見出し画像

道辺日記(2024年5月20日)

7時ごろ起床。軽い筋トレをして私はサラダを作る。夫はスムージーを作ってくれた。それらと、ゆで卵を一つずつ食う。ザーザー音を立てて、雨が降っていた。私は玄関で夫を見送った。10時過ぎまで二度寝をした。雨が止んだので、11時から40分ほどジョギングを混ぜたウォーキングをした。ランニングが一定の時間を超えると、呼吸も整い楽になるという状態、セカンドウィンドとやらの存在を信じてみようと思う。セカンドウィンド状態を目指して、今日からコツコツ体を動かしていきたい。
お昼を食べ、また横になる。半分現実で半分夢の中という状態で、Cocomi氏のフルートを聴いた。聴きながら、あの人との楽しい会話や苦しい沈黙などを思い出した。過去の出来事も現在の有り様も、無条件に全てを肯定できる、そういう糸口を見出したい。あの人を遠ざければ遠ざけるほど、私の心にあの人の息遣いが響く。あの人を忘れる時間が長ければ長いほど、不意なきっかけに胸が締め付けられる。私はなんの覚悟も出来ていない。不様だ。
夕方の予定を無しにして、家で過ごす。
18時過ぎ、夫を駅まで迎えに行く。夫は、白状をつく目の見えない人の補助となり、改札口から出てきた。思い返すと、夫はいつだって私の傍らにいて、あらゆる道を共に歩いてくれた。私も盲目な人間だ。夫に礼を言う、その目の見えない人より、私の方が何も見えていないのかもしれない。買い物をして19時前に帰宅。夕焼けが美しい。どこからかピアノの音が聴こえる。誰かが練習しているのだろうか。静かな夕方に良いアクセント。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?