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ご帰宅8回目【あっとほぉーむカフェに通う記録】

 私はメイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」に通っている。
 この日は、「ふたば」さんと「みらんだ」さんに会いに行った。
 土曜日ということもあって、EPARKという予約システムを利用した。何組待ちかを逆算して、自分の行きたい時間を狙ってスマホで予約する。初めて使ったので、ひと苦労だった。
 無事予約が取れ、最初に行ったのは「本店6階」だ。最近、新装開店したらしい。
「ふたば」さんはここの所属で、改装中にドンキ店で働いていたときに知り合った。その際、「改装後のきれいな6階にも、ぜひ来てください」と誘われた(営業トーク)。
「ふたば」さんは顔が好みだし、また会いたいのもあって、約束を守った形だ。
 初めて本店(「あっと」店舗で占められるビル)に来たので、階段を上っても、いま居る場所が何階かわからず、並んでいたお姉さんに助けを求めた。私は6階に行きたいのに、「ここは5階です!」と優しく指摘されたりした。しかも、予約時間をオーバーしていたのに、妖精さん(メイドさん以外のスタッフ)に通してもらった。ありがたい。
 初めての本店6階は、ターコイズブルーを基調とした清潔的な空間だった。
 お出迎え(誰がついてくれるかはランダム)が、なんとお目当ての「ふたば」さんだった。挨拶の後、記念撮影の相手として指名したら「私ですか!」と喜んでくれた。
 頼んだ「ふりふりしゃかしゃか♪みっくすじゅーちゅ」の提供は比較的早かった。チェキも順調に撮れた。
 撮影中は、「ふたば」さんに、「私と会うのは何回目ですか」と聞かれた。さすがに1回では覚えてもらえていないか……と、少々落胆したが、前回ドンキ店で会った際に、改装後に来てください、と誘ってもらえたことを伝えた。また、「ふたば」さんが、もうすぐ「プレミアムメイド」という位にランクアップするので、それにも触れた。メイドさんはランクアップすると装飾が変わるので、「このリボンがもうすぐ替わるので、プレミアム前のふたばにも、また会いに来てください~」と、再び誘われた。
 営業上手だ。まあ、ここは私のお屋敷なので、営業も何もないのだが……。

 本店6階の滞在中、次の店舗を予約した。「アキバカルチャーズZONE R店」だ。EPARKの予約は、ハシゴが許される。
 そして、ジャニオタメイドの「みらんだ」さんに初めて会った。Twitterで知って、前々から面白い子だと思っていた。
 店舗は別のメイドさんのイベントで混んでいたが、「みらんだ」さんとは、たっぷりおしゃべりできた。まず、チェキの撮影だ。
 ジャニオタとして、担当を名乗らなければ! と、まずは「ジャニオタメイドさんなんですよね?」「ハイ」と確認した。彼女は、自信があるようにドヤっていた。
 そして、ヒガシ(少年隊・東山紀之さん)のファンだと伝えた。すると、「えっ少年隊担のポーズとかないの~?」と提案された。飲み込みが早い。
「3人なら“君だけに”ポーズで……」と、おどおどしていると、「みらんだ」さんは突然「きっみっだけ~に~ただ君だけに~♪」と歌い出した。
 変な子だ。
 3人(3人以上はオプションチェキと言う)のポーズは、また今度にすることを伝えた。
 チェキを撮り終わり、お開きかな~と予測していると、「みらんだ」さんは、
「私はぁ~V6でジャニオタになったから、ヒガシにはお世話になってるワケ。ヒガシ嫌いな人いない! ヒガシが先頭に立ってるから、みんな安心できる! 好きさお前が~♪(仮面舞踏会)」
と、ここまで一息。
 なんか、すごい子だ……。それはそれとして、ヒガシのことを褒められるのは純粋に嬉しい。
 いったんお別れして、そのあとのコレクションチェキ(落書きのあいだ、おしゃべりできる)では、圧の強い「みらんだ」さんの写真に「当選祈願」と描いてもらった。御多分に洩れず、チケットの当選のことだ。
 なんと、ヒガシの似顔絵も描いてもらった。これは、ほかのジャニオタお嬢様(お客さんのこと)の担当さんを描く様子をTwitterで見ていたので、念願が叶って嬉しかった。
 結果、圧の強い「みらんだ」さん、圧強く笑いかけるヒガシ、そしてその周りに「開運! 開運! 開運! 開運」と装飾してある、強い波動を感じる仕上がりになった。
 そして、落書きの間は、V6と植草さん(少年隊のメンバー)のお話、ヒガシと堂本光一くんの関係性、ジャニーズにおける夫婦ポジの話などをした。
 非常に、非常に濃い時間だった。
 そして、手元には、圧の強いチェキが残った。
 この数日後、ヒガシの舞台の当落があり、無事、第1希望を2回分当選させてくれた。この調子で、年末に控えるヒガシのディナーショーもお願いしたい。

開運になるであろうチェキ

「あっとほぉーむカフェ」で、様々なメイドさんとお話しすると、人間の輝かしい個性が感じられる。
 新人で頑張りが感じられるドジっ子、お絵かきがうまい子、話がうまい子。のんびりした子、ハキハキした子。
 髪型、メイド服の装飾、アクセサリー。重なる子はひとりも居ない。
 非日常の空間で、メイドさんと共通点を見いだしておしゃべりする。可愛らしいチェキを集める。なんて幸せな空間なのだろう。
 そして、リピーターとして、メイドカフェの沼に分け入っていくのだ。沼と言うか、「お屋敷に帰る」と言う表現が適切だ。
「あっとほぉーむカフェ」は、みんなのお屋敷なのだ。
 次の土曜日は、「みらんだ」さんの「メイド4周年」イベントに行きます!
〈おわり〉

左:ふたばさん、右:みらんださん

〈追記〉
「みらんだ」さんの公式Twitterはこちら。