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【鎌倉殿の13人】一番みっともないのはしょぼくれたじじいだ【9話感想】

今週は、富士川の戦いだし、戦闘メインになるから出てこないと思っていたのに…

高岸さん、いらっしゃった~~嬉

全成さんや政子さんたち待機組と一緒にいるんですね。
よかった。

本当に高岸さん出てくるとほんわかする。
北条ファミリー&高岸さんの日常風景で1時間枠作ってほしい。

そして、物見やぐら(?)にしがみついている義経さん登場!
高岸さんと菅田将暉さんが同じ場所にいるってなんだか不思議。

全成さんに、胴をコンってされてる高岸さんも可愛かったし、弁慶たちを率いて黄瀬川に向かう義経さんを不安げに見送る高岸さんも愛らしかった。

とにかく、今週も見れて幸せです!!!
三谷さんありがとう!!!


ざっくりストーリ「決戦前夜」
富士川で武田と合流し協力する約束をしたもののあっさり抜け駆けされた頼朝軍。坂東武者たちは、所領のためじゃないのなら~と追討に消極的。頼朝軍に義経が合流しました。
伊藤祐親の娘・八重は侍女として働くことを申し出て、女の闘いもくすぶっている。


これまで大河ドラマで話も人も分からなくなって途中で飽きてしまうのが私にとってネックでした。今回の「鎌倉殿」も登場人物が入り乱れてきていますが、(次回予告見る限り、さらに来週は混みあってきそう!)それぞれキャラクターが非常に強く確立しているので、分かりやすいのがありがたい!

富士川の水鳥は三谷さんなら絶対面白い解釈でやってくれるだろうと思ったけれども、まさか、おじさん同士の小競り合い?わちゃわちゃとは…しかも、時政が一人で遊んでいたのならまだしも、義澄さんまでとは…

そして今回、義村さんのかっこいいシーンもたくさんありましたね!いち早く伊藤祐親の屋敷に行って、善児に襲われる八重さんを助け、和田さんや畠山さんが入ってきたときには「俺の屍を越えて行け」演。八重さんを助け出した後にも「うちで預かる」と膝をついて申し出たのに無視される…
来週も、何やら爆弾発言(?)してたし、誰に対しての誰を「俺がもらっても文句はないな」なんだろう…。流れだと、八重に想いを寄せる義時に向かって(八重を)「俺がもらっても文句はないな」なんだけど…三谷さんだからちょっとひねりがありそう。

恋愛パートには高岸さんは出てきそうにないかなぁ…
ご飯たくさん食べて、ほのぼのしてくれればそれでいい。


眠れないほどおもしろい吾妻鏡: 北条氏が脚色した鎌倉幕府の「公式レポート」 (王様文庫 D 59-8) | 板野 博行 |本 | 通販 | Amazon

今回、鎌倉殿のお勉強のために「眠れないほどおもしろい吾妻鏡」を購入しました。めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました。
基本的には吾妻鏡を分かりやすい言葉で説明してくれている著書ですが、ところどころに「これは北条氏が辻褄合わせで書いたから!」とか「…ということに北条氏はした」と注釈があって、歴史は一方方向から見るものじゃないって改めて考えさせられます。本著のテーマは「愚管抄」の作者・慈円が「吾妻鏡」を紹介するという形になっているので、いくつかの記録を照らし合わせながら考察してくれています。

そうやって考えてみると、この鎌倉殿の13人も解釈の一つなんですよね。でも、大河ドラマって、演じている役者さん一人一人の役への思いとかもあって成り立ってくるので、多くのことを考えさせられます。

八重さんは、千鶴丸を伊藤祐親に殺され、他家に嫁がされて自殺してしまったとされているけれども、父親の留守中に流人と恋に落ちて子どもをもうけ、頼朝が政子と暮らしているところに尋ねていると書かれているようだし、これからもたくましく生きていきそうだし、生きていてほしい。
逆に、伊藤祐親は政子や義時のおかげで頼朝から恩赦を得るけど、千鶴丸への自責の念で自害するって…
ドラマお決まりの、死期が近いやつがやたらいいやつになる(敵であっても)フィルターが掛かっていて辛い…

最初は不気味な印象だった江間さん(八重の旦那さん)も最後はいい人だった…泣

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