マギレコで銀魂パロ(酒は呑んでも呑まれるな編)

登場人物


昴 従兵衛
ホモ・インクベイト(人型インキュベーター)の亜種。
外見は擬人化キュゥべぇ(髪と肌の色はアルビノかと思うほど白い/瞳は紅/魔法少女あるいは素質のある者にしか見えない獣耳+触手+尻尾)に近いが肌は褐色/獣耳の毛並みのみ黒という違いがある。外見年齢は15歳前後で身長は約165cm
元々はあすなろ市のインキュベーターだったが、一度死んだ後に神那ニコにより蘇生する。その際、体のあちこちを作り替えられ外見が他のインキュベーターと異なるほかスタンドアローンかつ完全な感情を持つ。
漢字の名前は生み親であるニコがあてた。
 この度、忘年会で神浜を訪れるが偶然口にした酒で悪酔いした挙句、シャレにならない過ちを犯す。

梓みふゆ
 浪人生 19歳
 一夜の過ちその2。昨日何があったのか確認しに行った従兵衛が「何があったか覚えてないんだけど」と言った瞬間殴る。

時女静香
 一夜の過ちその3
 明らかに15歳前後で一番やばい。おまけに人里離れた秘境の村とはいえそこの有力者の一人娘なのでややこしいことになった。一応、従兵衛はキュゥべぇの同族なので「久兵衛様の親戚、弟様」と思われていたこともあり….。


宇佐木里美
 一夜の過ち4

 原作ではすでに死亡、しかし本作ではプレイアデス聖団の全滅エンドは回避されているので生存している。
 元々、動物好きなせいか小動物(耳と尻尾)の面影があるジュゥべぇには好意を持っている。どうも、あすなろ市の騒動でつり橋効果のせいか、ちょっとヤンデレ気味。

七海やちよ
 一夜の過ちその5
 下手すりゃモデルが続けけられなくなる可能性もあるので、慰謝料として2000万円を要求。



プロット/下書き

 ムスリムが唯一神(アッラー)に拝むように、両手を伸ばしてひれ伏しのを繰り返す。
永遠に感じられるほどのタイムラグが過ぎ、 寺の扉が開いた。
隙間から指す光に淡い希望を感じる。
明日への扉と信じそこをくぐった、その先に何があるとも知らずに…。
ジュゥべぇ
「あ、良かった!ねえねえ、昨日あの後何が…..」
一瞬、門の開いた先に広がる光景の意味が理解できず絶句。
そこには緑の装束を着た時女一族の巫たちが左右に列を作っていた。全員一様に腰をまげて、扉の前に立つジュゥべぇに身体を向けてお辞儀。
え、ナニコレ!?
よく見ると、緑の装束の列の間に見慣れた時女一族の五人(レギュラー)―すなお、ちはる、旭、涼子、ちか がいた。何故か静香の姿無し。
 全員、涙を流しているが顔は何とか笑顔を取り繕っている。
 それは何だか、卒業式などで『めでたいけれどお別れが寂しいのをこらえてる』といった感じだった。
一体どうなってるんだ?
5人のうち、真ん中に立って居た すなお が歩み出た。
「ようこそおこし下さいました!時女家次期党首 従兵衛(ジュゥべぇ)様‼」
何だと….!
すなお の口から飛び出した言葉に唖然。
目に影を作り、口を開けて放心するジュゥべぇをおいて すなお は続けた。
「昨夜は、静香のいろいろな物を断ち切って下ったようで….」
いろいろな物ってい何!?何を切っちゃったのオイラ!?
すなお-放心するジュゥべぇの手を握りしめながら。
「実は、今朝方まで静香も部屋に籠って泣いていたのですが…今しがた遂に決心してくださいました」
右手で人を紹介するように示しながら従兵衛の右手に退く。
すなお により遮られていた視界から、一人の少女が現れた。
静香だった。なぜか彼女は
「あ、あんなことをされてしまってはもう女として生きていくしかありません.....」

静香
「食べさせるって、どこから食べさせればいいのかしら?」
まだいた すなお が静香の手からスプーンをとり
「やっぱりカレーですから」
そのまま、皿に盛られたご飯とルーを掬って。
「ここでしょ♪」
何が「ここ」なのか?それをジュゥべぇの肛門に突っ込んだ。
「っ!!!!!」
瞬く間に声にならない叫びをあげるジュゥべぇ、身体が前後で跳ね上がり上半身の方は跳ね上がってからそのまま下がり、やちよが作ったみそ鍋に顔を突っ込んでしまった。
後で浣腸、前で顔面五右衛門風呂。
耐え切れずに叫んだ。
「おいいっ!死ぬぅぅぅぅ!」
しかし、壁に隔てられた両者にはこう聞こえた。
「「え!?おいしい?」」
やちよ、鍋を持ち上げそのまま顔が沈む高さまでもっていく。
「そう、なら良かったわ。存分にお食べなさい」
「ごぼごぼごぼ!」
一方後でも。

(なんやかんやでデート当日が来てしまった。
何とか全員を説得してデート場所を神浜市内のプラネタリウムに調整することは、驚くほどスムーズに進んだが、これは一方で全員が鉢合わせするリスクをはらんでいた。
 どうせなら場所を同じにするより、いっそ日付を別に出来ればよかったのに、と思ったが最初に失敗しているので諦めるしかない。)
 わざわざ自分のイメージカラーに合わせたタキシードにワンポイントととして、オーソドックスな赤い蝶ネクタイまでつけてきたジュゥべぇだが感情を持つ唯一のインキュベーターである彼の表情は優れなかった。一昔の漫画なら白眼で額に何本もの縦線が描かれただろう。
久兵衛のテレパシー
『準備はいいかい?』
「ああ」
ジュゥべぇは浮かない様子のまま答えた。
「海香やカオル、あと みらい やサキ、街にいる他の魔法少女たちにもよろしく伝えておいてくれ」
『そう悲観することも無いと思うよ』
「あいにくオイラの身体は一つしか無くてね…一度に五人とデートなんか無理だ」
『僕たちは、今こそいろいろあるけど元々は遺伝子的に同一の生命体だ』
「何だよ?まさかお前らが変装してオイラの代役を務めるとでも?」
『ちょっと特殊メイクを施せば、君の姿を真似るなんて容易さ』
「おい、本気か!?そんなことできるのか?」
『君と意識を同調させる必要があるけどね。やる?』
「教えろ、やり方」
『OK、まずはイメージだ、分身みたいなものさ。まずウ◯娘のゴール◯シップを頭の中に思い浮かべろ?』
「ゴルシ?何で?」
『いいから早くしやがれ!』
「何で口調変るんだよ?ゴルシか?ゴルシをイメージしてんのか?」

プラネタリウム内

半球型の天蓋に投影される無数の人工の星々。映画館のそれよりもゆったりとして、背もたれもより大きく倒せるシートに座り見上げる作り物の空は本物とはまた別の趣があった。
 ゆったりとしていてなおかつ幻想的なBGMがさらにそうしたムードを盛り上げる。
ジュゥべぇ
「いやぁ、すげーな。夜空のお星さまから見れば、オイラと他のキュゥべぇたちの違いなんてほんの些細なもんなんだろうな…オイ!みゃーこ先輩!!オイラってそんなにアイツらと大差ないんか!?褐色肌って結構目立つ特徴だぞ!?ステータスだぞオイ!?」

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