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希望

寂しさはあんまりなくて楽しみが勝ってる、夕方まではそう言ってた。リアイベからの楽しいのまま続いていてワクワクしてるって。でもね、そんなこと全然なかった。会場に入って席に着いて、準備して落ち着いたら急に涙止まらなくなっちゃった。寂しいよ、寂しいんだよ。

影ナレ 阪口 金川 林
M00 OVERTURE
M01 気づいたら片想い
M02 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M03 ハウス!
M04 ロマンスのスタート
ーMC 和田 北川 山崎 向井
ーVTR ここまでのライブはどうなってると思いますか?
M05 ここにいる理由
M06 嫉妬の権利
M07 別れ際、もっと好きになる
M08 不等号
M09 風船は生きている
M10 ブランコ
M11 アンダー Full ver.
ーMC 理々杏 和田 中村
M12 君に贈る花がない +楓 金川 阪口 璃果
M13 ゴルゴンゾーラ +吉田 向井
M14 大人への近道 +林 矢久保 理々杏
M15 隙間 +和田 中村 北川 松尾 阪口 黒見
M16 ゆっくりと咲く花 +山崎
ーMC 北野 山崎
ーVTR
M17 バレッタ
M18 Route 246
M19 ガールズルール
M20 裸足でSummer
ーMC 北野
M21 僕だけの光 バラードver.
M22 日常 Full ver.

【アンコール】
ースピーチ
EN1 忘れないといいな
EN2 君は僕と会わない方がよかったのかな
ーMC 和田 林 阪口
EN3 乃木坂の詩

【Wアンコール】
ー挨拶

OVERTUREでもう泣いた。映像は全部日奈子。いろんな思い出がフラッシュバックする。

気づいたら片想い。1曲目はきっとこの曲だろうなと思ってた。初めて選抜に選ばれた曲。私の青春が詰まった曲。日奈子がセンターで歌声もよく聞こえて最後なんだなって始まる前以上に実感してぼろっぼろに泣いた。

咄嗟。あの頃の熱い想いそのままに。「もしもやり直せるならどこまで巻き戻そうか 君と初めて出会った日 それとも好きになった日」。巻き戻したとしても、きっとまた同じ道を辿ると思う。日奈子と出会って、好きになって、一緒に歩いて、この日を迎える。きっとそう。

ハウス!、ロマスタと盛り上がる曲で涙はスッと引いて楽しいが押し寄せてきた。たくさん笑ってるのが嬉しくて逃すものかって目で追い続けた。

ここにいる理由から始まったアンダー曲ブロック。アンダーライブで一緒に戦ってきた仲間たちのセンター曲をセンターとして最後に届けてくれた。嫉妬はひめたん未央奈Wセンターで武道館に立った曲。北野日奈子らしさが最も出る曲の一つだと思う曲。誰よりも激しく誰よりも熱く躍る姿を目に焼き付けたかった。

未央奈の別れ際、ひめたんの不等号、みり愛ちゃんの風船、蘭世のブランコ。特に参加曲ではない風船とブランコには確かに想いを感じた。会場が白のサイリウムで染まった風船は歌声までどこかみり愛ちゃんに寄せているようだったし、ブランコは蘭世の熱い想いが乗っかってるようだった。

涙声のソロパートから始まったアンダー。当時のことも思い出しながらでもあの時の涙とは違っていた。スポットライトを消していってまた点いたライトは誰も照らしていない演出はどこか舞台的でグッときたし最後に笑った日奈子を見たら涙が止まらなかった。たくさん悩んでたくさん考えさせられたこの曲もきっとなくてはならない曲だったんだと思う。

ユニットブロックは君に贈る花がないから。ライブロゴに入れるほど大切にしてきたサンクエトワールの曲。サンエトも最後だからねって言葉が妙に耳に残ってる。衣装がアンダラ武蔵野の森の時の

ゴルゴンゾーラはあやちゃんはづと。やらないかなとも思ってたからやってくれたの嬉しかったし、27thアンダラでみり愛ちゃんとまあいいか?をやった時の衣装を2人に着てもらってたのも嬉しかった。日奈子はベストアルバムのカスタムジャケットに選んでいたサヨナラの意味のビジュー衣装。はづがみり愛ちゃんポジなのもよかった。

大人への近道は4人で。歌い出し未央奈ポジを林にやってもらってたのがグッときた。サイン会も思い出した。

隙間は予想外。ソロパートがとっても素敵でグッときたしここに麗乃ちゃんいるのもとってもよかった。

ゆっくりと咲く花はれなちさんとふたりで。2期生の曲はやらないかもしれないなと思っていたから嬉しかった。2期生が歩いてきた道のりを思い出しながら歌っているようで素敵だったし、ラスサビはみんなが出てきてくれて全員で歌ってくれたのが嬉しかった。そのあとのMCもれなちさんと2人だったけど、2人が一緒にいるのをたくさん見てきたから2人の関係がすごく出てていいなと思ったし、あの場所にれなちさんがいてくれてよかったなって。

未央奈がずっとセンターをやってきたバレッタ。「私が1回センターをやることで後輩たちがやりやすくなるといいな」って選んだこの曲は2期生として披露することも多かった曲で思い出もたくさん詰まってる。

1番会場がどよめいていたRoute 246。こればっかりは私も流石に驚いたけれど、まさか最後にセンターで見れるなんて嬉しくて仕方なかった。この曲は正直選抜がやるよりもアンダーがやる方が映えると思ってるし、ライブでのRoute 246の戦闘力はグループトップレベルだとも思ってるので終始圧倒されて涙止まらなかった。

ガルルで一気に楽しいの方へ。最後の煽りだったね。相変わらず涙は出ていたけどそれでも楽しかった。

選抜復帰のはだサマ。これは盲点になりがちだけど絶対やると思ってた。日奈子センターのはだサマ見れる世界線でよかった。ほんとに夏曲が似合うのよ。

ラストは大切な2曲。まず僕だけの光。アンダラ九州のバラードverと同じアレンジ。当時福岡公演3日目で復帰することになったのだけれど、私はちょうどその公演だけ会場にいた。その時の気持ちと想いと、いろんなことを思い出してスダボロに泣いた。まさかこんなこと起こり得るとは思ってなかったよ。

そして日常。言わずもがな。事あるたびに好きだと言っていた全ツ2019と同じ演出。バキバキダンスパートのめちゃカッコいい間奏の演出を曲前に持ってきてフルでの披露。フルはアンダラ武蔵野の森以来だと思う。アンダーメンバーは当時の衣装で日奈子はMV衣装。もう信じられないくらい泣いた。泣きすぎて正直見えてなかったんじゃないかってくらい前が見えないくらい声に出して泣いてた。しかも最後笑ってるのよ。ズルいよ、それは。


アンコール。ドレス姿が本当に綺麗だった。綺麗だって言葉に出してしまうくらい1番綺麗で素敵だった。大切な友達の言葉としてひめたんの言葉を引用したのも素敵だった。グループに対する大きすぎる好きの気持ちがわからなくなった時もあったんだろうけど、それでも大切で大好きでいる気持ちはずっと変わらなくて、そんなところも大好きなところだったな。「私の力が足りなくて」って話していたけれど私はそこはずっと首を横に振ってた。そんなことなかったんだよ。「残せていない」って言うけどそれも。私はたくさんもらってきたし助けられてきたし、返しても返しても足りないくらいたくさんたくさん幸せにしてもらってきたんだよ。

忘れないといいな。最初で最後のソロ曲。とっても素敵でとってもらしくてとっても上手で、すごくすごくあったかい歌声だった。忘れないよ、ずっと。絶対。

プレイリストにも入れていた君僕。スピーチでひめたんの言葉を名前を出してはいないけど引用した後なのもあってより一層染み込んできた。まわり道したかもしれないけれど、私は日奈子に会えて確かに幸せだったんだ。

最後のMCは林とたまちゃんと。2人とも涙を流してくれてありがとう。特にたまちゃんは「日奈子ちゃん」ってあの場で呼んでくれて、「卒業してほしくない」って言ってくれてすごく嬉しかった。まあやが泣かずにずっと笑顔だったのもすごく素敵だった。MCで思い出を話すたびにみんなが助けられた話をしてくれて、私たちに見せてるだけじゃないところでも日奈子はあったかくて優しくて素敵な人なんだって改めて実感できてとっても嬉しかった。

最後は乃木詩。「何度も救われた」と言ったこの曲でライブが終わるのが私は好きなので嬉しかった。「後ろを向くな!正面を見ろ!自分を信じて前へ進むんだ」って最後に伝えてくれているようでずびずびに泣いた。ほんとにほんとにありがとう。

ライブは終わって規制退場のアナウンスが始まっても鳴り止まない手拍子。客層の違いと声が出せない状況とでそのハードルは以前よりも遥かに高かったはずでもそれでも届いたWアンコール。最後にもう一度姿を見せてくれた。ありがとうを伝えてくれるだけじゃなく、アンダーメンバーと乃木坂46をよろしくと伝えるところが日奈子らしくて乃木坂らしかったなと思う。


「衣装も曲の順番も演出も」って言ってた通り、自分で着れない衣装はみんなに着てもらって、過不足なく全部やり切るセトリで、大事にしてきた当時の演出で、リアイベで「私のことを好きな人たちはこんなライブ見たかったって思ってもらえる」って言葉通りほんとに幸せなライブだった。これ以上のライブはこれまでもこれからもきっとないと思う。過去最高史上最強だと言い続けてきたアンダラ武蔵野の森も凌駕してた。それくらい全部が詰まったライブだった。こんな最後があったなんて今でも信じられない。

ちゃんとずっと応援してこれたんだなって思えた時間でもあった。衣装も曲も演出も、そこにどんな意味があってどんな想いが込められてて、そういうのを全部ちゃんと受け止められたのがその証明でもあったと思ってる。7年間応援してこれて幸せだった。

まだ卒業は1ヶ月ちょっとあるからもう少しだけ時間はあるけどステージの上での姿はもう最後。そう思うと、いや思わなくてもずっと寂しいが押し寄せてくるんだけどでも、寂しいけど寂しくないよ。正直卒業コンサートができるなんて思ってなかったし、こんなライブを見せられたら後悔はどこにもない。今死んでも私は何も悔いはない。それくらいどこかスッキリしてるから。


本当に本当に幸せでした。楽しいも苦しいも全部かけがえのない時間でした。これからも一緒に歩けたらいいなって思ってます。

大好きです。

2022.03.24



※後ほど大幅に加筆修正する可能性があります。

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