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新年に考えたこと

 一年の目標について、昨年の師走から、ぼんやり考えているうちに、明けて2023年。小正月、春節、節分、立春も過ぎた。
 大上段に目標と考えるとストレスになる。ラジオ体操でも何でもいい、毎日できそうなことでいいのだけど、ついつい、考えすぎてしまう。還暦を過ぎ、人生の後半戦のスタートを切って一年以上たつ。本格的な老後をどう生きるか、なんて調子で。
 でもまあ、大きな目標はすぐに決まった。毎日をきげんよく過ごす。これに尽きる。ということで、行動に落としこんでみる。
 そのためには、まず健康であること。そして身近な人間関係を良好に保つ。じぶんが楽しいことをする。
 健康のためには、適度に食べ、適度に動く。具体的には体重をまず5キロ減らす。はあ(ため息)。痩せれば中性脂肪も悪玉コレステロールも解決する。目標はすぐ見えた。平日禁酒。もともとアルコールを分解する能力が低い体質なので、ノンアルでじゅうぶん。運動は、やりすぎると逆に膝や腰を痛めるから、続いているwii fitの朝ストレッチ、昼はラジオ体操、夕方ウォークか室内バイク。うーん。忙しいぞ。
 じぶんの好きな何かはたくさんある。習い事、旅行、観劇、読みたい本だけでも山のよう。あれもこれもと、したいことが横に広がるばかりで、いったいじぶんが何をしたいのか、わからなくなってくる。
 俳句、短歌、詩、どれもおもしろくて、ただ創作はさっぱりで物になる気配もない。そういえばコピーライターとしても、キャッチフレーズはいまいちだった。と、ここまで書いて、大事な目標に気がついた。じぶんを責めないこと。
 やりたいことは、考えるだけでなく、実際に書いてみると変化があった。書き出した後、あっ、あれやってみよう、と、思うようになった。それで、先週、たまたまよく晴れた日に長岡丘陵公園に行けて、スノーシュー・トレッキングをやってきた。冬にお日さまの光を浴びる、これは北国に住む人間にとって大事なことも再認識した。また行こう。
 生きているだけで儲けもの。よく食べ、よく眠る、それだけでいい。料理、掃除、買い物、ていねいに家事をするだけでもすばらしい。
 年を重ねるということは、奥深い。なんだか少し楽しくなってきた。

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