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寒川豊岡海浜公園 伊予寒川駅すぐ近くの 競輪場場外車券発売所建設問題 愛媛県 四国中央市

愛媛県新居浜市の別子山や高知県の土佐市の地域おこし協力隊、長野県長野市の青木島遊園地廃止問題の住民トラブルのSNS炎上はマスコミに報道されるなど大きな話題になったが、似たような事案が自分の住む町でも起きてしまったので、公表することで町の正常化を図りたいと思う。

この「競輪場場外車券発売所建設問題」について説明したYouTube動画も制作したので、そちらも併せてご覧頂きたい。

現在、愛媛県四国中央市の寒川豊岡海浜公園のすぐそば、伊予寒川駅のすぐそばに、競輪場場外車券発売所(=競輪場サテライト 仮称サテライト四国中央)の建設計画がある。(地図参照)

競輪場サテライトの建設予定地
寒川豊岡海浜公園と伊予寒川駅のすぐ近く
競輪場場外車券発売所(仮称サテライト四国中央)建設予定地
黄緑の線は海浜公園に遊びに行く小中高校生が主に通るルート
競輪場場外車券発売所 建設予定地の写真
(四国中央市 寒川町)
賭場が建設されてしまうと、海浜公園に行く子供たちは必ず賭場の前を通ることになる。
子供たちだけで海浜公園に遊びに行かすことはできなくなるだろう。
競輪場サテライト 建設予定地
JR四国 予讃線 伊予寒川駅の跨線橋からの眺め
伊予寒川駅から見えている海岸付近(赤の線のエリア)は全て競輪場場外車券発売所の建設予定地である。


競輪場場外車券発売所(イメージ)
住民説明会配布資料より

競輪場場外車券発売所の建設計画を自治会が承認すれば、年100万円の協力金が自治会に入るというメリットが示されている。
しかし、子育て世帯の保護者たちからは不審者による被害が発生するのではないか、という不安の声が上がっている。建設予定地のすぐ近くの、寒川豊岡海浜公園は市内の子供たちが遊びに行く公園であるし、伊予寒川駅は高校生が土日の部活も含め毎日通学で利用している駅だからである。そのすぐ近くに競輪場場外車券発売所を建設するというのは、誰がどう見ても場所が不適切ではないのか。

愛媛県警察の不審者情報によると、四国中央市内でも不審者による被害が発生しており、通学路では毎朝、登校する児童・生徒の見守り活動が地域住民によって行われている。

地域住民による見守り活動

そんな中で、海浜公園や通学駅のすぐそばに、競輪場場外車券発売所を作るというのは治安対策に矛盾していておかしくないだろうか。

高校生が通学で利用している JR四国 予讃線 伊予寒川駅
通学駅のすぐそばに競輪場場外車券発売所を作るのは不適切ではないのか。
自転車通学の生徒も多く「親が車で送迎すればいい」などという意見は馬鹿げている。

また、住民説明会や住民投票は、初めから建設承認ありきの出来レースで、アリバイ作りの茶番劇にすぎないのではないかと疑われる醜悪なものであった。
自治会長(西寒川自治会)が住民説明会の開催を求めると、それに腹を立てた一部住民が自治会長の陰口を言って回ったり、住民に競輪場サテライトの建設計画を隠すためか住民説明会の案内状には肝心の「競輪場」という言葉が全く書かれていなかったり、その結果として住民の大半の約8割もの住民が委任状を出して欠席した状態で住民投票が行われたりと、住民投票の体を成さないひどい状態であった。

こんな住民投票は無効ではないのだろうか。

改めて全ての住民に、「どこ」に「なに」をつくるのかという当たり前の情報を隠さずにちゃんと知らせた上で、その建設の是非を問う住民投票をやり直す必要があるのではないか。

以下にこの問題の詳細をまとめたのでご一読頂きたい。

そして、競輪場場外車券発売所(競輪場サテライト)を建設するのはおかしいと思った方、特に四国中央市の子育て世帯のお父さんお母さん方は、他の保護者のみなさんにも、SNSで情報の拡散をお願いしたい。

「最大の悲劇は、悪人の圧政や残酷さではなく、善人の沈黙である」
Martin Luther King Jr.

いま住民が声を上げずに黙っていたら、また同じことが何度も繰り返されて、住民説明会も住民投票も骨抜きにされ、町内には迷惑施設が建て放題である。

町の住環境が悪化し魅力が低下すれば、町の人口減少や人口流出も加速し持続可能性はなくなるだろう。将来世代に残すべきは安全・安心の子育て環境と、公正な自治会運営ではなかろうか。良識ある皆様のご協力をお願いしたい。

注意点:別子山や土佐市の地域おこし協力隊のSNS炎上であったような、街全体を否定することや、関係者への個人攻撃や人格否定、ネットリンチ、誹謗中傷は絶対にやらないようにお願いしたい。
あくまでも、競輪場サテライトの建設計画と、自治会の住民説明会や住民投票の進め方がおかしいのではないか、という話であって、四国中央市や寒川町の街全体がおかしいという話ではない。
また、西寒川自治会の自治会長は住民説明会の開催を求めるなど、公正な手順を踏んで住民に賛否の判断を委ねようとしており、西寒川自治会の自治会長には非がないことも強調しておきたい。


当初は大多数の住民に知らせないまま競輪場場外車券発売所の建設計画を承認しようとしていた

競輪場の場外車券発売所を海浜公園や通学駅のそばに建設しようとすれば、地元住民、特に治安対策上、直接的影響を受ける子育て世帯から反対意見が出るのは必至だが、そうした反対意見を封じるためなのか、当初は建設計画を大多数の住民に知らせないまま自治会の承認を通そうとしていたようだ。
これでは初めから建設承認ありきと言われても否定できないだろう。
はなから住民との信頼関係など築く気がないとしか思えず、この時点で既に建設計画の承認などありえないのではなかろうか。

住民説明会の開催を求められると、今度は醜悪な多数派工作を始める

競輪場場外車券発売所(競輪場サテライト)を町内に建設する計画があるならば、住民説明会と住民投票を開催するようにと自治会長に求められた自治会役員は、それに腹を立てて、意地でも建設計画の承認を通すために、住民説明会と住民投票を骨抜きにすべく醜悪な多数派工作をやっていたようだった。
反対意見や反対票を封じるために取られたと推察される方法は以下。

  • できるだけ住民に建設計画を知られないようにする

  • できるだけ住民が住民説明会に来ないようにする

  • できるだけ住民を住民投票に来させないで委任状(白票と同義)を出させることで反対票を減らす

  • 総会に出席する可能性が高い古参住民には家を回って賛成票を投じるよう促す

  • 何も知らない大多数の住民が欠席し、少数の古参住民しか出席していない住民投票で賛成多数に持ち込んで議案を可決させる

アリバイ作りのために茶番劇の住民説明会と住民投票は行うが、結局、大多数の住民には建設計画を知らせないというわけである。
これでは初めから建設承認ありきで、多数決で勝つことがわかっている出来レースだと言われてもおかしくはない。住民説明会も住民投票もやらなかったのと同じではないのか。
悪知恵と言ってもいいような具体的な手口は以下。

①住民説明会の案内状に競輪場場外車券発売所の建設計画である旨を書かない

住民説明会を勝手に省こうとしたことだけでも許されないことだが、自治会長に促され渋々住民説明会を開催することになった自治会役員は、建設計画を住民に知られないようするために姑息な手段に出る。
なんと、住民説明会(自治会臨時総会)の案内状に『競輪場場外車券発売所の建設計画』である旨を明記しなかったのだ。(住民説明会の案内状と住民投票の案内状兼委任状の計2通。いずれの案内状にも競輪場という記載は全く無い)

住民説明会の案内状実物 A4用紙1枚(本文の部分のみ)
「サテライト四国中央」とだけ書いてあり、これでは競輪場場外車券発売所の建設計画であることも、建設予定地が寒川豊岡海浜公園と伊予寒川駅のすぐそばであることも住民には全くわからない。

「場外車券発売所」あるいは「サテライト四国中央」などと一般の住民には何の施設なのかよくわからないように記載していて、「競輪場」という文字が全く書かれていない。これでは何の住民説明会・住民投票なのか住民には全くわからないし、海浜公園・通学駅のそばにギャンブル施設を建設する計画についての住民説明会であることが全くわからない。
住民に建設計画を知られると反対されて否決される可能性が高まるので、通常の自治会総会と同じような会合だと住民に誤認させることで、住民説明会・住民投票の出席者を減らそうとしていたのではないかと推察される。
初めから建設承認ありきで、反対意見や反対票を封じるために住民に建設計画を知らせないという自治会役員の狡賢い醜悪な意図が透けて見える。

加えて、住民説明会すら開かれていない段階で、競輪場場外車券発売所の建設を望む住民などいるわけがないのに、さも多数の住民が建設を望んでいて多数派であるかのような印象操作をするためなのか、案内状には勝手に「誘致」などという言葉が書かれていた。住民の合意もないのに勝手に「誘致」などと案内状に書くのはあまりに強引で自己中心的ではないのか。

②いつも総会に出席する古参住民の票だけ取れれば多数決で勝てる茶番劇の住民投票

いつも自治会の総会に出席するのは少数の古参住民だけで、大多数の住民は総会を欠席する。
自治会役員はそこに目をつけ、住民投票に来るであろう古参住民には賛成票を投じるように促し、総会を欠席する大多数の住民には委任状(白票と同義)を提出するように促して、住民説明会と住民投票を骨抜きにし、反対票を減らそうとしていたものと推察される。
上記の通り、案内状には「競輪場」という文字が全く書かれていないから、大多数の住民は「どこ」に「何の」建設計画があるのかわからないため、住民説明会にも住民投票にも来ない可能性は高まる。
委任状にもやはり、建設計画についての文言は一言も書かれていないから、大多数の住民は何の委任状を出したのかわかっていない可能性が高い。
結果的に住民の約8割、約4/5(約240世帯)が臨時総会を欠席。委任状を出して住民投票には不参加。住民全体のたったの約1/5(約60世帯)にすぎない古参住民だけで住民投票が行われ、賛成多数で建設計画の議案が可決されてしまった。
このように、大多数の住民が建設計画の詳細を知らない可能性が高く住民投票の出席者が住民全体のたったの約2割と極端に少ない住民投票は無効ではないだろうか。

そもそも、住民に配るべきなのは、都合の悪いことを隠したような案内状や委任状ではなくて、「どこ」に「なに」を建てるのかという、建設計画の詳細を記した住民説明会の資料と、投票用紙ではないだろうか。

③住民説明会の開催を求めた自治会長の陰口を言って回る醜悪な多数派工作

役員による多数派工作も醜悪なものだった。
なぜかどうしても自治会で建設の承認を通したいらしい役員は、住民説明会の開催を求めた自治会長の陰口を言って回っていたようだった。
この陰口は役員本人から私が直接聞いたので以下に内容を書いておく。
(カッコ内は私の内心)

「〇〇(西寒川自治会長)さんは年寄りだから頭が固い」
(言ってる本人も年寄りだし、建設の承認に執着し頑迷なのだが)
「〇〇(西寒川自治会長)さんはどうせいなくなる」
(健康状態が良くない自治会長に言う言葉だろうか。ひどすぎる)
「海浜公園に遊びに行く子供が前を通るなどと言うのは詭弁だ」
(不審者が出没するリスクは子育て世帯の現実的脅威であって、詭弁ではない)
「いつもならシャンシャンシャンで決まるのに余計なことをする」
(そもそも住民の合意形成を省いて建設を承認しようとする役員が間違っている)
「どうせ多数決で決まるのに無駄なことをする」
(どう考えても反対多数になるであろう賭場の建設事案で、なぜ自分が勝てる前提でいるのだろうか。不正な手段を用いれば勝てるということなのだろうか)
「今は女でも麻雀をやる」
(謎のギャンブル正当化。むしろこれこそが詭弁だろう。)
「ギャンブルは昔ほど悪いもんじゃない」
(どうしても賭場の建設を正当化したいらしい自治会役員。競輪場なら競技を観戦できるから観客も来るかもしれないが、賭場でしかない場外車券発売所はむしろギャンブル依存症の人間しか来ないのではなかろうか)
「場外車券発売所であってパチンコ屋を作るわけじゃないんだからいいだろう」
(賭場という点でどちらも変わらないだろう。謎のギャンブル正当化。むしろこれが蟻の一穴になって町内に迷惑施設がどんどんできる可能性もあるだろう)

この自治会役員がなぜここまで賭場の建設に固執するのか全く理解できないが、
これと全く同じことを長時間、繰り返し二度も聞かされた。
要するに、古参住民に賛成票を投じるように促しているのである。同じことを繰り返し聞かせるのは洗脳の意味だろうか。

またこれは、建設に反対すれば陰口を町中に言いふらすぞ、という暗黙の脅しにもなるので、町内に同調圧力を作り出す。やってることが悪質だろう。

住民の人間関係の調和が何よりも大事なはずの田舎の村社会で、自分が競輪場場外車券発売所の建設を承認したいがため、賭場からの協力金年100万円を得たいがために、同じ町内の住民の陰口を言って回るなどというのは、やってることが小中学生のいじめと全く変わらず卑劣な行為ではないか。大の大人が一体何をやっているのだろうか。
小学校の学級会や中学校の生徒会にも劣る大人げない自治会運営ではないか。
この役員は自分がやったことを町の小学生や中学生、自分の子や孫に見せられるのだろうか。

④協力金が自治会に入るというメリットだけを示し、賭場を建設することのデメリットには全く触れない

競輪場サテライトを建設すれば年100万円の協力金が自治会に入ることのみを殊更強調し、そのデメリットに触れないのもいかがなものか。
競輪場場外車券発売所を建設すれば一定数、ギャンブル依存症の者や、ギャンブル依存症よる多重債務者などが、海浜公園や伊予寒川駅の周辺に来ることになるのは誰でも容易に予測できるだろう。
また、ギャンブルの依存性の強さは、マカオで約100億も溶かした市内某企業の元会長の事例などを見れば明らかだろう。
ギャンブルをするためのカネを得るためには手段を選ばない者もいて、横領した金をパチスロに使った、などといった不祥事はよく新聞記事になっている。
ギャンブラーの全てが犯罪者ではないとしても、市内で不審者、車上荒らし・ひったくり、空き巣、恐喝といった犯罪が増加したりはしないだろうか。
また、デヴィ夫人が競輪のCMで言っている通り、ネットでもオンライン投票ができる時代に、わざわざ場外券発売所を作るということは、ネットが使えない人間、つまり四国中央市とその周辺の高齢者がターゲット層なのだろうが、ギャンブル依存症の高齢者、多重債務者を新たに生んでしまうリスクはないだろうか。競輪そのものは否定されるものではないとしても、競輪場サテライトの建設地はは町の子どもたちが遊びに来る海浜公園のそばではなく、繁華街など相応しい場所にするべきではないか。

また、町内の子どもがいる子育て世帯の保護者からは不安の声が上がっている。四国中央市内では、令和5年に15件、令和4年に27件、令和3年に46件も不審者による被害が発生しているからだ。(愛媛県警 不審者情報)
これは愛媛県警の認知件数であって実際の被害はもっと多いかもしれない。

愛媛県警察ホームページ 不審者情報
リンクは下↓


そのため、小学校の生徒の登校時には地域の住民による見守り活動が行われており、愛媛県警察のパトカーも伊予寒川駅を巡回している。

地域の住民による見守り活動

このような状況の中で、四国中央市の子どもたちが遊びに行く寒川豊岡海浜公園のすぐそば、高校生が毎日通学で利用している伊予寒川駅のすぐそばに、競輪場場外車券発売所(競輪場サテライト)を建設するのは、場所が不適切ではないのか。地域住民による見守り活動などの治安対策とも明らかに矛盾している。

専ら年100万円の協力金が自治会に入るというメリットだけがやたらとアピールされる一方で、これら不都合な真実、デメリットには一切触れないというのはおかしくはないだろうか。
サテライトの運営企業側が本来ならば払う必要のない年100万円もの協力金を自治会に払うと提案しているのは、町のガラが悪くなり、町の治安が悪化する可能性があるからであって、協力金とは事実上の「迷惑料」ではないのだろうか。
仮に海浜公園や伊予寒川駅で不審者による被害が発生したとしても、サテライトの運営企業側が責任を取ることはないし、こう言われることだろう。「あなた方は100万円を受け取りましたよね。リスクをわかってて建設を承認したんですよね。私たちに責任はありません」と。

住民投票をやるならば、メリットだけ説明するのではなく、不都合なデメリットもしっかり住民に明示した上で、メリットとデメリットを秤にかけて住民に賛否の判断をさせなければ公正な住民投票とは言えないだろう。

古参住民も陰口や村八分にされることを恐れて、なんとなく賛成票を投じたのではないか

住民投票の当日、建設計画承認の議案が賛成多数で可決された後に誰一人拍手をしない沈黙、あれは一体何だったのだろうか。古参住民も別に競輪場場外車券発売所の建設なんか誰も望んでいなかったのではないか。反対すると角が立つから、ただなんとなく賛成票を入れただけの高齢者が多かったのではないか。

実際、井戸端会議でも、客が賭けに負けることで儲ける商売の賭場なんかを作っても町の経済には何のプラスにもならないだろうと言う者がいた。
おかしいとわかっているのに、将来世代の生活環境に影響するのに、陰口や村八分ごとき同調圧力を恐れて賛成票を投じるとは、大の大人たちが一体何をやっているのか。誰でも見抜けるような不公正をなぜ誰も止めようとしないのか。
公正さが求められる自治会運営において、一部の住民がわがままを押し通す、などということは絶対に許されないだろう。

ダメ押しで愛媛新聞に記事を書かせたか?

住民投票の醜悪な内幕を知る住民としては全く納得がいかないのだが、なぜか愛媛新聞が競輪場サテライトの件を記事にしている。賭場の建設計画なんかニュースバリューがないのに、わざわざ報じる理由が理解できない。何者かが建設計画承認を既成事実化するためにダメ押しで記事を書かせたのだろうかと邪推。
先程も指摘した通り、競輪場場外車券発売所の「誘致」は自治会役員の勝手な願望にすぎず、大多数の住民は賭場を「誘致」などしていない。
愛媛新聞は「誘致」などと勝手に書くのはやめてほしい。
むしろ愛媛新聞には、高知県の土佐市や愛媛県の別子山の地域おこし協力隊がSNSで炎上して問題になったのだから、自己中心的で独善的な高齢の地域ボスが引き起こすトラブルを社会問題として捉えて報道をしてもらいたいものだ。

愛媛新聞の記事
大多数の住民は競輪場場外車券発売所の「誘致」などしていない。

いずれ競輪場の車券だけでなく競馬場の馬券、競艇場の舟券なども扱うのではないか

サテライトで取り扱うのは競輪場の車券だけで済むのだろうか。
観音寺の場外券発売所では競輪以外も投票もできるようになっている。
仮に車券だけでなく馬券や舟券なども扱うようになれば、それだけ多くの博打打ちが町に来ることになる。客が増えれば当初の計画では200台の駐車場も周辺に拡張するのではないか。そうなると、四国中央市の観光資源であり四国中央市民の財産でもあるはずの寒川豊岡海浜公園が、サテライトの付帯施設みたいな状態にならないだろうか。
海浜公園がサテライトの休憩所・喫煙所と化し、博打打ちが海浜公園でタバコ吸ったり酒を飲みながらたむろしたり、一服した後にタバコやゴミをポイ捨てしてくようなことになるのではないか。博打打ちがタバコの吸い殻を片付けるはずがないし、場外車券発売所の敷地外である海浜公園や駅周辺に捨てられたタバコの吸い殻やゴミを片付けるのは、サテライトの清掃員ではなく地元住民である。
また、競輪場・競馬場・競艇場であれば競技を観戦するような観客も来るかもしれないが、競技が直接見れない場外券発売所に来るのは主にギャンブラーだけだろう。

将来世代に残すべきものは賭場と年100万円の協力金ではなく、安全・安心の子育て環境ではないのか

地方の人口減少対策・少子化対策の観点からも、子育て環境の充実や子どもたちの安全・安心の確保は、何よりも重要なものではないか。町の大人たちが将来世代に残してあげるべきものは、競輪場サテライトや年100万円の協力金などではなくて、安全・安心の子育て環境ではないのか。

協力金年100万円が自治会に入れば自治会費を1000円程度値下げできるとのことだが、そんな目先のカネのために町内に賭場を作って生活環境を悪化させるよりもむしろ逆に、1000円ずつ負担をしてでも、子どもたちの安全のために通学路や駅周辺に防犯カメラを設置する等の治安対策をした方がよほど町のため、将来世代のためになるのではないのか。

寒川豊岡海浜公園は四国中央市の観光資源でもあり、観光協会のサイトにも掲載されている。景観のよい海浜公園の付近は映画「書道ガールズ!!」のロケ地でもある。なぜそのような場所のすぐ近くに競輪場場外車券発売所を作るのか。

四国中央市観光協会のウェブサイト
寒川豊岡海浜公園が掲載されている

大多数の住民が、寒川豊岡海浜公園・伊予寒川駅のすぐそばに競輪場場外車券発売所を建設する計画があることを知らされず、その結果、住民の約8割が委任状を出して参加しなかった住民投票など無効ではないのか。
建設計画の詳細を隠さずに全ての住民に周知してから、建設の賛否を問えば、建設反対票が賛成票を上回る可能性が高い。
賭場の建設計画を承認したいがために、都合の悪い情報を故意に住民に知らせず、アリバイ作りの住民説明会と茶番劇の住民投票で強引に建設承認の議案を通すなどということは絶対に許されないことだ。

また、将来世代に残すべきは、一部住民の独善がまかり通る腐敗した自治会ではなく、公正な意思決定や合意形成ができる自治会だろう。

目先のカネのために、住民を欺き、強引かつ不誠実極まりない手段で賭場を建設しようとする。こんなことをやっているから地方からどんどん人口が流出するのではないのか。少なくともカネのために海浜公園や通学駅のそばに賭場を建設するような町に移住したいと思う子育て世代はいないだろう。

何よりも町の子どもたちのことを思い浮かべて、町の未来を考えて頂きたい。

住民有志の会は、西寒川自治会に、「競輪場 場外車券発売所」を寒川豊岡海浜公園・伊予寒川駅の近くに建設することの賛否を問う住民投票のやり直しを求めます。

住民説明会 配布資料

初めから建設計画の概要をネットで公開すれば、住民への周知は簡単だっただろう。それをやらなかったのは、住民に知られたくないから、反対意見を封じたいからではないのか。

競輪場・競馬場・競艇場であれば競技を観戦に来る客もいるだろうが、どう見ても場外車券発売所に来るのはギャンブラーだけだろう。

警備対象はあくまでも場外車券発売所自体であり、住民ではない。

「青少年の健全な育成」とあるが、
青少年の健全な育成のためには町に賭場を作らないことが一番良いだろう。

スポーツ紙の記事を引用して建設計画を正当化したいらしいが、
名古屋の栄は繁華街である。
大都市の繁華街の公園と、地方の海浜公園とでは事情が全く異なる。


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