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短歌五首(12) 6/7,9

春潮のうねりを眺む旅人は家路をわすれ夢路をたどる

とめどなき波間に浮かせし浮かばれぬ恋もいつかは大海の砂

カフェラテの濃さに重ねしわが恋の抜かれしシュガーはポットの光彩

十二より猫背になりし我なれど自愛の意味を知りし二十五

猫背歴十三年の生き方は呼吸も夢も浅くなりにき

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