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【1月のかき氷】花びらりんご

季節感の薄いりんごを、どう表現するか?


りんごって、いまのニッポンなら
季節問わず手に入るんですよね。

夏でもスーパーに並ぶくらい。

だからなのか、あまり季節感は表れない。

お客さんからも

「花びらりんごって、いつから?」

って、秋くらいから
ずっと質問攻めに合う(笑)


花びらは紅玉の一択

かき氷って、外見しか見えない。

でも、食べすすめる順番は、
ほとんどが上から。

そのあたりを感じ取れると
削り※はもちろん、
果物の配置(とぼくは呼ぶ)も
おのずと決まってくる。

たとえば、
重いものは下に
軽いものを上に
というのは、わかりやすい。

選ぶ果物も変える。

花びらりんごの場合、
見えるのは花びら。

酸味はあるけど
色が鮮やかに発色する
紅玉を使う。

前日までに仕込んでおくので
予約制のメニューです。



品種のちがうリンゴを使う理由

トップの花びらには紅玉を

中に入るフィリングは
バランスの取れたふじや
甘味も酸味も強いサンふじ、
甘さが強く酸味の弱い王林
酸味の強いジョナゴールドや紅玉など、
3〜4種類のりんごを使います。

いろいろな種類を使うと
甘味や酸味、食感などが変わるので
楽しみが増えるでしょう?


そして、当店人気の
甘さ控えめの生クリームと
地元の鶏卵から取り寄せた
卵を使っての自家製カスタード。

花びらりんご
自家製カスタード
特製生クリーム

の3段重ねのビジュアルで完成です。


(※削り方も、ぼくはビミョーに変えます。
ふわふわが下にくると崩れやすいから)

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