献血に行って思い出したこと

こんにちは。しかないかよこです。
昨日、久しぶりに献血に行きました。講座を受講されたYさんがFacebookで献血への思いを投稿されていたのを読み「そういえば、最近、献血に行ってないなぁ」と思い「年内に行ってみよう」と考えていたのです。

思い返せば、私が献血に初めていったのは、16歳の誕生日を迎えた時です。献血が16歳からできるので、記念にといったら不謹慎ですが、16歳になって勇んで行ったことを覚えています。その後は、献血手帳をお財布に入れて、献血バスを見かけて可能な時は献血していました。18歳になり400mlができるようになった時は、嬉しかったことを覚えています。私はとりたてて、高い志があるわけではなく、ボランティアと自分の健康チェックもできるので、一石二鳥だと思っていました。

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そんな私ですが、いつの頃からか献血とは縁遠くなっていました。
あんなに目に入ってきた献血バスも目に留まらない。

今回、Yさんのフェイスブックの投稿を見て「ネットで予約ができる」と知ってチャレンジしたものの上手くいかず「献血のためだけにコロナ禍で出かけて、長時間待つのもなぁ」と思っていました。そんな時、たまたま渋谷での予定が早くすみ、ネットで検索したら「ハチ公前献血ルーム」があるじゃないですか!ちょうど、12時過ぎで昼食がまだでしたが、まずは、献血の予約をしようと献血ルームに向かいました。すると、たまたま予約の人が少なくて「13時からのベットで献血ができます」ということで受付を進めました。

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受付の方は、久しぶりの献血で要領を得ない私にも、一つ一つ丁寧に説明してくださいました。私の記入したデータを調べて下さり、前回の献血した日が判明しました。なんと、H10年でした。H10年ってどこで何してた?西暦何年だ?と瞬時にはその年に戻れません。H10年は西暦1998年で、結婚して東京に住み、まだ長男を授かる前でした。この年は2月と10月に献血をしていたようです。それから時間が経つこと22年です。「そんなに長い間献血をしてなかったんや」と、とてもびっくりしました。

今は、時間と心に余裕ができましたが、いかんせん健康に自信なし。コロナ禍で携帯の歩数計が50以下の私は運動不足は否めません。秋の健康診断では問題なしだったので幾分、安心していましたが「献血できる身体だと良いのだけど」と不安はぬぐえません。

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受付が終わったら、次は、問診。私がお昼が未だであると告げると「お腹がすいていませんか?献血の前に受付でもらってたべてくださいね」とウエハースの引換券を私の問診票につけてくださいました。私は時間があるので、成分献血かできれば400mlの献血をおこなうことになりました。

次は、少量の血液をとり、献血できるか調べる検査でした。
最初は、成分献血ありきで進んでいましたが、血液を調べたら、なんと比重が基準をクリアしていたそうで「あっ、比重が超えてるわ。400mlでもよいですか?」と、急遽400mlになりました。

その後は、広い待合室でゆったりとウエハースと飲み物を頂き、順番を待ちました。待っている間に驚くべき光景が!!ベビーカーを押した二人連れの方がいらっしゃり、献血をされるとのこと。子育てで気持ちが献血に向かなかった22年を過ごした私には衝撃的でした。(ただし、献血後はたちくらみをすることもあるらしいので、お一人でベビーカーのお子さんとご一緒に献血をする事は、受付でご相談ください。)

順番がきて、献血のベットに向かいました。土足で上がれるようになっているのでびっくりです。まるでアメリカの歯医者さんみたい。献血の間は、時々、足首を動かして体操するようご案内がありました。そして何より驚いたのが、握る棒がない。恐ろしくて「握る棒はないんですか?」とは聞けませんでした。きっとこの若い看護婦さんはご存知ないでしょうから。

順調に献血は進み、終わった後は、血圧を測り、注意事項をききました。「400mlの汗をかいたのと同じだから、水分はしっかりとるように。献血した方の手では重いものを持たないように。時折立ち眩みをする方もあるので、その時はすぐにしゃがむように。」と言われました。恐る恐るベットから降りましたが、大丈夫です。受付へいくと、今度はアイスクリームが渡されました。至れり尽くせりです。献血後20分ほど、待合室で飲み物とアイスクリームをいただき過ごしました。大きな窓からは、ハチ公とその周りのクリスマスイルミネーションが見え、解放感があり、椅子もゆったりとして、とても居心地よいスペースでした。

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ゆっくりとお茶をいただき、のんびり過ごした後、献血ルームを後にしました。時間は14時過ぎでした。2時間ほどの滞在です。

帰宅して献血ルームでいただいた献血カードをもとに、ネットの登録を試みました。「ラブラッド」という名称です。献血カードがあれば登録できます。(献血カードがないから私は事前に予約ができませんでした)これで次回からネットで献血の予約ができます。さらに驚いたことに、翌日に、献血の結果がネットで確認できました。22年前は、数日後に封書でお知らせだったのに・・・。浦島太郎のような気分です。

こんなに献血が進化しているとは驚きました。ネットで予約できるし、結果も管理できます。これからは、ネットを積極的に活用したいと思います。「献血は、16歳の私にでもできる身近な社会貢献の一つ」と思って、献血を始めたことを思い出しました。そして、16歳の時、初めて献血に向かうドキドキが、今回、久しぶりに献血に向かうドキドキと同じだったなぁと思い、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。帰り道、青空がとても清々しく感じました。

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