見出し画像

PC業務のマニュアル化を効率的にする「ステップ記録ツール」の活用方法

PC業務の引継、マニュアル化で、専用のマニュアル作成システムの導入が難しいケースでは、Windows標準の「ステップ記録ツール」が無料で便利です。
ただし、注意点として、以下があります。

  • 作成されるスクリーンショットが少し粗いので、用途は社内向けなど関係者用や、手順書を作成する前の業務把握用に適しています。

  • 編集にはMicrosoft Word (マイクロソフト・ワード)がないと不便です。

ステップ記録ツールの概要は以下をご覧ください。
なお、マニュアル化に「ステップ記録ツール」を活用するときの最低限の設定は、「保存する最新の取り込み画像数」を最大値999にしておくことです。

なお、「ステップ記録ツール」で、操作記録やスクリーンショットは、mhtファイルで保存されます。Webブラウザーで閲覧できますが、マニュアルとして活用する場合、標準的なツールであればWordで編集可能です。
その際、ファイルを開くと、マニュアル作成に不要な情報量が多く、ページ数も多いことに戸惑います。
Wordで編集するポイントは以下に記載しています。

mhtファイルのWord編集を効率化するVBAサンプル

「ステップ記録ツール」で作成したmhtファイルのWord編集を効率化するVBAを作成しました。
(1)画像サイズの一括更新
(2)水平線の一括削除
(3)冒頭RecordedStepsからStepsの削除
(4)AdditionalDetailsから最後まで削除
(5)フィールドコードの表示と削除
(6)stepの日付削除と見出しに変換
(7)手順のスクリーンショットの文字列削除
詳細は、次に示した内容です。

上記の記事をもとに作成したWordのVBAのサンプルが以下よりダウンロードできます。
記事内容だけでは不明な場合や、実際に動作しているファイルを確認したい場合などにご利用ください。

  • 24時間以内であれば、返金申請が可能です。有料の内容が期待と異なる場合等は利用ください。

  • サンプルファイルの再配布は禁止しております。

  • 動作確認のWordは「Microsoft® Word for Microsoft 365 MSO」(バージョン 2401)です。

サンプルファイルの内容

  • ステップ記録ツールのmhtファイルを編集準備.docm
    VBAを実行すると、ファイル選択画面が起動します。対象のmhtファイルを選択すると、上記のmhtファイルをWordで編集するポイントの7つの処理を実行します。

【免責事項】
掲載のコンテンツ・プログラム、ファイル等について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。自己の責任においてご利用をお願いいたします。掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

ここから先は

80字 / 1ファイル

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?