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ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 観た感想

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略」を映画館で見てきました。

ーーー注:ややネタバレありーーーー

80年代、宇宙戦艦ヤマトの公式ファンクラブに入るぐらいヤマトの大ファンだった私ですが、旧シリーズの中でも80年公開の「ヤマトよ永遠に」が最も好きな作品でした。

宇田川一彦さんの大人っぽくてスタイリッシュなキャラクターデザインがすごく好きだったのと、古代進と森雪が別れ別れになり、それぞれに思いを寄せるキャラが登場するというストーリーも斬新で良かったんですよね。

旧作の古代とサーシャ。「永遠に」の古代は端正な横顔がよろしい。(ヤマト大全集より)
アルフォン少尉に言い寄られる雪。う〜ん、色っぽいぜ😆(ヤマト大全集より)

今あらためて見るとキャラクターだけでなく、全体の色彩設計も絶妙で綺麗なんですよね。赤と黒がすごく効果的に使われています。

ちなみに「永遠に」で総作画監督だった宇田川さんは完結編にも原画で参加されてますが、私は完結編の絵がどうにも好きになれませんでした。

この記事を書くにあたってネットで色々調べていると、『「永遠に」で大人っぽくし過ぎたので完結編ではさらばの頃に戻した』という宇田川さんのインタビュー記事を読んだ方のポストを見つけたんですが、そうだとしたら私的には「余計なことを。。」という感じでしょうか(笑)

あと、「永遠に」は音楽も素晴らしかったんですよね〜!
サウンドトラックが前後編でLP2枚出ましたが、お小遣いはたいて予約までして買ったっけな。
「悲恋(雪との別れ)」や「二重銀河」なんか、久しぶりに聴いたら鳥肌立ちました。

とまあ、そんな思い入れのある作品のリメイクですから、期待半分不安も半分というところでしたが、予想していた以上に良かったです💕

新シリーズ一発目の2199もそうでしたが、物語の骨子は守りつつスケールが非常に大きくなり、旧作になかったものも含め各エピソードや設定がかなり詳細に作り込まれています。

ただそれだけ丁寧に描写する分、尺も相応に必要になる訳で、今回公開された第一章は古代と雪の別離のシーンまで。

旧作では物語のごく序盤ですから思わず「ええ?ここで終わり??」ってなりました😅

ただ、登場人物がめちゃくちゃ増えてる上に、先述した通り設定が複雑になっていて、情報量の多さについていくのがやっとだったので、このぐらいの短さで良かったのかもしれません。

新シリーズでは主要キャラクターの生死や時代背景など大きく改変されているところも多いので、「永遠に」もどれぐらい変えてくるか、めちゃくちゃ気になりますね。
デザリアムも2199のガミラス同様、単純に「侵略者=悪」という立ち位置ではなさそうですし、地球側に協力者がいるっていう設定も面白いです。

ちなみに今作の不満点をあえて挙げるとしたら、理路整然としててツッコミどころがほとんど無いところでしょうか(笑)

旧作なんて、なんか銀河の中で光ってる点が敵の星っぽいから行ってみようとか、異星人の作ったロダンの考える人の右手と左手が逆になってて嘘がバレるとか、めちゃくちゃ大雑把ですからね。

そうそう!エンドロールに流れたのが岩崎宏美さんが歌う「銀河伝説」だったのがもうめちゃめちゃ嬉しかったんです!!

これで涙腺が崩壊した往年のファンも多かったようですが、私も歌詞全部覚えるぐらい大好きだったので、エンドロールの間は心が厨学生に戻りました☺️

とにもかくにも、11月公開の第二章もすごく楽しみになりました。


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