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データベースやプログラミング初心者の私がNotionのページ設計で心掛けているルールや手順
参考になるか分かりませんが書いてみました。
1️⃣ 目的の設定:
目的が曖昧だと手直しが増えたり、途中で何をしているのか分からなくなることがあります。Notionで作業を始める前には、ページやデータベースで誰の何を解決し、どのような情報を管理するのかを明確にしましょう。目的を設定することで、データベース設計の方向性が明確になります。
✅ 目的の意義
ページが解決しようとしている問題や、提供しようとしている情報の価値を理解しましょう。目的の意義を明確にすることで、ページの設計や構成が効果的になります。
✅ 対象者
ページの対象ユーザーを特定し、そのニーズや期待に応える内容を提供できるようにしましょう。対象者の理解により、ページが適切な情報や機能を提供することができます。
✅ 達成したい結果
ページを通じて達成したい具体的な結果を明確にしましょう。これにより、ページ設計の際に目標に向かって効果的な構成やデザインを行うことができます。
2️⃣ アクションの整理
主要なアクションをリストにまとめます。ここで言うアクションは「行動」や「イベント」というイメージで使用しています。言い換えると、行動分析を行います。これにより、データベースの機能や制約が明確になります。Miroを使ってリストを作成することをおすすめします。
✅ アクションの特定
タスク管理データベースを設計する際に、関連するアクション(行動)を見つけます。例えば、受注の受け付け、目標の設定、タスクの細分化、作業者への割り振り、管理者による管理などがあります。
✅ アクションの詳細化
各アクションについて、具体的な内容や手順を明確にします。これにより、データベース設計時に必要なエンティティやプロパティが明確になります。
✅ アクション間の関連性の整理
アクション間の依存関係や順序を整理します。これにより、データベースの構造やリレーションを適切に設計することができます。
3️⃣ 条件分岐の整理
おおよそ、アクションの流れは決まっていると思いますが、改めてアクションが実行される条件を明確に整理しましょう。条件分岐を整理することで、データベースの動作を理解しやすくなります。目的は、フローの中のこのポイントは、このような条件の時に起こるアクションであることを特定することです。
✅ アクションの特定
データベース設計に関連するアクションを特定します(例:タスクの作成、状態の変更、担当者の割り当てなど)。
✅ 条件の特定
異なるアクションや状態が発生する条件を特定します(例:タスクの状態が「未着手」、「進行中」、「完了」などによって、表示や処理が変わる)
✅ 条件式の作成
関数プロパティを使用する場合、特定した条件に基づいて、条件式を作成します。条件式は、プログラムが条件を評価し、その結果に応じて処理を分岐させるために使用されます。
✅ 分岐処理の設定
条件式の結果に応じて、実行されるアクションや状態を設定します(例:タスクの状態が「完了」である場合には、タスクをアーカイブするアクションが実行されるように設定)。
✅ 条件分岐のテスト
条件分岐が正しく機能するかどうかをテストします。異なる条件下でプログラムやデータベースを実行し、期待通りのアクションや状態が発生することを確認します。
4️⃣ 情報の確認
「この時点のこの情報を確認したい」という要望に基づいて、必要なエンティティとプロパティやフィルターを決定しましょう。これにより、データベースが目的に沿った形で機能することが確認できます。リンクドビューを使用するイメージを持って行います。
✅ 見たい情報の特定
条件分岐に基づいて、どのような情報を表示したいのかを特定します。これにより、データベースのフィルターや並び替え、関数などを設計する際に役立ちます。
✅ フィルターの設定
特定した条件に基づいて、データベースのフィルターを設定します。フィルターを設定することで、特定の条件に合致するデータのみを表示することができます。
✅ 並び替えの設定
特定した条件に基づいて、データベースの並び替えを設定します 5。並び替えを設定することで、データを特定の順序で表示することができます。
✅ 関数の設定
特定した条件に基づいて、データベースの関数を設定します 。関数を設定することで、データに対して計算や集計を行うことができます。
5️⃣ エンティティ(モノ、コト)の特定
Notionのデータベース設計において、エンティティの特定は重要なステップです。エンティティとは、システムが処理する「モノ」や「コト」に名前を付けて現し、定義したもので、データベース設計においては、テーブルとして管理されます。データベースを設計する場面をイメージしてみましょう。あなたは、プロジェクト管理のためのNotionデータベースを作成しようとしています。
✅ まず、エンティティを特定する必要があります。
この場合、エンティティは「プロジェクト」、「タスク」、「担当者」などになります。
✅ 次に、それぞれのエンティティに関連するプロパティを特定します。
例えば、「プロジェクト」エンティティには「プロジェクト名」、「開始日」、「終了日」、「ステータス」などのプロパティがあります。「タスク」エンティティには「タスク名」、「期限」、「担当者」、「ステータス」などのプロパティがあります。これらのエンティティとプロパティをもとに、Notionのデータベース機能を使ってテーブルを作成し、データを整理していきます。
✅ また、リレーション機能を使って、異なるエンティティ間の関連性を表現することができます。
例えば、「タスク」エンティティと「担当者」エンティティをリレーションで関連付けることで、タスクと担当者の関係を明確にすることができます。
このように、エンティティの特定とそれに関連するプロパティの設定を行うことで、Notionのデータベース設計を効果的に進めることができます。
6️⃣ エンティティの判断基準
✅ 関連性
エンティティ間に強い関連性がある場合、単一のデータベースで管理することが効果的です。逆に、関連性が弱い場合は、別々のデータベースで管理することが適切です。
✅ 情報の独立性
エンティティがそれぞれ独立した情報を持っている場合、別々のデータベースで管理することが望ましいです。これにより、データの整理や管理が容易になります。
✅ データの複雑性
エンティティ間のデータが複雑で、それぞれのエンティティが多くのプロパティを持っている場合、別々のデータベースで管理することが適切です。これにより、データの整理や管理が容易になります。
✅ データの更新頻度
エンティティのデータがそれぞれ異なる頻度で更新される場合、別々のデータベースで管理することが適切です。これにより、データの整合性を保ちやすくなります。
これらの基準に基づいて、エンティティを別々のデータベースとして管理するか、単一のデータベースとして管理するかを決定し、データベース設計を進めることができます。
7️⃣ データベースの作成とテスト
Notionでデータベースを作成し、設計した機能が正しく動作するかテストしましょう。必要に応じて、設計を調整して改善していきます。
私なりのNotionのページとデータベース設計を行う際に必要な手順やルールについて説明しました。
データベース設計を行う場合は、まず目的を設定し、主要なアクションをリストアップし、条件分岐を整理することから始めます。次に、必要なエンティティとプロパティを決定するために、確認したい情報を整理します。エンティティを特定したら、Notionのデータベース機能を使ってテーブルを作成し、データを整理していきます。最後に、データベースを作成し、設計した機能が正しく動作するかテストして改善していきます。
データベース設計においては、以下の点に注意することが重要です。
✅ 目的を明確にする
✅ アクションを整理する
✅ 条件分岐を整理する
✅ 情報の確認を行う
✅ エンティティを特定する
✅ エンティティの判断基準を考慮する
✅ データベースを作成してテストを行う
これらの手順やルールに従って、効果的なデータベース設計を行うことが重要です。この方法を使って設計すると、テンプレート化もスムーズに行えます!
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