見出し画像

【すべてのネタバレあり】ファイナルファンタジー14 最新パッチ「黄金のレガシー」メインクエクリア感想。

例によって例のごとく、バナー画像は適当に選ばせていただきました。

この記事には良かったこと、あんまりだったことの両方が書いてあります。絶賛の内容ではありません
ですが「このおかずは口に合わんかったな」という忌避のないただの個人の主観ですので、もしその場面を面白いと感じた人がいても気に病まないでください。
あと駆け抜けてしまったのでサブクエやロールクエがあまりできていません。

よかった点

システム面

・入場待ちの時間はメンテ明けすぐの1時間程度で、そのあとはログアウトしても快適にインして遊ぶことができた
これは本当に皆さん言う通りだと思います。私もそう感じました。これまたログイン戦争しなおさなきゃいけないかもしれないなと思いながら一回抜けましたが、その後は20人待ちくらいでスムーズに入れました。
その後も安定して10~20人待ちくらいの待ち時間でログインでき、やりたいと思った時にすぐに遊べるのはとてもありがたい。

・グラフィックアップデートがよかった
これに関しては様々な意見があると思うので、本当に個人の主観になるのですが、ログインしてすぐに自分の顔を見た時に感嘆の溜息が漏れました。綺麗になりすぎている…
これに関しては個人差が大きいと思うので、「自機のイメージが壊れてしまった」みたいなマイナスな意見もあって当然とおもいますが明記させてもらいます。自分は恩恵を存分に受けました。
そして新マップに入るたび、わあ~~~とバカみたいな声を上げて喜びました。樹海、高山、どこをとってもきれいで、あちこち回って釣りをしました。
装備品のグラフィックもとてもきれいになっており、AFを受け取った時すごくうれしかったです。
NPCの顔も深みが増して、きれいなキャラクターがより綺麗になったり、壮年のキャラクターの渋みが増していたり、とてもよかった。

・風脈クエストが少し簡単になり遊びやすくなったと思う
これも「まだ面倒だ」という意見はたくさん見ましたが、蒼天で追加された風脈の泉というシステム、いじわるな位置に風脈があるパターンが減ったとおもいます。チッと思った瞬間が今回はなかった。
ウィンドスプライトもなんだか数が減っていて誤認もほぼしなかったと思います。
どうしても移動に制限がかかる以上、風脈をなくしてほしい、面倒だという意見が出るのはわかりますが、マッピングがてら地を走って端から端までめぐるのも私は楽しかったので、楽しんで風脈集めしました。
また事前に購入しておいたアルファ付きのバイクマウントがとても役に立ちました。買っといてよかったし、アルファにも世界を見せられてよかった。

・子供がいっぱいいた
一部では「マムガキ」なんて治安の悪い呼び方で愛されているが、小さいマムージャがいたのもうれしかったし、子供のNPCが出てきたのはよかった。

ストーリー面

これに関してはかなりさまざまな意見を見かけたので、特に主観だということを念頭に置いて見てほしいです。

・メインテーマがよかった
家族、継承、血のつながり、平和ってなんだろう、親とどう接したらいいのかな、自分のあるく「路」、王様としての器
ウクラマトはきれいごとしか言いませんでした。それをマイナスに受け取る人も多く見かけたけど、わたしは彼女のまっすぐな気持ちや意思をすごく気持ちよく感じた。王になった以上これからはきれいごとでは済まないこともたくさんあると思うけど、王女という立場で「平和を維持したいから貴方たちのことを教えてほしい」と言う彼女が好きだった。
いろんなNPCが家族との葛藤を抱えていました。ウクラマトは実の父親と育ての父親がいる。ゾラージャもずっと親と自分のことで葛藤していたんだと思う。バクージャジャも自分の在り方を悩んでいたと思うし、クルルやエレンヴィルの話もよかった。グルージャというキャラクターも、私は好きでした。
グルージャがトライヨラに連れてこられたときに、「子供に罪はない」とみんなすぐ受け入れる描写がありましたが、あれに関してはご都合なんだろうけど、それをすぐに受け入れられるトライヨラの国民性もわたしはいいと感じました。前の項目でも書いたけど子供が生活に根付いてるっていうのはいいよね。

・風脈クエに連続する、ご当地サブクエがよかった
風脈を開放するためにサブクエをやる必要があるのですが、わたしはそれで発生する連続クエは一通りやった。
前までは「やらされている」感があって早く終わんないかな…とおもっていたのですが、今回は一個目をやってしまえばあとは自由だったので、むしろ興味がわいて自発的にやることができた。
そこで暮らす人々のことを知ることができてよかったです。

・FF9へのファンサービスがすごかった
わたしは9大好きなので、特にラストマップでボディーブローを一生食らっており、それだけでもうれしかった。
文明崩壊後のアレクサンドリアっていうのは悲しかったけど
君の小鳥になりたい、いつか帰るところ、お芝居の前の剣劇(ボタンを押させてくれても良かったんだよ!)、リンドブルム、コンデヤ・パタ、ラリホッ!、イーファの樹、FF9の曲がいっぱい流れて、全部嬉しかった。
中にはイメージを壊さないでほしいという人もいるかもしれないけどわたしはすごいよかった…
あとこれは10だけどトーブリが10-2のときと全く変わらなくてそれもうれしかったな…

ここからしたは項目にするようなことでもないとりとめのないこと
・ヒカセンの選択肢が色とりどりでよかった。肯定、否定、ボケ、無言など。
・ご飯がおいしそう。実際に近所のタコス屋にいった。
・ヴリトラさまが来てくれてうれしかった
・エスティニアンがヒカセンと同じように「一般通過竜騎士」でそのへんを歩いていたこと。あいつは自由でいい
・オーティスというキャラクター。おんぼろロボが好きだし、本体もよかった。スタイナーを感じさせるちょっと話の通じないところも愛せた。インスタンスバトルの時にはちょっと泣いてしまった。
・久しぶりにグラハティアとちょっと話せてうれしかった
・アロアロやっといたほうがいいよ!って言ってくれてありがとう。やってよかった。

賛否あるものの私は好きだった点

ストーリー面

新しい文化に触れて楽しかった
これについてはかなり賛否いろいろな意見を見た。
わたしは新生エオルゼアを何の不快感もなくクリアしている。
「おつかいばかり」「ぜんぶ王女様のおもりでつまらなかった」という意見も目にしたけど、世界を救った英雄が一線を退いて、気ままに冒険者をやっており、言われたことだけやったり、たまに傭兵をしたり、かなり「そのへんのなんかちょっと強い冒険者」ムーブができたのは私は楽しかった。
どこに行っても光の戦士様、英雄様と持ち上げられていたので、久しぶりになんのしがらみもない関係のないマップにいって、気ままに釣りをしたり、現地の人と話したり、飯を運んでみたり、コキ使われたり、果てはうんこ拾いまでもが面白かった。
新生、蒼天、紅蓮で「おつかいはつまらない」漆黒と暁月でやっとヒカセンが主人公のメインストーリーになり「これだよ!これこれ!」と思う気持ちもわかるが、特におつかいに対してつまらないと感じた瞬間がなく、これに関しては私が鈍感すぎるだけな気がするが、結果的に「一般冒険者」にもどれてわたしはたのしかった。
異文化交流、みたことのない木、知らないものが釣れるそのへんの水辺、ふれあったことのない種族…ワクワクしながらやってました。

以下、絶賛の内容ではないため一応ワンクッション







あまり口に合わなかった点

悪いとはあえて書きません。

システム面

・ウォーコー・ゾーモーを見上げるシーンなどで、天気が悪かったことがあり、見えない…となった
カットシーンではなく、マップを移動するので、システム的に難しいのかもしれないけどもしできればそういう大事なシーンは天気を固定してほしい。
特にあの辺は天気が雪や雨が多かったので

ストーリー面

・NPCの発言で粗削りな部分が目立つ
例えば一番気になった部分はクルルがグルージャジャを前に、ガラフについて聞くシーン。暁のメンバーはみんな高学歴でそれなりに偉い人の前での立ち居振る舞いについて身についていると思いましたが、「ガラフ・バルデシオンを知りませんか?わたしのおじいちゃんです」(うろ覚え)と言っていたけど、クルルさんならそこは「私の祖父なんです」くらいは言うと思った。
そういう小さな違和感が多かったように思う…

・ゾラージャについてほぼ何もわからないまま終わってしまった
掘り下げできるシーンはいくらでもあったと思うけど、最後まで何が嫌だったのか、なにが目的だったのかわからないまま、討滅戦の内容で彼の心情を量ることしかできない…
最初は「戦争を起こして人々に平和の大事さを思い知らせる」みたいなことを言ってましたが、最後は全然関係ないことを言ってて、こいつはなんだ?となった。そのブレこそがゾラージャなのだと言われればそっか…になりますが…
きっと「奇跡の子」として生まれたことに対する重圧や、父親を超えられないこと、あちこちで養子を拾ってきていることなど、父親に対してのコンプレックスや、自分の劣等感があるんだな、と推測はできる。ただもう少しかいてくれた方が討滅戦で気持ちが乗ったのかな…と思った。推測しかできない。これではオタクの勝手な妄言になってしまう…
他の人も言っていたけど、食の試練の時にコーナと組んだ時点で勝ちが見えてしまい、ここでこそゾラージャやバクージャジャと組んで、トラブルを起こしながらも彼らのことを少し知る、みたいなのがあってもよかったかな…と思います。

・双頭の生まれの秘密のパンチが弱い
わたしはウェルリト戦役を結構楽しんでやったタイプのプレイヤーで、そういう一見嫌な感じの因習みたいなのが結構好き。
なので「許されない罪、秘密がある」と聞いたときかなり真剣に身構えて何が飛び出してくるのかとワクワクしましたが、ふたを開けたら「青天井の子ガチャをしていました」という内容だったので肩透かしを食らってしまった。
ただこれに関しては、メインクエストは全員がクリアしないといけないため、ちょっと嫌だなと思うけど人は選ばないくらいのレベルにまで落とさないといけないと思うので、ある程度仕方がないとは思う。あとこれは話してて気づいたんだけど結局許しの物語なのでウクラマトが許せるレベルの罪でないと話が進まないので…
なのでプレイヤーの妄想、脳内補完として、「こうだったのではないか」というエグめの理由付けを自分でして、納得しました。内容は書きません。

・ヴァルガリマンダなんだったんだ
コンサポという便利な機能が追加されたおかげでその辺のNPCと一緒に8人コンテンツにも行けるようになった、それはいいけど討滅戦の前に必ず他7人そろえないといけないという縛りになっているとおもう…
また災厄であるヴァルガリマンダをバクージャジャが解放してしまったのにも関わらず、その辺の人たちは「なんか地震っぽい?怖いね」みたいな反応で話の盛り上がりにも欠けたような印象。
解放したことに対するお咎めはなし。普通ならこの時点でもう継承権はく奪だろ…
バクージャジャに関しては序盤からかなりヘイトを集めるように設計されていて、それ自体はよかったし、バクージャジャがその後改心してやり直して第二の人生を歩むことができたっていうストーリーもよかったけど、それにしてはヴァルガリマンダ解放はやりすぎだろ…と思いました。

・ウクラマト誘拐パートが解せない
「ラマチをよろしく頼む」という描写がされた後すぐに王女様を一人で行かせだれもついていかない。なかなか帰ってこないのに誰も動かず時間が経つ。これに関してはかなりガバを感じました。お父さんに合わせる顔がなさすぎる。
危機感が薄すぎないか?そのあとのコーナからウクラマトに対する気持ちとかサンクレッドの描写を入れたかったんだろうけど、描きたいことが優先になっていて、NPCは舞台装置でしかなくなってしまっていた。だからボケーっと突っ立って待っていたんだろう。
誘拐とかそういう身の危険描写が悪いのではなく、誰一人として「私もついていこう」みたいなのがなく、帰ってこなくても「遅いわね」みたいな感じでだれも動かなかったのがかなり気になりました。

・魂資源の回収
国民を殺して魂を全回収するというゾラージャの凶行。
いやいや殺したらその分魂のストック減りませんか?!どういう計算なの?
ここは素直にスフェーンがむかつくから国民を痛めつけますくらいの理由でもよかったとおもう。下手に魂を集めて云々みたいなことをやってしまったせいでゾラージャが計算もできないバカになっている。

・サカ・トラルに関して
事前情報でヘリテージファウンドやソリューションナインについては情報があったものの、いざ文明崩壊を見てしまうと本当に心が落ち込んだ。
やっと北側に行けるぞー!と思って喜び勇んで行ったら、西部劇をちょびっとだけやって、あとは「文化を押し付けられ強制発達させられたトラルの反対側」を見せつけられて心が死んだ。
こんなひどいこと!ゾラージャ許さない!という動線なんだろうけど、とにかく「強制的に科学レベルを発達させられる」というシチュエーションが苦手だったようで、ヘリテージファウンドについてからずっと心が重く、それまではアーリーで終わらせよう!と一日中パソコンのまえにかじりついていたのが、その後「もう夜だけでいいや」になってしまい、ペースががくっと落ちた。
ファイナルファンタジー14にオーバーテクノロジーは求めていなかったんだと思う。クリアした今でもヘリテージファウンドとソリューションナインに近づきたいという気持ちはない。
ただひたすらにあの荒野に住んでいた人たちや巻き込まれた人たち、うしなわれた文化に未練があり、あそこのマップがヘリテージファウンドになっている以上、復興はありえないので、本当にこれから漁とかギャザラーであの辺に寄り付かないといけないのが気が重い。
生命への冒涜、受け入れられない文化についてヒカセンやウクラマトが何を思うのか、どう対峙するのか、というところはまあ…よかったと思う。

あとは項目にするまでもないようなとりとめのないことです。
・ウクラマトが突然言い出した「アンロストワールド」ってなんだよ。一回しか使われなった。
・試練はいろいろな種族や文化に触れて新しい発見があるから同じことの繰り返しでも私は気にならなかったが、リビング・メモリーでの同じこと4回繰り返しは正直最後の方ダレていた。暁月のウルティマトゥーレでも同じようなことはやったけど、リビングメモリーのほうは何となく最後の方飽きていた。
・カナルタウンではすこしだけでいいからトレノのテーマを流してほしかった。期待したのに…
・グルージャとゾラージャのことはもう少し書いてほしかった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?