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【編集秘話】母としての体験が原点『快適医院をつくるインテリア医学』水口真理子先生

 日本歯科新聞社で発行した書籍の制作の裏側をご紹介する【編集秘話】シリーズ。その書籍が生まれた背景や苦労話など、担当編集者だけが知る著者の人柄や魅力もお伝えします。 


 今回の【編集秘話】は『快適医院をつくるインテリア医学―もっと心地よく! もっと使いやすく!』の水口真理子先生!

水口真理子
メディカル・デザイン㈱代表取締役
自身が提唱する「インテリア医学」をもとに、“心と身体にやさしい医療施設や介護施設づくり” をサポート。
1987年コクヨ㈱に入社し、「インテリアコーディネーター」「1級カラーコーディネーター」を取得。2000年ラピス㈱設立、インテリア部門の責任者として数々の医療案件に携わる。
2013年メディカル・デザイン㈱の前身となるメディカル・スペースデザイン㈱を設立。
2021年より千葉大学園で福祉医療施設におけるバイオフィリックデザインを研究。
【著書】
『インテリア医学―理想的な病院のインテリア空間を提案』(鶴書院)、『快適医院をつくるインテリア医学―もっと心地良く! もっと使いやすく!』(ともに日本歯科新聞社)

建築現場で、期待以上の結果を出し続けてきた!

 歯科医院経営・総合情報誌『月刊アポロニア21』2009年1月号から、連載を通した水口真理子先生(メディカル・デザイン㈱)と弊社とのおつき合いは、かれこれ10年以上になります。

 その間、何より頭が下がったのは、「プロの知恵・技を惜しみなく使いながら、どんな困難も乗り越え、クライアントの思いに寄り添い、期待以上の結果を出す」という実力の高さ、責任感、お気遣いです。

 建築現場って、ほんとうに大小さまざまなトラブルが起きるんですよね……( ̄◇ ̄;)

 誰よりも柔らかい素敵な笑顔と、誰よりもタフな度胸で、不可能を可能に変えた姿を、何度も拝見しました♪

出版の延期を決めたはずが…

 今回の本づくりでも、最後の追い込み…という時に、高熱を出されていたにもかかわらず、沖縄までご講演に行かれたことがありました。

 なかなか体調が戻らなかったため、「さすがに本の出版を延期しましょう…」と提案し、一旦印刷所にキャンセルをかけました。

 すると、不死鳥のごとく復活され、さらには、

 「このページをこうしてみてはどうでしょう!」

 「こういう写真を足したらわかりやすくなりそう!」

 「表紙の写真の許可をいただきに、直接(横浜から)神戸に行ってきます!」

 と、全力を注いでくださったのには、心底驚きました。

 おかげで、開催を控えていた医院デザインフェアで、無事、お披露目ができました!!


原点は「母なる愛」

 編集作業を進めている最中の、編集部のドジぶりも、サクッとフォロー。何度も助けていただいて、ありがとうございました!!

 そもそも水口先生がメディカルデザイナーを目指した経緯は、お子さんが入院中、母親として付き添ったときに感じた、「本人と家族の不安を大きくする、病室の冷たさへの違和感」です。

この本の原点は、母なる愛です。

自信を持って宣言できます。

「あなたの医院の患者さんや、働く人を快適にできる本ができましたよ~!!!」(*^^*)/


「水口先生に講演を依頼したいんだけど……」など
お気軽にご相談下さい♪
※もちろん、仲介料などはいただきません!

㈱日本歯科新聞社・制作局 TEL:03-3234-2475


水口真理子先生の動画「コロナ禍でも医院が繁栄する3つのポイント」はこちら↓



この記事を書いた人
水野麻由子【日本歯科新聞社制作局】
制作局ディレクター、歯科出版アドバイザー。歯科医院経営・総合情報誌『アポロニア21』の企画・編集に25年以上携わり、経営書を中心に50冊以上の書籍を企画・取材・編集。
ヒトの「肩書」と「顔」がなかなか覚えられないが、才能は忘れない。ヒト、モノ、会社などの「ここがすごい!」という光っているところを見出すのが得意かも。

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