異世界自衛隊戦記 太平洋編

参戦作品

ジパング

ハイスクール・フリート

幼女戦記

梗概

晴風 原作とほぼ同じ流れ
「ジパング」より護衛艦みらい が参戦。

 集合前に練習艦隊でRATtウイルスが拡散。
 晴風が遅れたことで原作通り感染は免れるが、同時に暴走した「さるしま」に撃たれお尋ね者になる。
 同時に、RATtを狙う〈帝国(ライヒ)〉の艦隊にも追われる。

 帝国艦〈シュペー〉との戦闘後、横須賀海洋学校の艦艇全てが行方不明になり、問題に。
 一方、晴風も自分たちがお尋ね者として確定したことを知る。
たまたま近海で演習中だった護衛艦みらい が〈晴風〉を補足。
みらい は晴風に投降するように呼び掛けた。
最新鋭のイージス艦相手に逃げられるわけがないので、晴風のクラス一同は協議の末に投降し事情を説明することにした。

みらい のクルーたちは最悪抵抗されると考え後味の悪い結果を覚悟していたが、予想に反してあっさり投降したので拍子抜けするとともに安堵した。

通信を受けてから接触を予想して立てた計画に基づき、乗員から立ち入り検査隊を編成。指揮官は副長兼船務長の角松洋介2等海佐が担った。
みらい からの命令に従い機関停止。
そのすぐ隣に停船した みらい。主砲とファランクス、そして甲板の12.7mm機銃、さらに乗員たちが64式小銃を手に油断なく警戒態勢を取った。
内火艇に乗船した角松指揮下の立入検査隊が援護を受ける形で晴風に乗り込む。
ブルーマーメイド養成学校の練習艦は小火器を積んでいないということだったが、油断は禁物だった。
CICでは砲雷長の菊池3佐が油断なく船外カメラに目を光らせていた。旧型艦とは言え、主砲や高射機関砲の射撃を受ければ装甲の薄いイージス艦はひとたまりもない。

角松は先陣を切り、晴風に乗り込んだ。
晴風の甲板には、乗員全員が集合していた。
予想に反して、抵抗もなく、艦の拿捕に成功して安堵するクルー。

「みらい」より臨検のために乗船した角松はあらかじめしゅうごうしていた晴風のクルーに対して、乗員の拘束と艦のいまより護衛艦「みらい」の監視下に置くことを宣言した。
 角松は、艦を掌握するために艦内各所に臨検隊員を周らせた。安全が確認されたので、他のクルーたちも乗り込ませ、曳航の準備を進める。
 曳航と晴風の乗員たちを みらい に移す準備を進める傍らで角松は艦長役の明乃と副長の ましろ には詳しい事情を聴く前に簡単な事情聴取をおこなった。
2人によれば、「最初に撃ってきたのは〈さるしま〉で、自分たちは応戦しただけ」とのことだった。
そんな馬鹿な?と思った直後、CICが水面下に潜水艦の艦影を捕らえた。
音紋を解析したところ味方――ブルードルフィン養成校の潜水艦〈伊二〇五〉と判明した。
艦長はそのまま接近を許し、通信を送って追跡艦を拿捕したことを伝えたが応答がない。
不審に思った直後、伊二〇五は魚雷を発射した。
予想外の行動に驚愕し警告を発するCIC。角松は艦をつないだ索を切り離させ、また〈いらい〉に移すために集めていた乗員たちを解散させようとしたが、彼より早く明乃が命令を発した。
明乃は「勝手なことをしてごめんなさい」と謝ったものの、角松は短く「いや、いい判断だった」との一言で彼女を持ち場に戻らせた。

両艦ともに機関始動。晴風も最新の動力を積んでいるのですぐに始動できた。
回避行動に入る両艦。
航海科の柳1曹は伊二〇五は魚雷を10発しか積んでいないのでそれを回避すればいいと小栗航海長に助言。
それを受けて、2艦ともに10発全弾回避を目標に動いた。
みらい は引き続き伊二〇五に呼びかけをつづけたが、返事は無い。攻撃は続く。
 八発目を避けたところで、あと少しと思った直後、艦のギリギリを掠めたことで、水雷長の米倉1尉の緊張が限界に達してしまう。

 水雷長の米倉1尉は晴和接触以前から、交戦の可能性を想像し異様な緊張化に合った。

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