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DECADE & Nights of The Knife 2024

はじめに


「TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days 〜STAND 3 FINAL〜」day33 立川公演に行ってきました。
TMのライブはDEVOTIONツアーの国際フォーラムDay24以来です。

今回は通してライブレポートを書こうと思っていたのですが、一曲目のみで充分なボリュームになってしまったので、抜粋して書いていきます。

Opening~M01

オープニングのムービーが始まり、気持ちが高揚していきます。
この感覚は何回ライブに行っても変わることがありません。

更に近年のTMのライブは特に演出を見逃せないので、集中してそのメッセージを見ながら頭を巡らせていきます。

オープニングムービーから流れてくる音楽の中で「ポコポコポコ……」と聞き慣れた音色が耳に入ってきました。

期待に胸が高鳴ります。

流れるイントロが完全にNights of The Knifeであると確信したころ、ステージの三人が目に入ってきました。
TM NETWORKの登場と同時に会場をマグネットライトの光の波が走りました。

ウツが歌いだしたころにはもう僕の目は潤み、視界がぼやけました。
誤解を招きたくないので説明しますと、これは悲しみの涙ではなく感動の涙です。

僕はNights of The Knifeがとても好きなのです。

TMの最初の10年間の集大成ともいえる曲であり、歌詞はとても前向きな内容に聞こえますが、TMNプロジェクトの終了を象徴するテーマ曲のような位置づけです。言い換えると、TM自身のストーリーのタイアップ曲みたいなイメージです。それらが重なり合うことで、歌詞に含まれる「見えない力」が宿っている曲だと思います。
FANKS以外にももっと評価されるべきTMの曲の中の一つな気がしています。

でも、そんな大好きな曲を10年前に聞き損ねてしまったという後悔がありました。

Last Regrets

さかのぼること10年前。QUIT30ツアーの話になります。
横須賀、大宮、東京と関東公演がある中で大宮・東京公演は行こうと即決したのですが、初日の横須賀は迷った挙句、チケット抽選にエントリーしなかったのです。
このNights of The Knifeが演奏されたのは、結果初日のみでした。

その頃はNights of The Knifeは「TMN終了」のイメージが今より強く、会場の空気がツアーテーマにそぐわない空気になってしまったようで、以降のセトリから外されたという経緯があります。
やっぱりリアルタイムに終了を体験したFANKSからするとしんみりしてしまうのでしょうね。

僕はというと、その後もNights of The Knifeを時折聞いては、「いつかまた生で聴ける日が来るのだろうか」と思いながら日々過ごし、TMの活動を追っていました。小室先生が引退していた時期も聞いていました。

DECADE(2014 to 2024)

そしてようやくNights of The Knifeを聴くことができました。
この10年間の想いが募り重なり初っ端から感無量となってしまいました。

何度も何度もラスグルの映像で観てきたNights~を想起するように、CDで繰り返し聴いて合わせて口ずさんだ日々を思い出すように、歌詞の一つ一つを噛み締めながら全身で聞きました。もう後悔のないようにと。
10年分の想いを込めて僕は声は出さずに心で歌いました。
ここで僕の想いは昇華されたような気がします。

Nights of The Knifeを聴いていま感じていることは、僕にも――終了の4001日に間に合えず5001日目から歩き出したFANKSである僕にも――「Nights of The Knife」と「10年間<DECADE>」を結ぶこのような僕なりの物語が生まれていたんだということです。
それは本当にかけがえのない僕の思い出となりました。

さいごに

僕はこの10年間待ち望んだこの曲を聴けて本当に嬉しかった。
そんな嬉し涙で「STAND 3 FINAL Day33」立川公演はスタートしました。
まだ一曲目しか語れておりませんが、本当に素晴らしいライブでした。

それではまた、いつか逢える日に――

余談

夢見心地で帰宅後、YoutubeにあるNights of The KnifeのMV見ていたらこの日のライブのことを思い出してじ~んと来てしまいました。
また生で聴きたいなぁ


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