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移住検討者へのセールストーク

7月下旬に体重を測ると、まさかの50.9キロ。
これは太らないとまずいと思い、体重増加計画を企てたことは、いつかの記事で書いたかもしれないが、それから約1ヶ月。昨日体重を測ると55.9キロになっていた。
順調だ。ただ、どうやら身長170センチの平均体重は62キロらしい。
みんな努力してるんだなと思いながら、今日もさして食欲もないのにも関わらず、朝食をプロテインで流し込み、たこ焼き屋に向かった。

最近の私はといえば、サイクリング事業を三原でできないかと思い、まちづくり三原のメンバーでもある佐藤さん、去年移住してきた同時通訳のスーパーウーマンの方と一緒に、来月しまなみ街道、および筆影山ルートのモニターツアーを行うことになった。
ほぼ私は何もしていないのだが、当日チャリでみんなを引っ張っていければと思う。あとは軽トラでの運送も試しに行ってみることになっている。

そして、前回の記事で書いた移住検討者の方が私のゲストハウスに再度泊まりにきて、三原の物件を内見し、どうやらもう入居の申し込みまでしたらしい。
短期で借りるみたいなので、オーナーさんが首を縦に振るかどうかが怪しいが、まあダメでもいずれにせよ来月頭には三原か尾道には移住してきているらしい。

そして、実は昨日からまた、東京の移住フェアからの流れで、移住検討をされている方がゲストハウスに泊まりにきている。
私にも興味を持ってくださっていたみたいで、昨日の夜、多分1時間から1時間半くらい話していた。

そこで、口から生まれてきたのかと言われるほど口がうまい私の移住検討者へのセールストークを、ここで書いていこうと思う。
もしかしたら同じ協力隊として着任した三原さんには聞き覚えのある内容かもしれない。

まずは雑談から入る。
私「〇〇さん、東京の移住フェアに参加されてたんですよね、結構年内とか、3年以内とかに移住したいとかあったりするんですか??」

移住検討者さん「そうですね、近々にって感じではないんですけど、今仕事がリモートなんで、どこでも行けるなと思って。で、色々見て回ろうと思ったら移住フェアあったんで参加してみて、で、広島か、と思って今回来てみました。」

私「あ、そうなんですね、やっぱり瀬戸内海、海が良かった感じですか??」

移住検討者さん「いや、どちらかというと山が良くて、府中の小谷さんとも話して、府中もいいなと」

私「府中もいいですよね!(検討者さんの趣味が木工だったので)府中家具が売りなので、結構熱量高めに誘われたんじゃないですか笑」

移住検討者さん「確かに。笑」

みたいな雑談をしていく流れで、ちょいちょい三原のいいところを小出ししていく。
「三原って沿岸部は気温も安定してるし、ショッピングモールとかも集まってて生活しやすいですし、住みやすさでいうと、めちゃくちゃ住みやすいですよ」
「東京に住んでたら新幹線の駅まで徒歩圏内って想像できなくないですか!?」
「広島空港もあるから東京出やすいですよね」
「とにかく晴れが多い!今月全然雨降ってないです。やっぱり天気で1日の生産性変わりますから、いいですよ」

そこから私のことも聞かれるので、私の話もしていく。
「協力隊でも結構色々種類あるんですよ」とか「三原ってたこの町だけどたこ焼き屋全然ないし、実家大阪だし、空き家使ってたこやきやってみよっかな」みたいな話とか。
ゲストハウスやたこ焼き屋にいくらかかったとか赤裸々な話まで。

そんな中で、次はこんなことしてみたくて、今事業計画作ってるんですよ
恥ずかしいんですけど、見ます?みたいな話で事業計画を見せながらキラーフレーズへの導線を作る。

私「三原って、ここ数年で、街並みが一気に変わるんですよ。」

移住検討者さん「え、どうゆうことですか?」

私「多分ここに来るまでにちらっと見えた、西国街道っていうメインロードがあるんですけど、そこの電柱地中化が決まってるんです。しかも、道路も石畳風の道路に変わる。」

移住検討者さん「それはすごいですね…」

私「それだけじゃないんです。三原港っていう港があるんですけど、そこも一回解体されて、新築で建物が建つことが決まってるんです。」

移住検討者さん「結構変わりますね。」

私「そして少しずつ、若いプレーヤーが集まりつつあって、本当にこれからって感じなんですよ。今回のツアーで色んな人に会うと思うので、それは感じていただけるかなと思います。」

私「…実は三原って、企業城下町だったんですよ。過去、三菱、だけじゃない帝人で有名な帝人、そしてそれらの下請けで、とても栄えていた町だったんです。何もしなくても儲かった。だけど時代が変わって、三菱の工場も縮小、帝人の見る影もない。言ってしまえば、一回地に落ちちゃったんですよね。だから何もなくなっちゃった。…でも今少しずつ、また変わろうとし始めている。幸運なことに、まだ三原にはプレーヤーが少なくて、今移住すれば、立ち上げからいたことになる。一度地に落ちた街が再び栄えていく様子を見守るんじゃなくて、当事者として作っていけるんです」

移住検討者さん「それは確かに面白そう…」


とまあこんな感じで、移住者の私だからこそ、こういう伝え方ができるのかなと思いながら、熱量高めで伝えている。
そろそろ三原移住の営業代行としてお金をもらわないといけないかもしれない笑

私が移住してきた時、三原をネガキャンする人が多いなと思っていた。
なんでこんな何もないところに…
なんてよく言われたものだが、私も「今何もないという点」では同じことを言っているのに、こんなにも伝わり方が変わるのだから、言葉には気をつけないといけない。

私は三原はすごくいいところだと思っている。
その熱量が誰か1人に伝わればそこから熱狂が生まれるはずだ。

ではまた。



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