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詩「ほんとのきもち」

ひめることも
いつわることも
かくすことも
ずいぶんなれてきました
むしろ
はっせられぬことばに
のどをやく
そのやけどが
あるしゅのよろこびのようです
ひりひりとさびしくて
てをふるわすわたくしですが
そんなじぶんもおもしろくて
なんだかひとつのじだいを
きずいたようなゆかいなここちです

あたらしくかった
しょうゆさしのかがやきが
あまりにもあいらしくて
あなたのことをわすれてしまったのも
わたくしの「ほんと」です
あまおとをききながら
かつてのはなのふるよると
あなたがかしてくれたかさの
ひらくおとをかさねているのも
わたくしの「ほんと」です
ゆめのあさせで
あなたにふれられぬ
もどかしさと
かんせいしそうな

ほんとのきもち

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