キュゥべぇから見た「魔法少女至上主義」:魔法少女まどか☆マギカ Another World

魔法少女が「最も進化した人間」だって?

僕らから見ればむしろ真逆だ。

自らの魂を祈りに捧げ、武器を手に個人または集団で獲物を探し狩りをする...。まるで原始人そのものだ。

 人間は農耕と言う生産行為によって文明を発展させ共同体を発展させてきた。生産を行うことによって狩りを行わなくても生きることができるんだ。今の時代は肉が欲しければ家畜の肉をスーパーに買いに行けばいい。狩りをする必要なんかない。

 だが君たち魔法少女はどうだ?自分の力を維持しさらには自ら生み出した魔女に殺されないようにするには、常に獲物である他の魔女を狩り続けなければならない。

 そしてときにはその獲物をめぐって争い、縄張りを力ずくで取り合う。

 その行為にはまるで生産性がない。君たちは何も生み出さないからね。言っておくけど、ソウルジェムは僕たちが作ったものだし、エネルギーに関して見ても僕たちが回収してるから(家畜が自らの体を提供しているからといって家畜が自分たちで肉を作っていることにはならないだろう?)。

分かるかい?

「魔法少女」はむしろ最も原始的かつ退化した人類かもしれない。

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(補足)

 真に文明的な社会とは何か?私たちの現代社会にそれを当てはめてみると、結論としては、日々の生活における「衣食住」で命の危険を犯すことなく過ごすことができること、かもしれない。

 そうなると、常に戦わなければならない運命にある魔法少女たちは果たして文明的と言えるのか?進化したと言えるのか?


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