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経営者の最終到達点とは

経営者の最終到達点ってなんだと思います?

- [ ] 店舗拡大?
- [ ] スタッフ育成?
- [ ] キャッシュフロー?
- [ ] 会社設立?
- [ ] 究極の技術?
- [ ] 究極の商品?
- [ ] 理想のサロン?

こんな感じで浮かびました?
まだ、経営者になってなかったり、このどれかで悩んでいたりしたら、そこで考えられなくなるだろうね。
最終到達点は、皆同じだと私は、考えています。

どれも大切で、ひとつ欠けただけで、弱みになっちゃうね。
そう言う私も、正直全部ダメなのかもしれません。
なんせ、経営に正解がないからです。

「あらあら、正解がないんじゃ困ります」って思いますよね。
わかりやすく言えば、人それぞれなんだよね。
でも、長く経営してくれば、やがて終わりが来ます。
さて、最終到達点とは、その終わりをイメージ出来ているかと言う話なんです。

例えば、最後の書いた「理想のサロン?」
頭に浮かべてみてね。

- [ ] お客様の笑顔
- [ ] スタッフの笑顔
- [ ] きちんとした財務
- [ ] 毎日のルーティン

例えひとつとってもやる事満載だし、毎日考える時間が足らねーみたいな。

でもそれら全てに言えるのは、あなたが現役だからです。
しかし、毎年年を取ります。
やがて、時代は、移り変わる事でしょう。

つまり、経営者の最終到達点は、ただひとつ。
「誰に継承するか」
「どう継承するか」
最後は、繋ぐって言う最終作業が残っているいます。

具体的に「継承」って何?


「継承ってそもそも何よ」ってのが、ありますよね。
最終的な継承は、「創業の想い」なんだと思いますが、親子でも同じ思いかって疑問ですよね。

経営者は、誰しも理想の経営を夢見ています。
ただ、それは、あくまでも創業者が会社を作った時の個人的な理想であります。

ある老舗会社が、新社長になって、会社の方針がガラリと変わる。
ありがちな話です。
最近でも、全く創業者の想いと違う方針を立てて、上手く行かず、また創業者は、新たに会社を立てて、創業時の会社をやり続け、結局新社長の会社は、潰れたってありました。

やり方は、ともかく継承に大切な知識やテクニックは、もちろん メンタルの継承も必要不可欠ではないかと考えています。
新時代には、新時代のやり方はあるにせよ、人の心は、1000年変わらないものがある。
そこの理解をしてもらっての「事業継承」ではないかと思いますね。

継承の手順は、管理者の育成と人気スタイリスト育成の平行教育にある


人気スタイリストが優秀な管理者になれるかと良く聞かれる話だけど、実は、この2つ、考え方のステージがまるで違うんだよね。

人気スタイリストに必要な要素を考えてみよう。


- [ ] 技術が上手い
- [ ] 笑顔がいい
- [ ] 親しみやすい
- [ ] 希望通りに施術してくれる
- [ ] 話しやすい
- [ ] 前回までを良く覚えてくれている
- [ ] お客様が得する様に考えてくれる

何を持って人気かと言う基準があるわけじゃないけど、客観的に見ての話とします。

優秀な管理者ってなんだろう


美容師に身近な管理者と言えば、店長かな。
管理者のスタートですね。

店長は、ただサロンにいて指示を出したり、カギの開け閉めしたり、釣り銭や売上を管理したりだけではありません。

サロンの損益からスタッフ育成までやる事はたくさん。

主だったものは、


- [ ] スタイリストの手本・・マニュアル
- [ ] サロン育成管理・・数字の管理、ホウレンソウ、コンセプト、ペルソナ、仕組み化
- [ ] スタッフ育成管理・・育成マニュアル、接客マニュアル、メンタル育成、躾
- [ ] 開発・ヒットメーカー・・年間イベント、出店
- [ ] 顧客満足・顧客育成管理・・DM、SNS
- [ ] 社長育成・・営業利益の理解と働きやすい職場論
- [ ] 会議議長・・幹部会議とミーティングの復活同席
- [ ] サロン組織構築・・新しい組織構築、新旧融合
- [ ] 会計財務管理・・AKBシート、給与体系、税金、労務、
- [ ] 面接雇用・・面接マニュアル、求人、新卒採用
- [ ] 未来グランドデザイン・・事業計画書、会社育成

って感じですかね。

ひとつひとつの項目を漠然と考えるのではなく、スタッフ全体と共有出来るように、活字化して、プレゼン出来ればベスト。

そこまで、10年程で作りあげました。
大切なのは、絵に書いた餅ではなく、スタッフ全体で共に考え、作り上げるって事です。

より、リアルで、みんながハッピーな道筋をしっかり踏んだマニュアルや仕組み。

サロンの店長と言うのは、一番偉いのではなく、一番広い視野を持ち、繊細で尚且つ人の心が分かり、良くなるように導ける能力を身につける必要があるわけです。

そして、経営者になると、スタッフの人生を背負う位の責任が伴う。命を預かるような立場と言う事です。

宜しければサポートをお願いします。これからの講師活動としての活動費等に使わせて頂きます。