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準備、準備、そして準備

2月には神明市という祭りが2月9・10・11日で行われる。
それに向けての設営準備がいろいろなところで行われ、私もそのお手伝いをさせてもらっているが、まるで文化祭前日。
「今日届いて、今日締め切り!?」なんていうシビアなスケジュール感、たまらない。(Mではない。余裕を持ったスケジュールより燃えるというだけ)
この見出し画像がそれで、神明市と同時開催される、神麺市という駅前で行われるイベントの協賛ボードを作ったのだが、このダルマ型の協賛してくださった企業等が書かれた板が、朝届き、なんとこの完成した協賛ボードのお披露目会が次の日の昼だった。笑
もちろんわかった上で仕事を受けているわけで、
つまり、そう、Mです。いや違う。

もちろん大変なのだが、内心どう思っているかというと、
この神麺市というイベント、全てが初めてで、の割には規模が大きくて、それをやり切ろうと運営側は休みを削ってでも頑張っているわけで、
そんな頑張っている人たちが、より良いものにしたいという思いで、こんなギリギリになってしまって、でもやりたいと。
そこまで行ったら次頑張るのは現場側だよな。とそう思っているわけです。
その運営側の大変さは全然見えないけど、大変なのは間違いない。せめて貢献できるとしたら、当日までに間に合わせる、それが私にできる唯一のギブだと思っているので、引き続き頑張ります。
神明市、新麺市、そして、ダルマート、イチカラマルシェ
みなさん、ぜひ遊びにきてください。


イチカラマルシェの会場設営をする協力隊の坂江隊員


ここから話は少し変わって、2月に入り新しい協力隊が3名加入した。
今の状況だけでいうと、8人中7人が一年目。かなりフレッシュなメンツだ。
そして私もまだ一年目であり、来月になると2年目に入る。

私は着任して数ヶ月した時から、まるで3年目のような動きだと、色んな方に言われることが増えた。
着任して4ヶ月で空き家を自費で購入し、8ヶ月目で飲食店をオープンさせ、今収入の軸を増やして、確実に定住へ向けての準備をしている。

地域おこし協力隊として活動する日々が、どういった動き方が模範解答で、地域の方から必要とされるのか、まだ正解はないと感じる中で、こういう動きもあるんだということを行動をもってして見せることができたと思う。

私は新しく協力隊が入った今この状況で、改めて自分がどういう考えで活動しているのか、書いてみようと思う。また一年前とは少し変わっているかもしれない。

私は大前提、町おこしをしたいと思っている。
地域活動にも参加したいと思っている。
だけど、今じゃないと思っている。
今、地域活動にフルコミットしたら、自分をすり減らすことになると思っているからだ。地域活動に参加するのは自分が自立できて、金銭的にも、時間的にも余裕ができてからだと。

じゃないと、使い捨てになってしまう。
だから3年後を見据えないといけない。
もっといえば5年後、10年後だ。5年後10年後でも、今の地域活動に参加しているメンバーを見る限り、最若手だろう。
それまでに勝負を決める覚悟で、この3年間を過ごすべきだと思っている。

だから圧倒的に、優先順位が高いのは、まず「自分」
私はいつも、ボランティアは嫌いだと言っている。
ボランティアのような活動をするとしても、そこに金銭が生まれる仕組みを、全力で考えて実施すべきだと思っている。
(悪ではない。圧倒的に資金力があるなら、別にいいと思っている)
要は、継続できないボランティアは、お互い疲弊すると考えているのだ。
圧倒的な資金や時間的余裕があるならまだしも、少ない資金や時間がない人が、それでもと言って行うのは素晴らしいと思う一方で、後々くる問題を後回しにして感情で動いている気がする。

地域おこし協力隊の話に戻るが、
率先して地域活動に参加するというのは、短期的な目で見ると、素晴らしいことのように見えるが、3年後定住している人が少ないというこの事実が、今のままの制度や考えだとダメだという、真実なのではないかと思う。
もっと長い目で見ないと。まず自立しないと。地域もそこに気づかないと。
三原市においては、地域はまだしも、行政がすごく理解してくれている。
異動があればまたわからないが。
ただ、自立するために、協力隊という肩書きがとても有効だという事実もある。
例えば、私だ。

もし私が、地域おこし協力隊ではなく、ただの個人事業主として移住し、まだ仕事もつてもない状況で突然空き家を使ってたこ焼きやを始めていたら、こんなに応援されただろうか。こんなにたくさんの人が来てくれただろうか。

私が協力隊として活動し、余っている時間を使って地域活動への参加を通して、さまざまな人に会わせていただき、私のことを知ってもらい、応援してもらっている。
メディアがそれを追いかけてくれる。

普通に移住して独立するよりも、圧倒的なリードをもらって起業ができるのが地域おこし協力隊だと思っている。

という観点で、さらに深掘りしていく。
会社を起業して、5年後10年後に残っている会社は、確か数%とかそんなだった気がするが、そこに関しては地域おこし協力隊で入ったかどうかは関係なく、誰に対しても当てはまる数字だと思っている。
独立して生き残れるのはたった数%だということだ。

であれば、この協力隊として活動している間に、色んな起業をして、その可能性を少しでも上げるべきなのではないかと思うのだ。
だって、会社が残っている可能性が5%だとしたら、2個起業しておけば、10%、4個起業すれば20%になる。
協力隊の人は、なぜか、一点張りにしようとする人が多い。
これで、この分野で起業するんだ。と。
ここに関しては、私見なので、参考程度にしてほしい。

だから協力隊の仲間に伝えたいのは、

「いや、もっと焦ろう。セーフティーネットがあるのは今だけだぞ。」

三原市協力隊、日当1万1250円、経費に月割約16万強
経費を日割りで考えると1日約2万をもらっていることになる。
ここを超えないと。期間中に。
そのための動きをしないと。
それかもしくは、圧倒的に固定費を下げた生活をすることで幸福度を上げる路線に変えるかどっちかだ。
(協力隊の中の半分がこっちの路線だと思うので、それは全然アリだと思うし、すごいなって純粋に思う)

みんなで頑張りましょうね。
私は一人でも行きますよ、本気なら、一緒に行きましょう。

ではまた。

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