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道辺日記(2024年5月21日)

6時半起床。筋トレ。朝食を食べ、夫と共に家を出た。改札で見送り、私は駅ビル内の喫茶店で一服した。今日はどういう一日にしようかと考えて、自然に囲まれたくなったから母校へでも行こうと決めたつもりだったのだが、気がつけば私は都心へ向かう電車に乗っていた。なんとなく、神保町へ行くことになった。
お茶の水駅から聖橋を渡って湯島聖堂に寄った後、ニコライ堂の坂道を降りて靖国通りへ出る。するともう古書店街らしく、紙の芳ばしい香りが、ようこそ、と言わんばかりに漂ってきた。人も本も構わず、五月のカラッとした陽光に照らされる。ひしめき合う本たちの密度はすごい。1冊も買わない予定だったのに、気づけば4冊も購入していた。
お昼過ぎ都営新宿線に乗って新宿へ。いつか来てみたかった末廣亭へ行った。13時ごろから16:15までずっと落語やら講談やらを聴く。上手い人やら下手な人やら、色々な人がいたけれど、楽しかった。落語の世界は、私の悩み事や、クヨクヨしてることがどうでもよくなるほど面白い。登場人物が皆、頭のネジが飛んでいる。正気ではない。登場人物が皆、馬鹿正直であり、好奇心が強い。哲学者のようだ。江戸っ子の処世術を教えてもらった気がするが、そうもいかないのが現実の私だ、と受容できない自分がいることも確かだ。いずれにせよ、今後も寄席に行ったり、YouTubeを見たりして、落語も沢山聴こうと思った。
夕食をさくっと食べて、17時頃新宿を出た。思いつきの行動だったが、神田と新宿に来られて良かったと思う。とても良いリフレッシュになった。「グッジョブ」と自分に言ってやりたい。ただ、疲労感がすごい。
カメラ屋さんにフィルムカメラの現像をお願いして、18時半頃帰宅。

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