもね、その時はずーっと子供中心で大人のペースにならない生活がずっと続いていしまうと思ったし、子供は可愛いけれど家事をしたり幼稚園や学校の用事はあるし、周りに迷惑はかけられないし…とそれで頭がいっぱいになってた。

昨日子供たち3人と半日過ごして、ママもパパもいて気持ちに余裕があったせいか「子供の相手楽しいじゃん?」と思った。
もう現役の頃のような体力はないし、かなり疲れたけど…(笑)
結構無心に一緒になって遊んでました…。

みんなでみてる、っていうことが大きかったのかなぁ、と思う。
自分が育児をしているときは、
「何時までに帰ってご飯作ってお風呂沸かして…」
「あ~、服をあんなに汚しちゃった…洗濯しなきゃ」
「このタイミングで昼寝しないと、変な時間で寝ちゃうかも」
とか、常に自分の家事とのバランスを計ってた。

なかなか子供のペースになりきれなかったんだなぁ。
ずーっと続くわけじゃない、とわかっていたら、子供といる間のあの頃の数年間の大人のペースなんて捨てられたのに…と思う。

少子化が進み出生率が下がり続けている。
習い事、教育、出産…すべてについてお金がかかる。
お金があれば、余裕があれば…。

でもそれだけでいいのかな。
結局それって、習い事などの環境の生活レベルが底あげされるだけで、その間の格差ってあまり埋まらないんじゃないかな。

お金の心配をできるだけしないようにする、っていうことはもちろん大事なことだと思うんだけど…。

昨日の子供たちのママは、実家が遠くて頼れないって言ってた。
自分の親が近くに住んでいる、というだけでママはずいぶん安心するだろう。
近所に頼っていけるママ友がいるのも大事。
子供がけがをした時、親が熱を出した時、急遽上の子の用事が入ったとき、どうしても息抜きをしたいとき…。
みんなで子供をみる…頼っていけるところがある。
このひとつで子育てって少し楽しくなるんじゃないかな。

昨日のママが言ってたこと
「たまに大人と会話をしたくなるんです」
そうだよね~、そうだよね~。

私は、子供が小さかった時に自分一人のペースで背中を伸ばして歩きたかった。
そんな当たり前のことができないのも育児のほんのひとコマ。

子育ての経済負担を軽減していくことは必要。
自分たちが子供を育てていて実感した負担…
「私たちの時だって大変だったけどなんとかなったわよ」
という言葉は違うと思う。

違うと思うけど…支援が増えれば習い事を増やすことができる。
支援が増えればありがたいけれどまだまだ足りない…というのも違うと思う。
支援は出れば出るほど「もっと出れば…」と思う。
「いや、もう充分です」とはなかなかならないだろう。

経済支援も大事…。
ただ、子供って子供の間だけお金がかかるわけじゃない。
むしろ子供から成年になるまでの間、年齢に比例してお金がかかっていく。
だから、経済支援だけに目を向けているときりがない。

子供育てるのって楽しい。
色々な人とコミュニケーションがとれるし、自分の視野も広がる。
何よりも全身でぶつかってくるエネルギーに圧倒される。

テレビを見ると子供の様々な事故が報道されている。
家の中にはこんな危険がある、外に出るとこんな危険がある、幼稚園に、小学校に預けていてもこんな危険がある…。

逆に、Instagramでは子育てを楽しんでいる動画も流れてくる。

子育てが楽しくなるかどうかは、お金だけではなく、周囲の人次第かもしれない…。
今度、3人の子供のお母さんに声かけて、一人でお茶でもしておいで、って言ってみようかな。


子供がいてもいなくても、みんなで子供を見る社会…。
そういう社会だったら子育ても楽しくなるんじゃないかなぁ…と。
そんなことを思った一日でした…(笑)


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