谷崎と芥川の文学論争に関して
《実質的には芥川➔谷崎批判なぞではなく芥川➔芥川批判であり、谷崎は彼の才能を認めていたが故に、彼の「筋の面白さに芸術的価値はない」という主張へ反駁したのではないか》
という考察と出会ってしまい胸が詰まる朝。
芥川先生の命日が谷崎の誕生日。
芥川先生が死んで谷崎が生まれたとも、谷崎が生まれて芥川先生が死んだとも捉えられるのがまた苦しい。
……いやまぁ実際相互がどれだけどんなふうに影響し合っていたかのは知らんのですが。にわかは引っ込みます。
参考
七北数人『安吾疾風伝』(春陽堂書店)
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