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【経営者向け】マネジメントお役立ち記事

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マネジメントが楽になる「識学理論」をわかりやすく解説しています。経営者・管理職向けの内容です。
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#リーダー

人間関係のストレスが多い会社には”ルール”が必要である。

今、あなたが職場に関して悩んでいることはありますか? 3つほど、素直に悩みを思い浮かべてみてください。 離職が多い 上司、部下とコミュニケーションがとりづらい… 等 思いあたる悩みはあったでしょうか。 悩みは人それぞれ様々だと思いますが、あなたが思い浮かべた悩みの中に、 人間関係に関する悩みはありませんでしたか? 職場に関する悩みを抱える人の内、人間関係に関する悩みを抱える割合が最も多いといわれています。 厚生労働省の統計でも下記のようなデータがあります。 こ

あなたのチームは全員、挨拶がきちんとできていますか?

タイトルを読んで、ハッとさせられた方も多いのではないでしょうか。 当たり前のことを、当たり前に実行すること。 それって意外と難しいことではないですか? リーダーとしてご活躍されている方ならば、メンバーの事も含めて、難しさを実感しているのではないでしょうか。 ここではタイトルにハッとさせられ、記事を読んでくださっているリーダーの皆様へ向けて。 何ができていないから、そうなのか。まず何をするべきなのか。お答えしていきます。 ルールはストレスを軽減させる突然ですが、小学

"心理的安全性"の正しい作り方

最近、心理的安全性という言葉の重要性についてよく耳にするようになりました。本記事では、どうすれば社員の心理的安全性を高められるのか、解説していきます。 心理的安全性とは 心理的安全性(Psychological Safety)という言葉を最初に用いたとされるハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授によれば、心理的安全性の意味は、「このチーム内では、対人関係上のリスクを取ったとしても安心できるという共通の思い」です。つまり、普通に考えれば人に嫌われたり、いい顔をされなかっ

日本の成長を阻害するものを、名著『失敗の本質』から考えてみる。

大東亜戦争における日本軍の敗北理由を分析した『失敗の本質』は、1984年に初版が発行されてから現在まで売れ続けている名著です。本書を読むと、当時の日本軍の失敗について学びが深まるだけではなく、かつて世界を席巻した日本製品や日本企業がなぜ現在では他国の後塵を拝するのか、その答えを見出すことができます。 日本人の戦略性 本書を読み解く際のポイントをいくつかご紹介します。 まずは「戦略性」です。本書は、当時の日本軍の戦略と米軍の戦略には大きな違いがあったと指摘します。米軍は勝利

60名の営業組織を管理していた時の失敗を「識学」で振り返る

こんにちは。識学講師の本田務(ほんだつとむ)と申します。 私は、識学のコンサルタントになる前に、某東証1部上場インターネットグループの子会社における営業責任者として、6拠点、60名の部下を管理する立場にいました。 責任者である私と一般職の社員の間に、部長、課長、係長、そして主任がいましたが、当時の私は部長や課長を無視して、係長や主任、一般職の社員にまで直接指示を飛ばし、週報のチェックまで行っていました。 今回は、そんな私が犯してしまった失敗談を披露し、マネジメントはどう

社長が「トッププレーヤー」として会社を引っ張るべき、というのは思い込みかも?

社長やリーダーがトッププレーヤーとなることが、組織を引っ張っていくには大切なことだと思っていませんか。 もしかしたらそれは思い込みであり、間違った方法を実践しているかもしれません。 社長がトッププレーヤーであってはいけない組織のリーダーが、「人の先頭に立ち、模範となる行動を実践すること(率先垂範)」は大切なことです。しかし、マネジメントとしてその率先垂範となる行動内容を間違えると、期待するような結果は得られません。 「誰よりも高い実務能力がなければ社員に示しがつかない」

累計29万部突破した『リーダーの仮面』のメッセージを識学社員が要約してみる。

こんにちは。識学でマーケティングを担当している城所と申します。今回は、識学代表安藤の著書『リーダーの仮面』の内容を、要点を絞ってお伝えしていきます。 はじめに多くの組織では、プレーヤーとして優秀な成果を上げた人がマネジメントのポジションに就くことになると思います。 それでうまく回れば良いのですが、残念ながら多くのリーダーはその変化に戸惑います。 優秀なプレーヤーがマネージャーなったとき、彼らがよく犯す失敗は下記のような行動です。 手取り足取り自分のやり方を教える  

社員のメンタルを守りたいなら、「モチベーション」ではなく「成果」にこそ、アプローチせねばならない。

メンタルに支障をきたす方が増える中、社員の「モチベーション」を課題だと思っている経営者、管理者は多いようです。 たしかに、書店のビジネス書には「メンタル・ヘルス」とともに、「モチベーション・マネジメント」や「やる気を引き出す」というタイトルが並んでおり、そうした理由から、「社員のモチベーション」に気を配る会社が増えているのかもしれません。 ただ、個人的には、モチベーションを「マネジメント」や「コントロール」の対象とすることに若干の疑問をいだきます。 モチベーションは何に

「仕事が好きではない」「職場は楽しくない」という人物であっても、成果をあげてもらうことはできる。

社員に好かれたい社長の話社員のモチベーションをどうやって上げるか、日々苦労している経営者、管理職は多い。 例えば以前、「社員がもう少し成果に対して意欲的にうごいてくれればねぇ」と悩む経営者にお会いした。 そのため彼は、月一回の社内交流会、要は飲み会を設け、その場で「エース社員」に仕事の楽しさを語ってもらおうと画策しているそうだ。 「そうして、社内の雰囲気が良くなればいいと思っているだけどね。」 と、経営者は言う。 ところが、一人の部下が反対した。 「社長がどうして

“良い”上司になりたい上司たち

誰も、積極的に“悪い”上司になりたくはない。“良い”上司でありたい。 当然である。積極的に嫌われる理由は特に見当たらない。 では、“良い”上司とはどんな上司か。よく言われるのは次の様な上司ではないだろうか。 部下からの相談に親身になって乗ってくれる“良い”上司 部下の頑張っている姿をいつも見ていてくれる“良い”上司 たまの無礼講を許してくれる“良い”上司 部下からの相談に親身に乗ってくれる上司私自身も『部下からの相談に親身に乗ってくれる“良い”上司』をよく見てきた